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ボツリヌス菌毒素製剤(ボトックス)によるケロイド・肥厚性瘢痕治療

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ケロイド・肥厚性瘢痕とは

通常、皮膚の真皮層にできた傷跡は、血管新生や肉芽の増殖により治癒され、月日とともに白い跡になっていきます。傷跡が治る過程で炎症が起こりますが、ケロイドや肥厚性瘢痕となることがあります。

ケロイドと肥厚性瘢痕は、傷跡に肉芽が過剰に増えて赤く盛り上がり、痛みやかゆみをともなう状態です。両者が異なる点は、肥厚性瘢痕は過剰な肉芽が元の傷跡の範囲にとどまっているの対し、ケロイドは範囲が拡大している点です。通常、肥厚性瘢痕の方が症状が弱い特徴がありますが、実際の診察では、両者の中間のケースもよく見られ、鑑別が難しいこともあります。

ケロイドと肥厚性瘢痕は、感染や傷の深さなどにより、炎症が長引いて治癒時間を要すると起こりやすくなります。また、「ケロイド体質」という言葉があるように、体質によってケロイドや肥厚性瘢痕の起こりやすさがあります。

また、妊娠中の女性は、全身の血流が増加したり、女性ホルモンが血管の増殖を促すことがあります。過度の飲酒や運動、高血圧もケロイド・肥厚性瘢痕の要因のひとつとして考えられています。

これまでのケロイド・肥厚性瘢痕治療

ケロイド・肥厚性瘢痕の治療は、内服薬や塗り薬、手術やレーザーによる切除など多岐にわたります。主な治療としておこなわれているのが、ステロイドの局所注射やステロイド含有製剤の貼付です。軽度な炎症の肥厚性瘢痕は塗り薬でも治る可能性があります。一方、ケロイドになると、塗り薬だけでは治癒が難しく、ステロイドを用いた治療がおこなわれているのが現状です。

中等症以上の例に用いられるステロイド注射は、ケロイドや肥厚性瘢痕の炎症を抑えて、過剰に増えた肉芽を小さくする効果があります。その一方で、ステロイド剤にはさまざまな作用があり、副作用のリスクが懸念されています。

ステロイド治療の問題点

ステロイドの副作用(全身)

内服薬や点滴などでステロイド剤を全身に投与する場合、副作用がみられることがあります。ステロイド剤の投与期間が長期になったり、量が多くなったりすると、副作用のリスクが高くなります。

・骨粗鬆症
・糖尿病
・高脂血症
・高コレステロール血症
・中心肥満(ムーンフェイスなど)
・感染症にかかりやすくなる
・白内障
・緑内障

など

ステロイドの副作用(皮膚)

ステロイドの局所注射でみられやすいのが、皮膚症状です。女性の場合、ステロイド局所注射で生理不順がみられることもあります。

・皮膚の菲薄化
・毛細血管拡張
・多毛化
・生理不順(女性の場合)

など

ステロイドの副作用の懸念から、ケロイド・肥厚性瘢痕の新しい治療として注目されているのが、ボツリヌス菌毒素製剤(ボトックス®)です。

ボトックスによるケロイド・肥厚性瘢痕治療

なぜボトックスがケロイドに効くのか?

ボトックスの使用により、傷のある部分の筋肉をゆるめて皮膚の張力を和らげられることです。ボツリヌス毒素はタンパク質の一種で、神経伝達物質のアセチルコリンの分泌を抑えて、筋肉を弛緩させる作用があります。美容外科では表情ジワやエラ張りの改善に用いられることが多い薬剤です。

ケロイドや肥厚性瘢痕は、肩やひじ、膝などの関節、胸やお腹などの身体の正中部など、皮膚が引っ張られやすい部位にできやすい特徴があります。ケロイドの形は、皮膚にかかる張力とほぼ一致することから、皮膚にかかる張力が血流に影響 を与え、炎症を悪化させると考えられています。ボツリヌス毒素の注入により、皮膚の張力を和らげられます。その結果、傷部分の炎症の悪化を抑え、ケロイドや肥厚性瘢痕の肉芽の過剰な増殖を抑えることが期待できます。

ボトックス注射 VS ステロイド注射

ケロイドや肥厚性瘢痕に対するボツリヌス毒素注射は、ステロイド局所注射以上の効果が期待できる治療法です。

海外の研究は、ケロイドと肥厚性瘢痕におけるボツリヌス毒素注射とステロイド局所注射の比較がおこなわれました。ボツリヌス毒素注射を受けたグループとプラセボグループ、ステロイド注射を受けたグループとプラセボグループを比較した結果が以下です。

研究結果の内容
ボトックス注射 ステロイド注射
ケロイド体積 87.2%減少 79.2%減少
治療頻度 3回(8週に1回) 6回(4週に1回)
報告された副作用 なし 皮膚の萎縮、毛細血管の拡張

※薬剤の効果を保証するものではありません。

研究では、ボツリヌス毒素注射はステロイド局所注射に比べて、治療効果が高い結果になりました。また、ボツリヌス毒素注射は治療回数と通院頻度が少なく、ステロイドで心配されがちな副作用がみられませんでした。さらに、研究ではボツリヌス毒素注射による治療の方が、ケロイドによる辛さに対する自覚症状の改善が高いことが指摘されています。

加えて、ステロイド注射は硬い瘢痕組織内に注射するので、強い痛みをともないますが、ボツリヌス毒素注射は瘢痕周囲に注射するため、痛みが強くないのが特徴です。

施術の流れ

1
ケロイド・肥厚性瘢痕の周囲に微量のボツリヌス毒素を約1cm間隔に注射します。
2
2ヶ月に1回の頻度で、数回繰り返します。

ボトックスによるケロイド・肥厚性瘢痕治療の副作用

ケロイド・肥厚性瘢痕へのボツリヌス毒素注射の副作用のリスクは低いですが、以下の症状が現れることがあります。

内出血(数日で治まる)
表情の変化(顔への注射の場合)

料金表

12単位 33,000円
24単位 66,000円

ケロイドや肥厚性瘢痕に対するボトックス注射は、1cm2 あたりおよそ5単位です 。通常の施術は12単位で十分ですが、ケロイドや肥厚性瘢痕の範囲が広かったり、複数個所があったりする場合は24単位をおすすめすることがあります。

よくある質問

ボトックス注射とステロイド注射で仕上がりは異なりますか?

ボツリヌス毒素注射は、ステロイド局所注射と同等、またはそれ以上にケロイドや肥厚性瘢痕の過剰な肉芽のボリュームの減少を目指せます。ただ、肉芽の質感としては、ステロイド注射の方が柔らかめ になります。 筋肉を弛緩することで皮膚の張力を和らげ炎症の悪化を防げるので、これまでのケロイド治療で改善がみられなかった方にも適しています。

ボトックス注射とステロイド注射のどちらにしようか迷っています。

ボトックス注射とステロイド注射の違いに、コストがあります。ケロイドおよび肥厚性瘢痕に対するステロイド注射は保険適用であるの対して、ボツリヌス毒素注射は自由診療となります。自由診療は医療機関によって料金が異なり、費用も全額自己負担となります。

ただし、ケロイドや肥厚性瘢痕の状態にもよりますが、通常、ボツリヌス毒素注射は、施術頻度や回数が少ないので、トータルでかかる費用に大きな差がでないのがほとんどです。

ボトックス注射は痛みがありますか?

ボツリヌス毒素は注射針を使うため、痛みがあります。痛みの感じ方は個人差がありますが、一般の注射針よりも極細針を使うため、それほど強い痛みではありません。使用する針が細いので、内出血や腫れのリスクを抑えられるのも特徴です。
ボツリヌス毒素注射の痛みが心配な人は、医師に相談しましょう。施術時に麻酔クリーム等の局所麻酔が可能です。

ボトックス注射をおこなうのは医師ですか?

ボツリヌス毒素注射をおこなうのは医師です。ボツリヌス毒素は、使用する目的や期待できる効果や副作用のリスクに配慮しながら、注入や部位を調節する必要があります。ケロイドや肥厚性瘢痕に対しては、ごく少量を複数個所に注入していきます。

医療行為の注射の薬剤によっては看護師がおこなうこともありますが、医師以外のスタッフがボツリヌス毒素注射をすることはまずありません。

ケロイド・肥厚性瘢痕にボトックス注射が受けられないことはありますか?

以下の方はボツリヌス毒素注射が受けられないことがあります。詳しい判断については、医師の診察が必要です。

ボツリヌス毒素についてアレルギーのある人
妊娠中または授乳中の女性
ボックス注射による他の治療を受けている人
全身性の神経筋接合部の障害を持っている人

※掲載内容・料金は更新時点での情報の場合がございます。
最新の料金は料金表ページ、内容は各院にお問合せください。