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2020年08月27日

部分痩せは不可能!?細く見せる方法は?

ぽっこりお腹やプニプニの二の腕…気になる部分だけ瘦せたいものですが、特定の部位だけ細くするのは難しいですよね。
部分痩せに挑戦しても、上手くいかない方がほとんどかと思います。

果たして、部分痩せは可能なのでしょうか?それとも、不可能なのでしょうか?

部分痩せとは?

世間的に部分痩せとは体脂肪の一部を燃焼させて特定の部分だけを細くすることを呼んでいると思います。

例えば女性ですと、お尻や太もも、二の腕の脂肪が気になって部分痩せしようとする方が多いですよね。
男性は内臓脂肪が増えやすい傾向があり、女性は内臓脂肪よりも皮下脂肪を蓄える傾向があります。そのため男性はお腹が出やすく、女性はお尻や太股に脂肪がつきやすくなるのです。

部分的に体脂肪を落とすには運動や筋トレ、食事制限などが良いと言われていますが、実際どうなのでしょうか?

部分痩せは可能?不可能?

部分痩せという言葉はよく耳にしますが、残念ながら部分痩せは、ほぼ不可能です。

カロリー消費量がカロリー摂取量を上回れば脂肪細胞は小さくなるため、運動や筋トレをすると確かに瘦せることはできます。
しかし、筋トレをした部分の脂肪が落ちるわけではなく、全身の脂肪がほぼ均等に燃焼されているのです。
「部分痩せできた」という方もいらっしゃいますが、全身の脂肪が燃焼されて気になる箇所も痩せたために、部分痩せできたと思われたのでしょう。

部分痩せが不可能なことは、過去の研究データからも明らかになっています。
2007年にKostek氏らが男女104名の被験者に対して腕のウエイトトレーニングを12週間続け、トレーニング前とトレーニング後での腕の皮下脂肪の変化を調査しました。

ウエイトトレーニングは片腕のみで行い、もう片方は鍛えなかったため、双方の脂肪量を比較すれば部分痩せが可能なのか、それとも不可能なのかが分かります。
実験の結果、男女ともに両腕の脂肪減少量に大きな差は現れませんでした。

よって、脂肪の燃焼は全身で行われるため、部分痩せはほぼ不可能なことが明らかになったのです。



参考文献
Matthew A. Kostek
Subcutaneous Fat Alterations Resulting from an Upper-Body Resistance Training Program
the American College of Sports Medicine, 2007, 1177-1185

それでも部分痩せするには?

部分痩せはほぼ不可能ですが、全身を細く見せることは可能です。部分痩せしたい方は、以下の方法を試して気になる部分を引き締めてみてくださいね。

食事制限や運動をする

脂肪細胞の数は10歳前後で決定し、その後は食事制限や運動などをしても脂肪細胞の数は増減しません。

脂肪細胞は袋のようになっており、最大200倍まで大きくなります。
摂取したカロリーのうち消費しきれなかったものは脂肪となり、脂肪細胞のなかに蓄積されて膨らんでいきます。肥満になるのは脂肪細胞が増えるからではなく、脂肪細胞が大きくなることが原因なのです。

消費カロリーが摂取カロリーを上回ると、蓄積されていた脂肪が燃焼されて脂肪細胞が小さくなります。
そのため、食事制限や運動でカロリー消費量を増やすと瘦せることができます。全身を引き締めることで、気になる部分も細く見せることができますね。

ただし、食事制限や運動は脂肪細胞の数を減らしているわけではないため、摂取カロリーが消費カロリーを上回ったらリバウンドする可能性がある(脂肪細胞が大きくなる)点に注意しましょう。

適度な運動は健康に良いですし、気分もリフレッシュできるため無理のない範囲で続けると良いですね。

むくみを解消する

むくみとは体の水分が異常に増加した状態のことで、「立ち仕事をして足がむくんだ」、「お酒を飲んだ翌日に顔がむくんだ」など、むくむ原因は様々です。むくみは全身どこにでも起きますが、特に足がむくむことが多い傾向にあります。

むくむと太っているかのように見えてしまいますので、むくみを解消してスッキリした印象を与えましょう。

一般的なむくみ解消法には以下のようなものがあります。

  • マッサージする
  • お風呂で暖める
  • 身体をこまめに動かす
  • 血行改善する
  • 運動をする
  • 食事改善をする

クールスカルプティング

クールスカルプティングは脂肪細胞のみをターゲットとした、冷却による部分痩せ治療機器です。脂肪細胞は周囲の細胞よりも低温に弱いという性質を利用し、脂肪細胞のみを冷凍して体外へ排出します。

脂肪溶解注射や脂肪吸引など、様々な部分痩せ治療がありますが、クールスカルプティングは他の治療と比べて「メスを使わない」「リバウンドのリスクが低い」「ダウンタイムが最小限」などのメリットがある治療方法です。

クリニックで部分痩せ治療を受けるのに不安な方もいらっしゃるかと思いますが、クールスカルプティングは冷凍技術による部分痩せ治療器の中で唯一、厚労省の認可済みの機械となっており、効果と安全性が認められているため安心です。

また、部分痩せ後にリバウンドしたくない方にもオススメです。食事制限や運動で痩せるとリバウンドの可能性がありますが、クールスカルプティングは脂肪細胞の数を減らすため、リバウンドのリスクを最小限に抑えることができるのです。

※クールスカルプティングは皮下脂肪にアプローチする施術です。

【症例写真】

【施術前】

【施術後】2回目の施術から12週間後。

【施術前】

【施術後】2回目の施術から8週間後。

【施術前】

【施術後】 施術1回。8ヶ月後。

【施術前】

【施術後】2回目の施術から19週間後。

引用:https://jp.coolsculpting.com/

「安全な部分痩せ治療が受けたい」、「確実に部分痩せしたい」、「もうリバウンドしたくない」そんな方は、ぜひクリニックでの部分痩せ治療に挑戦してみてください。

クールスカルプティングの詳細はこちら

監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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