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2020年08月26日

おでこニキビの原因は?治し方と予防について

額にニキビができるとメイクやお洒落を思いっきり楽しめなくなり、憂鬱になりますよね…。
おでこニキビは思春期にできやすいニキビですが、大人でも悩んでいる方は大勢いらっしゃいます。

早くニキビを治すためにも、おでこニキビができる原因やケア方法を確認していきましょう。

おでこニキビができる原因

ニキビは皮脂が毛穴に詰まることで始まりですので、皮脂が多く分泌されるおでこや頬などはニキビができやすい部位です。

思春期のニキビができる原因は基本的に男性ホルモンが関係しているのですが、大人になってからできる「大人ニキビ」の原因は複雑で、様々な原因があると考えられています。 一般的に、ニキビができる原因には以下のようなものがあると言われています。

生活習慣

喫煙、飲酒、睡眠不足など…生活習慣が悪いとニキビができやすくなります。
タバコはビタミンCを破壊してニキビを悪化させる原因となりますし、アルコールの過剰摂取は皮脂腺を刺激してしまいます。また、睡眠不足になると皮膚の老化が進んでニキビを含む肌トラブルが生じやすくなります。

食べ物

これまでは特定の食べ物がニキビに影響するというデータはなかったのですが、最近になって乳製品(特に、加工された乳製品)を食べ過ぎるとニキビができやすくなると言われるようになってきました。

また、海外からのデータによると、甘いものを過剰摂取するとニキビができやすくなることが報告されています。

髪の毛

シャンプーや整髪料、洗顔料の成分が肌に合っていなかったり、すすぎ残しがあると髪の毛やおでこは不潔な状態になります。
このように髪の毛は不潔になりやすい部分なので、毛先がおでこに当たると汚れや雑菌が付着して、ニキビができやすくなったり、悪化したりします。

特に、髪の毛が傷んでいる方は髪の毛に汚れや雑菌が付着しやすくなっているので注意が必要です。

ホルモンバランス

女性は生理前にニキビが悪化する方が多いことから、ニキビはホルモンバランスが関係しているのではないかと言われています。
ホルモンバランスが乱れると皮脂腺が刺激されて皮脂の分泌が増え、ニキビの原因になると考えられているのです。

ホルモンバランスが乱れる要因は生理以外にも、過度なストレスや疲労、睡眠不足などが挙げられます。

ニキビの症状は?

白ニキビ

白ニキビはニキビの初期段階で、毛穴に皮脂や角質がたまっている状態のニキビのことを指します。
白くてポツポツとした見た目なので気にされない方もいらっしゃいますが、悪化すると赤ニキビや黄ニキビになってしまうため、この段階で治療しておく必要があります。
皮膚科では毛穴の詰まりを取り除く「ディフェリンゲル」、「ベピオゲル」で治療するのが一般的です。

黒ニキビ

黒ニキビは毛穴が開いていて、古い角質が皮脂や汚れなどと一緒に毛穴に詰まった状態のニキビのことです。
酸化して黒く変色した皮脂が毛穴に詰まっているため、黒っぽい見た目をしています。
白ニキビと同様に、皮膚科では「ディフェリンゲル」、「ベピオゲル」で治療します。

赤ニキビ

白ニキビに細菌が感染して炎症を起こしたものが赤ニキビです。
大きさは直径5mm以下で、押すと軽度の痛みを感じます。

皮膚科では抗生物質を含むクリームや内服薬で炎症や感染を抑え、治療します。

おでこニキビを治したい!ケア方法は?

洗顔

洗顔は重要なニキビ対策のひとつです。洗顔で余分な皮脂や汚れ、角質を落としましょう。
ニキビ対策の洗顔は1日2回、朝夜にニキビ用石鹸や敏感肌用石鹸を使用してください。
洗顔する際は洗顔料をしっかりと泡立てて優しく泡で洗い、すすぎ残しでニキビが悪化しないようにしっかりとすすぎます。

スキンケア

肌が乾燥すると毛穴の通りが悪くなってニキビができる原因になったり、ニキビが悪化する原因になります。
ニキビがあっても適度に保湿する必要があるのですが、油脂性のクリームやオイルなど油分の多いスキンケア用品は毛穴をふさいでしまうため、ニキビを悪化させてしまう恐れがあります。
なるべく低刺激でノンコメドジェリックなものを使用しましょう。

ニキビ用化粧品を使う

ニキビがある場合、ニキビを悪化させないよう可能な限りノンコメドジェニックや、油性成分を含まない製品を使用してください。
ニキビがある時に使用する化粧品は刺激が少なく、簡単に洗い落とせるものがオススメです。

食生活の改善

乳製品や甘いものの過剰摂取はニキビができる原因となりますので、できるだけ控えることが大切です。
反対に、伝統的な日本食など急速に血糖値を変化させない食べ物はニキビに良い影響を与えることが示唆されています。
健康のためにも、バランス良い食事を心掛けてくださいね。

生活習慣の見直し

睡眠不足や過度なストレスはニキビを悪化させることが分かっていますので、ストレスを発散できるようリフレッシュする時間を設け、たっぷり睡眠をとるようにしてください。

ニキビ対策には生活習慣の改善が大切なので、規則正しい生活をするようにしましょう。

皮膚科でのニキビ治療

ニキビを治療せず放置していると悪化し、シミになったりニキビ痕が残ったりする可能性もありますので、しっかりと皮膚科でニキビ治療することが大切です。

ニキビができたら市販薬を使う方もいらっしゃいますが、実は市販のニキビ治療薬には明確に効果があるものはありません。それどころか、市販薬を使ってニキビが悪化する可能性もあるのです。

市販薬を使うよりも皮膚科を受診した方が安全かつ確実にニキビを改善することができます。ニキビ治療に関しては付け薬や飲み薬など様々なものが保険適用され、約半数以上の方が保険治療で症状を改善することができます。

ニキビができたら、まずは皮膚科へ

ニキビはどんどん悪化していきますので、ニキビができたら皮膚科を受診することが大切です。

当クリニックでは、最初は保険でカバーできるニキビ治療を施し、保険治療で改善されない難治性のニキビに対しては自費治療でニキビを治します。

基本的には保険適用の内服薬や外用薬からスタートし、それでも改善されなければ自費治療のケミカルピーリングやフォトフェイシャルを提案する場合もございます。

その他にも、様々なニキビ治療から、患者様の症状に最適な治療を提供いたします。

はなふさ皮膚科様のニキビ治療①保険適用の内服薬・外用薬

当クリニックでは、まず保険適用の内服薬・外用薬でのニキビ治療をご提案しています。

内服薬においては抗菌薬、ビタミン剤、ステロイド剤などから、患者様の症状に合ったものを処方します。

一方、基本的に外用薬は軽症~重症の患者様にまで広くご使用していただける「ディフェリンゲル」を処方しております。 ディフェリンゲルはニキビ治療の中心となる薬剤で、優れた治療効果とともに予防効果も発揮します。

▲ディフェリンゲルの作用

内服薬・外用薬の詳細はこちら

はなふさ皮膚科のニキビ治療②ケミカルピーリング

保険治療でニキビが改善しない場合には、自費治療のケミカルピーリングでニキビを改善していくケースが最も多くなっています。

ケミカルピーリングとは、ピーリング剤を皮膚につけ、角質の詰まりを取り除く治療方法です。ニキビの改善以外にも、肌質改善や小じわ、くすみ改善など様々な効果が期待できます。

当クリニックでは「サリチル酸マクロゴール」という、肌への刺激が少ないピーリング剤を取り扱っています。サリチル酸マクロゴールはニキビ以外にも小じわ、皮膚のくすみの治療に優れた効果を発揮します。

また、トリクロロ酢酸を使用した「コラーゲンピール」というピーリング剤を使用して、ニキビ痕やしわたるみといった総合的なお肌改善ができるピーリングもご用意しております。ニキビ痕にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。 (※コラーゲンピールは医師の判断のもと目的に応じてご使用いただけます。)

ケミカルピーリングの詳細はこちら

コラーゲンピールの詳細はこちら

はなふさ皮膚科のニキビ治療③フォトフェイシャル

フォトフェイシャルとは、IPL(Intense Pulsed Light))という光を照射してニキビや赤ら顔、シミなど様々な肌トラブルを改善し、肌全体を若返らせる治療方法です。 ニキビ菌を直接殺菌する効果と、ニキビによりできたしまった赤みを消退させ、炎症を素早く鎮める効果があります。 素早く治療できますので、早くニキビを治したい方にオススメしております。 また、フォトフェイシャルにはニキビによる炎症を鎮める効果もありますので、ニキビに伴う赤みを治すことも可能です。

フォトフェイシャルの詳細はこちら

はなふさ皮膚科のニキビ治療④イソトレチノイン

イソトレチノインはニキビ治療の切り札とも言える内服薬で、自費治療となっております。胎児の催奇形性、うつなどの精神症状、横紋筋溶解症など重度の副作用があるのですが、高い治療効果が見込まれますので、保険治療では改善しない重症のニキビにお悩みの方は試してみてもいいでしょう。

当クリニックではイソトレチノインを処方する場合、事前にしっかりと診察・検査をするなど、慎重に使用しております。

イソトレチノインの詳細はこちら

おでこニキビの治療は、はなふさ皮膚科にお任せください。

ニキビ治療の詳細はこちら

監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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