腋臭症の低侵襲手術
腋臭症の低侵襲手術について
※現在当院ではサブシジョン法はおこなっておらず自費の皮弁法でのご案内となります。
サブシジョン法とは
サブシジョンとは比較的新しい手術方法で、皮膚に小さな穴を開けてそこから掘るように皮膚、皮下組織を切断していく方法で、体に傷がつきにくくなる、いわゆる低侵襲手術の一種です。
日本ではニキビ跡の陥凹性瘢痕に対して行われることが多いです。
それを腋臭症にも応用したのが本法です。
2010年には腋臭症に対してサブシジョンを行なったことがLiu Qらによって報告されています。
その後世界中で優れた効果と整容面で傷が極めて小さくて済むことから今後の普及が見込まれる治療法です。
2020年5月現在、腋臭症に対してサブシジョン法を行なっているのは当院で調べた限りでは当院のみになります。
サブシジョン法がオススメの方
-
腋臭症の治療をしたいが、なるべく傷を作りたくない方
-
なるべく人にバレないように腋臭症の治療をしたい方
治療が受けられない方
- ・精神疾患のある方
- ・ご自身のにおいを気にしすぎる方
- ・妊娠中の方
- ・二次性徴が終わっていない方
まずはお電話にてカウンセリングをご予約ください。
腋臭症の治療
腋臭症の治療法は様々あり、非手術的なものでは
・アルコール消毒
・制汗剤
・ボトックス
・マイクロウェーブ(ミラドライ、ビューホット)
・そのほかレーザーなどを使った治療
が行われていますが、再発リスクが大きく十分な効果を得られる可能性は少ないです。
そのためそれらで十分な効果を得られない場合は手術を行うことになります。
手術法は
①切除法
②皮弁法
③サブシジョン法があります。
①切除法
切除法は単に腋窩の有毛部をきって縫い合わせるだけの手術で治療後、腋が引きつれ腕を挙げにくくなったりなどといった副作用が起こることがあります。そのため現在では例外的な場合をのぞいてほとんど行われていません。
②皮弁法(当院ではこちらの手術は自費で行っております。)
皮弁方は保険適応でできる手術の中では優れた方法なのですが、3−5cmほどの長い傷が片側あたり1、2本できてしまいそれなりに目立つ傷ができてしまうのは避けられないでしょう。また傷跡が引きつれたり、皮膚潰瘍を起こしたりするリスクも比較的高い治療法です。特徴的な傷跡から術後は腋臭の手術をやったことが人にわかってしまいます。その為当院では細心の注意を払いながら慎重に治療を行うべく状況に応じ自費治療にてご案内しております。
③サブシジョン法
当院では、傷跡をなるべく残さずに十分な結果を出すためにサブシジョン法を積極的に行なっています。
サブシジョン法は1cmほどの傷から特殊な剪刀を挿入し、裏側からアポクリン腺を剥離していく方法です。
腋臭症について知りたい方はこちらをご参照ください。
サブシジョン法のメリット・デメリット
傷が極めて小さくて済みます。
またダウンタイムも皮弁法よりかなり少ないのが特徴です。
熟練した技術が必要であるため、誰でもできるわけではないというデメリットがあります。
特にアポクリン腺を除去する際に繊細なテクニックが必要になります。
ただし再発率は特に高くなく、5%程度で皮弁法と変わりありません。
保険が効かず自費治療になります。
手術後の注意点
手術48時間は安静が必要です。ガーゼもそのままにしておいていただければと思います。
術後48時間経てば、ガーゼを外してシャワー浴を行なっていただきます。
術後1週間は入浴はやめてシャワー浴のみでお願いします。
術後1週間は運動もお控えください(散歩は可能)。
副作用
最小限にいたしますが0.5cmから1cmほどの傷が数カ所残ります。皮弁法と比べるとはるかに少ないです。
ケロイド体質の方はケロイドができる可能性があるので、事前に医師とご相談ください。
どの報告でも再発率は5%程度で従来の手術と比べて決して高いわけではありません。
いずれも通常の小手術と同じです。
施術の流れ
料金表
メニュー | 料金(税込) |
---|---|
片側 | 275,000円 |
両側 | 440,000円 |
- ※皮弁法の料金となります(税込 麻酔代、薬代を含む)
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志木院
※掲載内容・料金は更新時点での情報の場合がございます。
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