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顎ニキビ、ニキビ跡

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顎のニキビ、ニキビ跡

顎ニキビの原因

思春期から大人まで悩まされる事の多い顎ニキビ。いくつか原因がありますので、一つずつご紹介します。

皮脂腺が多い

顎やフェイスラインは、額や鼻ほどではないにしろ、皮脂腺が多く発達しています。つまりもともと皮脂過剰になりやすく、ニキビができやすい部位と言えます。

外的刺激

顎は何かに触れていることの多い部位とも言われています。マスクや布団、髪、頬杖などの顎に触れる癖…思い当たる節はないでしょうか。
外的刺激により角質は炎症を起こしやすくなります。炎症が起こると毛穴が閉塞しやすくなります。また、触れることで毛穴に雑菌が入る原因ともなります。

ホルモンバランスの乱れ

前述の通り顎・フェイスラインは皮脂腺が多い部位です。ホルモンバランスの乱れにより皮脂が過剰になると、より一層ニキビができやすくなります。

ストレス

ホルモンバランスの乱れと同様、人間はストレスにより皮脂量が増加します。睡眠不足・不規則な食生活・心理的ストレス・紫外線…
ストレスの種類は沢山ありますので、自身の生活を見直してみることも大切です。

顎ニキビの治療方法

顎ニキビの治療方法として、自宅ケア・クリニックでの治療をご紹介します。顎ニキビが軽度の場合は自宅ケアのみで治療が完結しますが、繰り返す方・重症の方は両方行うことが大切です。

顎ニキビができているときのスキンケア

炎症時はなるべく刺激を与えない

ニキビができると気になって色々とケアしたくなってしまいます。しかし、炎症が起こっているとき(=赤くなっているとき)は余計な刺激となりかねません。最低限のケアが一番です。
白ニキビ・黒ニキビの時は、日常的な自宅ピーリングは問題ありません。

内容物を押し出さない

どの段階のニキビにも言えることですが、爪や器具でニキビの内容物を押し出すのは危険です。傷が広がり、炎症が残り、ニキビ跡に移行してしまいます。
内容物の排出は、クリニックで処方された塗り薬orクリニックでの処置にお任せください。

クリニックでの治療(保険適用)

保険適用の治療として、

●飲み薬
●抗菌剤塗り薬
●ニキビ用塗り薬

があります。
飲み薬・抗菌剤の塗り薬はどちらも炎症が酷い赤ニキビの治療に用います。ニキビ用塗り薬は主に白ニキビ・赤ニキビに有効です。角質を薄く剥がして詰まりを改善する作用などがあります。
下記のページで紹介しております。

ニキビ治療について

クリニックでの治療(保険適用外)

保険適用の薬は大変優秀ですが、治療に時間がかかる・重症化したニキビには効果が薄いなどの問題点もあります。その場合、自由診療をおすすめしています。

フォト治療はニキビの赤み・皮脂腺の破壊作用、ニキビ菌の殺菌効果を持ちますし、ピーリングはニキビ菌の殺菌効果、毛穴の閉塞の解除、肌質改善に高い効果を示します。イソトレチノインはニキビ治療の切り札とも言われ、副作用が多いものの難治性のニキビに非常に有効です。

顎ニキビの予防方法

顎ニキビはその特性上、繰り返しやすいことが特徴です。自宅での予防も心がけることが大切です。

洗浄(※洗顔・掛け布団のこまめな洗濯)

洗顔の重要性は言うまでもないことですが、特にフェイスラインは骨格上、洗顔料のすすぎ残しが多い箇所でもあります。洗顔時に首まで洗い、すすぎ残さないようにするなど工夫が必要です。
掛け布団は顎に高頻度で触れるため、こまめな洗濯が必要です。「ちょっと大変」という方は、掛け布団が顔に触れる箇所にフェイスタオルを掛けてみてください。フェイスタオルを毎日交換するだけでも格段に清潔です。

刺激の軽減

顎に触れる物を少なくすることも重要です。髪が触れないようにする・顎を触る癖を直すなど、生活習慣を見直してみてください。また、男性の場合髭がニキビの原因となるケースも多くあります。
髭があること自体による毛穴の詰まり・髭剃りによる皮膚刺激など、ニキビを誘発する因子が多くなってしまいます。
医療脱毛を行うことで、角質の詰まりを改善できます。髭剃りの必要性もなくなるので、髭脱毛により肌質が改善した例は多数ございます。
はなふさ医院では、

●肌荒れしていても脱毛が可能(状況にもよる)
●デザインして脱毛することも可能

など、患者様の要望に合わせた脱毛が可能です。
別ページにて詳しくご紹介しております。ぜひご相談ください。
ニキビ改善を目的にする場合、完全に脱毛する必要はありません。髭が薄くなる程度でもニキビには効果的です。

ストレス軽減

言うまでもないことですが、ニキビにストレスは大敵です。
精神的ストレス以外にも、

●睡眠不足
●不規則な食事
●紫外線
●汗をかいたまま放置する
●化粧

など、身体にとってのストレスを軽減することも大切です。
ぜひ、ご自身の身体を労わってあげてください。

ホルモンバランス改善

ホルモンバランスが乱れている場合、ニキビもさることながら「ホルモンバランスが乱れている」こと自体が問題です。まずは内科や婦人科などを受診し、ホルモンバランスの乱れを改善しましょう。
特に女性の場合、月経や出産、更年期などホルモン量の増減が激しいものです。思春期から大人までホルモンバランスの乱れに悩み続ける人も多いのではないでしょうか。
低用量ピルや漢方など、現在は安全性が高い製剤が多く発売されています。我慢せず、「ホルモンバランスの改善」と「ニキビ治療」を両立させていきましょう。

顎ニキビ跡の治療方法と自宅ケア

顎のニキビはニキビ跡に移行しやすいニキビです。ニキビ跡の種類によって、治療方法が異なりますのでご紹介します。
また、こちらでご紹介している治療法はほんの一部です。治療法は下記「ニキビ跡」ページで多数紹介しておりますので、併せてご覧ください。

ニキビ跡について

赤み

炎症がまだ残っている状態、または血管が拡張したり新しい血管が作られている状態です。このニキビ跡には

●フォトフェイシャルで治療
●日焼けを避ける
●保湿

が有効です。

治療方法
フォトフェイシャル

フォトフェイシャルとは、IPLという特殊な光線を照射する治療方法です。この光線により過剰な血管を収縮・消退させ赤みを消していきます。シミやニキビそのものにも効果を発揮します。
詳細は「フォトフェイシャルについて」をご覧ください。

自宅ケア
日焼けを避ける・保湿する

クリニックの治療と並行して、日常的に日焼けを避け保湿しましょう。紫外線や乾燥は肌を簡単に傷つけ、ニキビ・ニキビ跡を悪化させます。
クリニックで治療していても、日常的に肌を傷つけていると治療効果が十分に発揮されません。季節を問わず日焼け止めを使用し、丁寧に保湿することが大切です。

炎症後色素沈着

ニキビの炎症によりメラニンを生成する細胞が活性化し、炎症部位が黒く残ることがあります。これが炎症後色素沈着です。
赤みから色素沈着に移行する例が多い印象です。殆どは自然治癒するニキビ跡ですが、年齢を重ねるにつれ目立たなくなるまでに時間がかかります。クリニックでは、

●ケミカルピーリング
●ハイドロキノン・トレチノイン

などで治療します。
自宅でのケアは赤み同様、紫外線を避けることが大切です。

治療方法
ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、化学溶剤を用いて角質を薄く剥がし、新陳代謝を高める治療です。固く剥がれなかった角質を少しずつ剥がし、健康な皮膚を露出させることで肌の新陳代謝を正常に戻します。
詳細は「ケミカルピーリングについて」をご確認ください。

ハイドロキノン・トレチノイン

メラニン生成を強く抑制し、シミや炎症後色素沈着を改善させます。とても強力な薬ですが、乾燥しやすく肌への刺激が大きいため、用法用量をきちんと守ることが必須です。
詳細は「トレチノイン・ハイドロキノンについて」をご覧ください。

自宅ケア
日焼けを避ける

炎症後色素沈着はメラニンが過剰に生成されることが原因です。紫外線や乾燥の刺激により、肌は容易にメラニンを生成します。
クリニックで治療していても、日常的にメラニン生成を促進していては効果がありません。季節を問わず日焼け止めを使用しましょう。

クレーター

ニキビの炎症が真皮に到達し、ニキビだった部分が陥没して見えるニキビ跡を指します。原因として真皮に広がった炎症によりコラーゲンが生成されず皮膚の一部がへこむ・周辺組織のコラーゲンが大量生成されるなどが挙げられます。

治療方法

ニキビ跡の中でも最も治療が難しいとされており、保険適用での治療はほぼ不可能です。はなふさ医院ではクレーターの種類によって治療法を選択しております。
一例として、

●ポテンツァ
●炭酸ガスレーザー
●サブシジョン

をご紹介します。

ポテンツァ

ポテンツァとは本来機器の名称であり、治療法としては「RFマイクロニードリング療法」という治療法の一つです。49本の微小な針を肌に刺し、先端からラジオ波を流します。
その結果、

●針を刺すことで細胞を刺激し、コラーゲンの生成を促す
●ラジオ波を流すことで異常形成された真皮のコラーゲンを収縮させ、滑らかに再構築する

などの作用がもたらされ、クレーター型のニキビ跡を徐々に平にしていきます。
別ページ「ポテンツァについて」で詳しく紹介しております。

炭酸ガスフラクショナルレーザー

点状にレーザーを当て、新陳代謝を高めるとともに真皮コラーゲンの再構築を促す治療法です。
ポテンツァと機序は異なりますが、「肌に細かい傷をつけることで自己再生能力を刺激し、肌を綺麗にする」という方向性は同じです。
炭酸ガスフラクショナルレーザーの特徴として、

●角質層を薄く蒸散させ、ピーリングのような効果を持つ
●レーザーが真皮を刺激し、コラーゲンの再構築を促す

などが挙げられます。
詳細は「炭酸ガスフラクショナルレーザー」でご確認ください。

サブシジョン

クレーターの多くは酷い炎症により表皮と筋組織が癒着し、クレーターの下が固く線維化してしまいます。サブシジョンとは細い針を刺して癒着を切断し、下に引っ張られていた表皮を自由にすることでクレーターを治療する方法です。
医師の技術が必要であること・何度か処置を繰り返す必要があることが特徴ですが、個人差が少なく安定した効果を示します。
まだ日本では症例が少ない治療法ですが、「サブシジョンとは」ページで症例をご紹介します。

瘢痕(盛り上がり・ケロイド)の場合

重度炎症、または炎症が継続することにより、炎症部位のコラーゲン生成が促進されて瘢痕化(ケロイド化)することがあります。元々の体質も大きく影響しますが、顎まわりは特に起こりやすい部位でもあります。
瘢痕化した組織の自然治癒は非常に困難です。抗炎症作用・細胞増殖抑制作用をもつステロイドが効果を示しますが、治療には時間がかかります。

治療方法
ステロイド塗布・注射(保険適用)

使用するステロイドの強さや注射頻度は、重症度を見て医師が判断します。症状の特性上治療には時間がかかる為、諦めずに続けることが重要です。

リザベン内服(保険適用)

リザベンカプセルはケロイドの治療のみならず、気管支喘息やアレルギーの薬としても使用されている薬です。1日3回、食事に関係なく服用します。
治療には時間がかかる為、諦めずに服用を続けましょう。

切除

難治性の瘢痕の場合、ステロイドやリザベンでは効果不十分の場合があります。その場合は手術で切除となります。
はなふさ医院ではケロイド切除の実績も多数ございます。ぜひご相談ください。

おわりに

顎ニキビ・ニキビ跡についてご紹介しました。顎ニキビは治りにくく繰り返しやすいニキビでもあります。
また、ケアを間違えると容易にニキビ跡に移行する厄介な存在です。ぜひはなふさ医院にご相談ください。
自宅ケアや繰り返さない工夫も併せてお伝えいたします。

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