ニキビの種類と治療法
ニキビ治療について
当院ではニキビの治療に関して、有効と証明されているものはほぼすべて網羅しております。難治性のニキビでお困りの患者様にも多数ご来院いただき高い評価を得ております。
よく保険診療のニキビ治療でニキビは改善しますか?というご質問をいただきます。
市販薬や保険診療の治療で改善する場合もございますが、かなり時間がかかってしまう事があり、何回も繰り返すニキビ等保険診療の治療を受けて改善が見られないと判断した場合は自由診療をご案内しております。
当院ではニキビ治療だけでなく、ニキビの出来にくい肌質になるためのサポート、ご自宅で出来るニキビ対策やスキンケアのご案内もしておりますのでお気軽にご相談ください。
まずはカウンセリングからご予約ください。
ニキビの種類
黒ニキビ(開放面皰)
黒ニキビとは毛穴に詰まった古い角質が正常に除去されずに、皮脂や角質などと一緒になって毛穴に蓄積された状態のものです。毛穴の入り口付近に角質が溜まることや、皮脂が酸化して黒く変色しているためこのように呼ばれています。
<保険診療>
アダパレン(ディフェリン)や過酸化ベンゾイル(べピオ)等外用薬
<自由診療>
ケミカルピーリング
白ニキビ(閉鎖面皰)
白ニキビは毛穴に皮脂や角質がたまっている状態です。皮脂の分泌量が多いか、毛穴が閉塞することで発症します。コメドとも言われています。
<保険診療>
アダパレン(ディフェリン)や過酸化ベンゾイル(べピオ)等外用薬
<自由診療>
ケミカルピーリング
赤ニキビ(浅在性の炎症性皮疹)
赤ニキビは毛包にたまった皮脂が周囲に漏れ出し軽い炎症が起こった状態です。通常は直径5mm以下で、押すと軽度の痛みを感じます。
化膿したニキビ(膿疱)
このニキビは赤ニキビの炎症がさらに進展した状態です。皮脂のたまった毛穴にニキビ菌が感染しています。そのままにしていると毛包壁が破壊され、毛包内容物が大量に周囲に流れだします。表皮は壊死しており、放置した場合は、瘢痕になってしまうリスクが高まります。
嚢腫・硬結(深在性の炎症性皮疹)
このニキビは強い炎症を繰り返し、毛包が破壊されて、膿がたまり壊死組織、肉芽が作られ、周囲に線維化している場合が多いです。瘢痕やケロイドになるリスクがきわめて高いニキビです。
瘢痕(ニキビ跡)
ニキビ跡はニキビを繰り返すことにより、皮膚が再生される過程で新たな炎症を起こし、皮膚の再生に問題をきたすことで発症します。体質にもよりますが、ニキビを放置した期間が長ければ長いほど発症リスクは高まります。コラーゲンの増生により生じる肥厚性瘢痕や、コラーゲンの消失による陥凹性瘢痕(いわゆるクレーター)に分かれます。
ニキビ跡ついての詳しい解説はこちら
部位別のニキビ・ニキビ跡治療法
部位別のニキビ・ニキビ跡治療法については、下記のページをご覧ください。
治療法について
ニキビの保険診療の問題点
最重症型のニキビやホルモンの乱れによるニキビの場合には保険治療では十分でない。
通常のニキビであれば保険診療である程度の改善は見込めます。しかし膿んだニキビがまとまってたくさんできてしまう『集簇性ざ瘡』、急激に多数のニキビができてしまう『劇症型ざ瘡』、ホルモンの乱れによる場合、日本の診療の範囲では治療困難となります。
それらの重症ニキビの方には
を推奨しております。
時間がかかりすぎてしまう。
保険診療でのニキビ治療に関しては時間がかかりすぎると感じている方も多いです。通常保険診療であれば十分にニキビが改善するまで、6-12ヶ月かかりますが、その時間を長すぎると感じる方は自由診療を検討してもいいでしょう。
ニキビをとにかく早く治したい人は下記自由診療をご案内いたします。
つけ薬が肌に合わない方がいる。
実はこれが最もお困りの方が多いかもしれません。ニキビのつけ薬はかぶれなどの副作用があり、それが原因で治療ができないという方は割と多いです。
・エピデュオ
約10%の方に皮膚刺激症状が現れます。皮膚の乾燥、皮向け、赤みなどを、軽度のものを合わせると80%以上の方で副作用が見られます。
・ディフェリン
肌の乾燥や不快感、皮向けといった軽度の副作用も合わせると、78.9%の方に副作用が現れます。
・ベピオゲル
皮向け、刺激感、紅斑、感想といった軽微な副作用も合わせると43.7%の方に副作用が現れます。
・デュアック
乾燥、皮膚炎、皮向け、紅斑がそれぞれ5%以上の方に見られます。
これらの薬剤を除くと、日本で使用できるニキビ治療に有効な薬は抗生物質しかなく、十分な治療を行えない可能性があります。
肌質の改善が困難
ニキビをできにくい肌にしたいという方はフォト治療やケミカルピーリング、イソトレチノインの内服を行うといいでしょう。
難治性のニキビ治療
ニキビ治療は保険診療も大変優れた治療なのですが、それだけでは十分にニキビが改善しない方が10%ほどおられます。何度も繰り返すニキビや難治性のニキビについては自費治療をご案内しております。
ニキビに対して抗生剤、つけ薬などあらゆる治療を行っても改善がなかった方ですが、フォト治療3回で顕著に改善しています。
料金:トライアル16,500円~
◆主な副作用:主な副作用・・・軽度の熱傷、痂皮化(かさぶた化)、肝斑の悪化※症状、肌質により効果に差があります。
諸外国で、ニキビ治療の切り札としてよく用いられているビタミンA誘導体のイソトレチノインやホルモン療法で使われるスピロノラクトンなどは保険適用では使用することができないため、時に保険治療では限界となり、自費治療が必要となります。
当院で行っているニキビの自由診療について
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングの薬剤がニキビ菌を殺菌します。また、毛穴の閉塞の原因となっている毛穴の出口付近の過剰な角化に対して、ケミカルピーリングの酸が作用しその角化を緩め、毛穴の流れを良くする働きもあります。
フォト治療
フォト治療によるIPL(特殊な光)はニキビ菌を殺菌するだけでなく、ニキビによる炎症でできてしまった余分な血管にダメージを与え、その赤みの収束を容易にします。
料金:トライアル16,500円
◆主な副作用:痂皮化(かさぶた化)、 色素沈着、ニキビが治りきらない、肝斑の悪化 ※症状、肌質により効果に差があります。
アグネス
針の先端からRFが放出され、ニキビの原因となっている皮脂腺を破壊します。何度も繰り返すニキビ、袋状に硬くなってしまったニキビ、付け薬や飲み薬では改善が乏しいニキビに有効です。
炭酸ガスレーザー治療(大宮院限定施術)
袋状になったニキビの治療に適した治療です。毛穴が潰れて皮膚の中に皮脂、皮脂腺、そこに感染したニキビ菌や膿が埋め込まれたような状態はつけ薬や飲み薬で完全に改善することはありません。一時的に良くなったとしてもなんども繰り返してしまうことが予想されます。 これらの場合、炭酸ガスレーザーというレーザー手術で使われるレーザーで袋状になったニキビに穴をあけ、そこから中にたまったものを排出させる必要があります。
局所麻酔を行なった上で治療を行います。 1週間程度軟膏をつけることで傷がふさがります。
イソトレチノイン内服
上述の通り、イソトレチノインは重症ニキビ治療の切札となる薬です。また適正量を6-9ヶ月内服することでニキビを完治させる可能性のある(再発させない)唯一の治療法です。
▼こんな方におすすめ▼
・重症ニキビの方
・保険治療で改善がない方
・ニキビができると必ずニキビ跡ができてしまう方
・ニキビを繰り返して精神的に参っている方
その反面で、妊娠中、もしくは妊娠の可能性のある方に は禁忌であり、副作用もそれなりに起こりうる薬のため、当院のような処方経験の豊富なクリニックで使用されるべき薬剤と考えています。
メニュー | 料金 |
---|---|
10㎎ 30錠 | 初回 23,650円 |
ハイドラシャワー
(アクアピーリング)
ピーリングとは、肌表面の古い角質をゆっくりと取り除き、肌の細胞に刺激を与えて新陳代謝を促進させる治療のことを言います。
そしてハイドラシャワー(アクアピール)とは、専用ソリューションを使用したピーリングのことです。ペン型の吸引器の先から専用ソリューション(専用美容液)を少しずつ出して、お顔にすべらせ施術をしていきます。スパイラル状の水流と吸引で肌の負担を抑えながら、角質除去、皮脂・毛穴ケア、スキンケアを行います。
メソアクティス
電気の力を利用し、ビタミンCやビタミンAなど有効成分を皮膚の奥まで届けます。ビタミンCは抗炎症作用があります。ビタミンAは抗炎症効果とともに毛穴の通りを良くする効果があります。
よくある質問
甘いものの過剰摂取や乳製品の過剰摂取によりニキビができやすくなることがわかっています。甘いものに関しては、インスリンの急速な分泌を促し、ホルモンバランスを撹乱させることでニキビを悪化させるという説があります。
そのほか欧米化された食生活はニキビの遠因とされ、欧米化されていない伝統的な食事を行っていた地域の方々にはニキビが見られず、その後、食事が欧米化されてからはニキビが増えたという事例もあります。
食物添加物、動物性脂肪、糖分はいずれも現代では過剰摂取が危惧される食べ物ばかりですので、迷ったら少し控えるのが良いと思います。
Q1でもふれたとおり、インスリンの急速な分泌がニキビを増悪させるとの説があります。急速なインスリンの立ち上がりがそのほかのホルモンを攪乱し、ニキビを悪化させるといわれています。 逆に低GI食(インスリンがゆっくり分泌される食事)はニキビにいいといわれています。つまり白米より玄米の方がニキビにいい可能性があります。 欧米化されていない、伝統的な和食が参考になります。
思春期のニキビの原因はホルモンの影響で、皮脂の分泌が盛んになることと、毛穴の角質が肥厚し毛穴が詰まりやすくなることに尽きます。 それに対して大人のニキビは、ストレス、ホルモンの乱れ、生活環境、化粧品の影響が複合的にまじりあって発症しています。 治療法は大きくは異なりませんが、セルフケアはやや異なります。一例をあげますと、思春期のニキビの方にはある程度の洗浄力のある石鹸で洗顔することをお勧めしますが、大人の方には一概にそうは言えず、敏感肌用の石鹸を勧めさせていただきます。
はなふさ皮膚科でも面ぽう圧出術というニキビをつぶすことによる治療をする場合がありますが、黒ニキビ等炎症の伴わないものに限られます。さらに面ぽう圧出術は意外と難しいのでご自身で行うのは避けた方がいいです。 炎症のあるニキビをつぶしてしまったり、力任せにニキビをつぶしてしまうと、ニキビ痕になる可能性が高いので、やらない方がいいと思います。一旦ニキビ痕になってしまえば、その治療には少し根気がいります。
ニキビ対策には1日2回、朝夕の洗顔が基本となりますが、ニキビ用石鹸や敏感肌用石鹸を使うのが良いでしょう。しっかり泡立てて、優しく泡で洗ってください。すすぎ残しがないようにしっかりすすいでください。
肌質にもよりますがニキビがある場合も適度に保湿したほうが良いです。洗顔後、化粧水や乳液で保湿していただきます。乾燥肌になると皮膚に炎症が起こることで毛穴の通りが悪くなり、ニキビの原因となることがあるからです。ただし、油脂性のクリームやオイルを使った過度の保湿は毛穴をふさいでしまうためニキビ治療には逆効果となります。
可能な限りノンコメドジェニックと書かれている、ニキビ用の化粧品を使ってください。使ったときに刺激感がなく、簡単に洗い落とせるものがニキビには良いです。 一般的には油分をあまり含まないものの方がよいでしょう。そういう意味では、リキッドファンデーションより、パウダーファンデーションの方がニキビのある肌には適しているということになります。化粧をするときは、肌をなるべく擦らないように行うことが大切です。
市販のニキビ治療薬には、明確に効果があるものは無く、積極的に勧めることはほとんどありません。
睡眠不足やストレスがニキビを悪化させることが分かっています。ストレスにより、掻破行動(ニキビを触ったり、擦ったり、つぶしたり)が助長されニキビが悪化するとされています。またストレスによりCRHというホルモンの分泌が増強し、CRHが直接、皮脂腺に作用し、皮脂産生を促すことで、ニキビを悪化させるというメカニズムもあります。
まずはカウンセリングからご予約ください。
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