コラーゲンとしわ・たるみケア
コラーゲンとは
コラーゲンとは組織を作るたんぱく質の一種で、全身の臓器において大きな役割を果たしていますが、皮膚科領域では真皮に置けるコラーゲンについて言及されることがほとんどです。
コラーゲンは真皮を構成する主要な成分で、その減少、変性がしわ、たるみの原因となり得ることがよく知られています。
コラーゲンは線維芽細胞という細胞から作られています。
コラーゲンの内服について
コラーゲンを飲む方も多いのですが、飲んだコラーゲンがそのまま皮膚のコラーゲンになることはありません。
ただコラーゲンの内服が全く無意味というわけではなく、コラーゲンが消化器官で分解されたのち、アミノ酸となり体内に吸収されていきます。
そのアミノ酸の血中濃度が上がると、コラーゲンを作っている線維芽細胞が活性化され、コラーゲンの産生が実際に増えるかもしれない、という説もあります。
「日焼け・紫外線によって引き起こされるしわ・たるみ」でも解説した通り、コラーゲンが減るのは、加齢以外では紫外線が大きな要因の一つです。
その他、過度なストレス、睡眠不足、栄養バランスの低下、極端な睡眠不足などにも注意するといいでしょう。
コラーゲンの外用について
コラーゲン入りの化粧品が売られています。
コラーゲンは水分を保つ働きがあり、保湿にはいいのですが、それにより皮膚のコラーゲンが増えるということはありません。
コラーゲンを増やす治療
現在、美容皮膚科領域でわかっている方法は
- ・フラクショナルレーザー
- ・ダーマペン
- ・フォト治療
- ・HIFU
- ・RF
- ・レーザートーニング
- ・レーザーフェイシャル
が知られています。
これらの治療は、コラーゲンに微小な損傷を与えることで、線維芽細胞(コラーゲンを作っている細胞)を活性させたり、線維芽細胞に直接光学的なエネルギーを与えることでその働きを活性化させることでコラーゲンを増生させます。
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