クールスカルプティング
クールスカルプティングとは
※※クールスカルプティングは現在全院対応しておりません※※
クールスカルプティングは脂肪細胞のみをターゲットとした、冷却による部分痩せ治療機器です。
特にお腹周り、腰、お尻直下、二の腕、太もも(内側、外側)、膝上、足首、脇腹、あご下の治療に適しております。
クールスカルプティングは冷凍技術による部分痩せ治療器の中で唯一、厚労省の認可済みの機械です。厚労省の認可済みですので、効果と安全性が認められた唯一の機械といっていいでしょう。
クールスカルプティングが効くメカニズム
クールスカルプティングは、脂肪細胞は周囲の細胞よりも低温に弱い、という性質を利用した部分痩せの治療法です。
脂肪を独自のアプリケーターで吸引しカップにおさめるようにして、脂肪を4℃程度まで冷やします。脂肪は皮膚よりも低い温度で凍りますので、4℃皮膚は凍りませんので、脂肪だけを安全に凍らせることができます。冷やされた脂肪はすぐに壊死するのではなく、3日以内に脂肪組織に炎症が起こり、それが14日ほどでピークに達します。30日目にかけて脂肪細胞のアポトーシス(細胞の自死)と免疫細胞による貪食(免疫細胞がばい菌を食べるように脂肪細胞を食べること)が起こり、脂肪組織が減っていきます。その後90日ごろにかけて、炎症は徐々に治ってきますが、脂肪細胞は減っていきます。脂肪細胞そのものが減りますので、リバウンドする可能性は低いでしょう。
さらに炎症により、コラーゲンの増生がまし、皮下組織が引き締められます。その結果、脂肪が溶けても皮膚がたるむことなく部分痩せを行うことができます。
新規アプリケーターを導入致しました!
日本人の体形に合わせた新型アプリケータを導入致しました。
従来のアプリケータではサイズの合わなかった細い部位にも、照射可能です。
新型アプリケータを組み合わせた治療により、 細やかなボディメイク、理想のボディラインを手に入れるお手伝いをさせて頂きます。
国分寺院の橋本院長は、クールスカルプティングの専門的な講習会の全課程を修了しております。
部分痩せをご希望の方は、是非カウンセリングにお越しくださいませ。
当院のクールスカルプティングの特徴
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当院ではクールスカルプティングを2台保有しておりますので、左右同時治療が可能です。
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クールスカルプティングの研修を修了した経験豊富なスタッフが対応いたします。
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最新のアプリケーターが搭載されています。
肥満とは
肥満とは一般的にBMI30以上(BMI=体重(kg)/身長2(m)を指します。クールスカルプティングは肥満そのものの改善を行うものではなく、部分的な痩せ、脂肪減少を目指す治療です。
脂肪細胞の数は、小児期にある程度、決定しそれが肥大したり縮小することで、太ったり痩せたりを繰り返すことになります。そのため脂肪細胞の数自体を減らす効果のあるクールスカルプティングは長期的にリバウンドの少ない優れた治療と言えるでしょう。
脂肪冷凍法の歴史
凍傷後に脂肪が減少して窪むということ自体は古くから知られていました。1940−1970年にかけて、冷凍刺激が脂肪に炎症を起こし、それにより脂肪減少が起こるのではないかということが理解されはじめていました。1970年にEpsteinとOrenが、棒付きのアイスキャンディーを吸っている子供の頬に脂肪組織の炎症によるものと考えられる赤い硬結を発見しました。その頃から脂肪組織は周りの水を多く含んだ組織より冷たさに弱いのではないか考えられるようになりました。
2017年にはMansteinらが豚を使った脂肪冷凍実験を行いました。彼らはこの実験で、豚の浅層の脂肪が80%減少し、脂肪組織の厚みは40%減少させることができたと報告しました。さらに、周囲に組織には潰瘍などの損傷がなかったことから、実用化へと開発が始められることになりました。その他、Zelicksonらも同様に、1回の脂肪冷凍法で、副作用なく動物の皮下脂肪層を33%減少させることができました。
その後、人間に対して、脂肪冷凍法による部分痩せの実験何度か行われ、その有効性と安全性が確認されました。
その結果、クールスカルプティングが2010年にウエストの脂肪痩せとして、FDAに承認され、2012年に腹部、2014年に太もも、2015年にあご、2016年に腕、胸部、背中、お尻に承認がおりました。
それ以降、機器の改善が行われ、徐々に性能、安全性が高まってきています。
中国をはじめ、韓国、タイなどで、安全性を確認する報告が相次ぎ、日本でも安全性、効果が確認され、2017年に厚労省に認可がおり、今に至ります。最新のアップデートによりますと、全世界で700万回の治療が行われています。
※(出展*Number of cycles, systems and accounts to date – INT/0484/2018
クールスカルプティングの効果
豚を使った脂肪冷却実験では1回の施術で皮下脂肪の40%が減少することが報告されています。
2009年のColeman SRらによる報告では、人間においては1回の治療で脂肪層の厚さが1回治療後の平均で2ヶ月後には20.4%、6ヶ月後には25.5%の脂肪減少が報告されています。その他の報告でも概ね、20−25%程度の皮下脂肪層が薄くなっていると報告されています。
Dierickxらによると518名の治験では86%の方で改善が見られました。アンケート調査では73%の方が満足、82%の方が友達にも勧めたいと答えたと報告しています。効果に不満であった人は6名に過ぎなかったとも報告しています。
Garibyanらによる報告では、3Dカメラが用いられ、1回の治療で脂肪がどの程度減少するかが計測されました。その結果、56.2±25.6ccの脂肪の減少が見られましたと報告しています。
Ingargiolaらによるシステマチックレビューでは脂肪冷却法後、2−6ヶ月の観察で14.67 – 28.5%の脂肪の減少が見られると報告しています。
臨床写真多数必要
図1Chopra Kら
Cryolipolysis in aesthetic plastic surgery.
図2Wanitphakdeedecha Rら
The efficacy of cryolipolysis treatment on arms and inner thighs.
図3Bernstein EFら, Safety and Efficacy of Bilateral Submental Cryolipolysis With Quantified 3-Dimensional Imaging of Fat Reduction and Skin Tightening.
中年男性施術:4か月経過
施術前
施術後4か月経過
下腹部、側腹部右・左 各2サイクルづつ(計6カップ)
1サイクル76,780円
(8サイクルご購入の場合1サイクルあたり53,900円~でご案内しております)
はれ、赤み、内出血、痛み、感覚の鈍麻、逆説的脂肪増大
中年の方の下腹部についてしまった皮下脂肪は通常のダイエットではすぐに効果を出す事はなかなか難しいです。
当院ではダイエットでもなかなか落ちない皮下脂肪に直接働きかけることのできるクールスカルプティングを研修を終えた経験豊富なスタッフが安全に対応いたします。
他の治療法との比較
部分痩せ治療には様々な方法がありますが、もっとも多く用いられており、安定して高い効果ら見られるのは脂肪吸引法でしょう。
脂肪吸引法は、麻酔をかけた後に、先端の細くなった小さな掃除機のような装置で脂肪を直接吸引していく治療法です。この方法は、取る脂肪の量を調整しやすく、また物理的に吸い出しますので、「治療したが効かなかった」ということはまずありません。優れた部分痩せの方法といえるでしょう。
ただ、以下のようなリスクがあります。
・ダウンタイムが長い
・術後出血のリスクがある
・感染リスクがある
・左右非対称になるリスクがある
・凸凹になるリスクがある
・わずかだが傷ができる
・時に死亡事故など重篤な事故が起こっている。
そのため、部分痩せをしてみたいけど脂肪吸引は怖い、と考える方も多くおられます。
現在では、脂肪吸引に変わるよりリスクの低い治療法(non-invasive body contouring modalities)が様々考案され、 ・脂肪冷凍法
・レーザー治療
・ラジオ波を使った治療
・超音波を使った方法
・脂肪溶解剤の注射
が行われています。 これらの治療法の中では、脂肪冷却法がもっとも効果の高く有望な治療法であることが分かっております。
Kennedyらによるデータですが、お腹周りでも、太ももでも、脂肪冷凍法がもっとも効果的なことが示されています。
脂肪冷却法 | レーザー | RF | HIFU | |
---|---|---|---|---|
お腹周り の減少 |
6.86cm | 2.15 – 6.83 cm | 2.1 – 4.7 cm | 1.4-4.93cm |
太もも周り の減少 |
5.78 cm | 2.97 – 3.81 cm | 1.6cm | 1,2cm |
クールスカルプティングの
治療の流れ
クールスカルプティングの
副作用
脂肪を凍らせて、減少させる、という方法を聞くと、「危なそうだな」と思う方もいらっしゃると思います。
しかし、クールスカルプティングによる脂肪冷凍法の安全性は高いです。脂肪冷凍法は以下のような副作用があります。
・はれ
・赤み
・内出血
・痛み
・感覚の鈍麻
・逆説的脂肪増大
末梢神経も神経も一時的には減りますが、3−4週かけて元に戻っていきます。
永続的な色素沈着、傷跡、麻痺、結節が残ったという報告は今のところ、報告がありません。一時的には痺れ、結節が現れることはよくあります。
アジア人における副作用
中国のShekらによる報告では赤み(23.8%), 血腫(9.5%), 痺れ (28%)でした。色素沈着は見られませんでした。
韓国のLeeは痛み (26.67%), 血腫(20%), 痺れ (20%)と報告しています。
タイのWanitphakdeedchaらによる報告ですが、痛み、赤み、痺れ、内出血が見られたが、炎症後色素脱失、傷跡、逆説的脂肪増大は見られなかったと報告しています。
韓国のSuhらは顎に脂肪冷却法を行い、軽度の紅斑、腫れが見られた程度で、内出血、痛み、麻痺、炎症後色素脱失は見られなかったと報告しています。
痺れ、感覚低下が起こるという点について心配される方が多いのですが、実際は神経障害は感覚神経の一時的な損傷と減少にすぎません。Lilit Garibyanらによる論文に詳しいのですが、機械的刺激、熱刺激に対して特に低下が見られます。これらの感覚低下は、治療後2−7日から始まり、少なくとも21—35日は続きます。生検では感覚神経線維の濃度の減少が見られました。21—56日には回復します。
逆説的脂肪増大
脂肪冷却法を行うことでかえって脂肪が増大してしまうことです。発生率は0.014%%とごくまれな副作用ですが、ある意味でもっとも重大な副作用と言えるでしょう。治療後2-4ヶ月後くらいから脂肪が増大していきます。脂肪幹細胞が刺激されるから。脂肪が少なくなったボリュームを埋めようとして過形成されるから、など様々な仮説が提唱されていますが、どうして逆説的脂肪増大が起こるのかは正確にはわかっていません。何度も脂肪冷却法を繰り返している人に起こりやすいということもわかっています。
一度発生してしまうと脂肪冷却法をやめるしかなく、治療法としては脂肪吸引に切り替える他ありません。
凸凹になる
こちらはあまり論文に掲載されている類のものではないのですが、クールスカルプティングを治療した部位が窪み、凹凸になるリスクがないわけではないです。当院ではそのようなことがないようにしっかりと治療デザインを作成し、治療いたします。
クールスカルプティングを
受けられない方
- ・寒冷蕁麻疹のある方
- ・クリオグロブリン血症、発作性寒冷ヘモグロビン尿症のある方
- ・妊娠中の方
- ・抗凝固剤、抗血小板剤を内服中の方(禁忌ではございませんが、医師までご相談下さい。)
筆者のコメント
クリールスカルプディングを用いた部分痩せは、脂肪吸引に変わる第二の方法として大いに期待ができる治療法です。脂肪吸引は本邦では未熟な施術者による医療事故やボコボコになるなどの副作用が相次ぎ、ややネガティブな印象を持っている方は多いと思います。クールスカルプティングは、一回の治療で治療部位の20%ほどが安定して減らすことができます。
今後の、非侵襲的部分痩せの主役となっていくことは間違いない治療法だと思われます。
クールスカルプティングの料金
1サイクルあたり ¥53,900~
(※8サイクルご購入時のディスカウント適応)
通常料金表
メニュー | 料金(税込) |
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1サイクル | 76,780円 |
2サイクル | 65,780円 |
4サイクル | 59,400円 |
8サイクル | 53,900円 |
表記価格は税込です。
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最新の料金は料金表ページ、内容は各院にお問合せください。