ヒアルロン酸の製剤解説

米国アラガン社のジュビダームビスタ®シリーズのヒアルロン酸製剤です。通常のヒアルロン酸よりもやや硬めの質感が特徴です。高分子と低分子のヒアルロン酸を結合させているため、弾力性や持続性に優れています。

シワやたるみの改善だけでなく、顔のくぼみなど深い溝にも注入でき、日本で唯一シワとみぞの両方の治療に用いるヒアルロン酸製剤として認可されています。ボリューマXC（extra comfort）は、製剤に麻酔液が含まれており、注入時の痛みにも配慮されているのが特徴です。

米国アラガン社のヒアルロン酸製剤で、厚生労働省の認可を受けています。ジュビタームビスタ®シリーズは、高分子と低分子のヒアルロン酸を結合させて、網目構造を高密にすることにより、成形のしやすさや持続性を高めています。

ヒアルロン酸は水分を取り込む作用がありますが、吸水性を抑えているので、施術後のむくみを抑えながら、ボリュームアップを叶えられるのも特徴です。

ジュビダーム®シリーズには種類があり、用途ごとに適した製剤を使います。ジュビタームビスタ ウルトラは適度な弾性があり、口元や額にある細かいシワの改善に適しています。また、ジュビタームビスタ ウルトラプラスは弾力性に優れているので、額の深いシワやほうれい線の改善に適しています。

同じく、ジュビタームビスタ®シリーズで、末尾にXCが付く製剤は麻酔薬が含まれています。ヒアルロン酸注入時の痛みを抑えられるので、快適に施術を受けたい人に向いています。

スウェーデン社製の歴史のあるヒアルロン酸製剤で、日本の厚生労働省の承認を受けています。粒子の大きさによって種類があり、レスチレンリドは中程度の柔らかさがあり、シワ改善に適しています。

レスチレンパーレンリドはやや硬めの質感で、深めのシワ改善に加えて、高いリフトアップ効果を期待できます。ただし、目元や唇など皮膚が薄い部位には適していません。製品名の「リド」はリドカインに由来しており、麻酔薬入りなので注入時の痛みを抑えられます。

スイス製のヒアルロン酸製剤で、アミノ酸・ビタミンB6・ミネラル・抗酸化成分などの美容成分も含まれています。粘性や弾性に富み、持続性があるのも特徴です。吸湿作用を有しているので、皮膚の薄い部位のむくみを抑えながら、潤いやハリを与えます。

目元の小じわや目の下のクマ、涙袋の形成、唇のボリューム向上などデリケートな部位への注入に適しています。

ドイツ製のヒアルロン酸製剤で、メーカーの合併前はエセリスとして流通していました。複数の密度が異なる構造をしており、注入のしやすさと持続性を兼ね揃えています。粒子が均一でなめらかなので、周りの組織ともなじみやすく、自然な仕上がりを目指せます。

米国FDAの承認を受けており、安全性を重視したい人にも適しているヒアルロン酸製剤です。シリーズには、ベロテロソフト・ベロテロバランス・ベロテロインテンス・ベロテロボリューム・ベロトロハイドロの5種類があり、注入部位や用途によって使い分けます。

米国アラガン社のジュビダームビスタ®シリーズのヒアルロン酸製剤です。ボリフトXCは持続性に配慮しながら、なめらかな質感であるのが大きな特徴です。通常、持続性のあるヒアルロン酸製剤は硬めの質感であることが多く、注入後に皮膚に凸凹ができるリスクもあります。

ボリフトXCは粒子がなめらかなので、注入後の凹凸ができにくく、細かいシワや浅めのシワ治療に適しています。高分子と低分子のヒアルロン酸を結合しているので、吸収されにくいので長い効果を期待できます。

米国アラガン社のジュビダームビスタ®シリーズのヒアルロン酸製剤です。シリーズの中でも最も質感が柔らかく、目の周りや唇のシワの改善などデリケートな箇所への注入が可能です。周りの組織となじみやすいので、注入後も自然な仕上がりを目指せます。低濃度のヒアルロン酸製剤でありながら、持続性にも配慮されています。

米国アラガン社のジュビダームビスタ®シリーズのヒアルロン酸製剤です。シリーズの中でも、粘性が高く、注入時の形を保ちやすい特徴があります。注入部位のボリュームアップに優れており、顎やフェイスラインの形を整えるのに適しています。通常、粘性の高い高濃度のヒアルロン酸は吸収されやすいですが、ボラックスXCは吸収率が低いので変形しにくいメリットがあります。

韓国製のヒアルロン酸製剤で、濃度により2種類あります。通常、ヒアルロン酸製剤は分解を抑えるために、架橋剤として化学物質が含まれています。クレヴィエルは、化学物質の量が少なく、腫れが起こりにくいのが特徴です。注入後の形が崩れにくく、麻酔成分（リドカイン）入りなので、施術時に痛みにも配慮されています。

スウェーデン製のレスチレン®シリーズのヒアルロン酸製剤です。粒子が細かく、なめらかな質感なので、注入後も皮膚の凹凸が生じにくく、自然な仕上がりを目指せます。拡散により浅く広く作用するので、通常のヒアルロン酸では難しい小じわの改善や肌のハリアップを叶えます。

スイス製のアレルギーを起こしにくいヒアルロン酸製剤で、質感の違いによって4種類あります。通常、ヒアルロン酸製剤には、分解を抑えるために架橋剤が含まれていますが、カイセンスは、製造過程で活性酸素の除去率を上げることで、高分子のヒアルロン酸のみを重合しています。架橋剤が少量なので、アレルギーを起こしにくいのも特徴です。

韓国製のヒアルロン酸製剤のシリーズで、適応部位に合わせて種類があります。麻酔薬（リドカイン）入りなので、注入時の痛みを抑えられるのが特徴です。麻酔薬入りなので、注入時の痛みを抑えられます。

スイス製のヒアルロン酸製剤のシリーズです。ヒアルロン酸の他にも、アミノ酸・抗酸化物質・ビタミン・ミネラルが配合されており、肌のエイジングケアをサポートします。麻酔薬（リドカイン）入りなので、注入時の痛みが不安な人にも適しています。テオシアルシリーズには種類があり、さまざまなシワの改善を叶えられます。