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2022年03月17日

ニキビ跡の原因と治療法

一度ニキビ跡ができてしまうと、鏡を見るたびに気になってしまうこともあるのではないでしょうか。セルフケアでは治せないような手強いニキビ跡も、皮膚科で治療を受けることにより、改善させることができます。今回は、ニキビの原因から対処法・皮膚科での治療法などに関して、解説します。ニキビ跡ができてしまいお困りの方や、ニキビ跡ではなくニキビそのものにお悩みの方も、ぜひ本記事を参考にされてみてください。

ニキビの原因とは?

 

ニキビを放置すると、自然治癒することはなく、ニキビ跡となることが多くあります。ニキビのできる原因にはさまざまな理由がありますが、その中でも代表的なニキビの原因として、以下のように皮脂の過剰分泌・毛穴の詰まり・アクネ菌の3つが挙げられます。

皮脂の過剰分泌

ストレスが原因となり、ホルモンが過剰に分泌されることにより、皮脂の過剰分泌が発生します。女性にニキビのできるケースとして、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスの乱れが挙げられます。ホルモンバランスが乱れは、ニキビを引き起こす原因になります。

毛穴の詰まり

肌細胞には、周期ごとに肌が生まれ変わるターンオーバー機能が存在します。このターンオーバー機能に乱れが生じることにより、毛穴が詰まってしまいます。この毛穴の詰まりで角層もさらに厚みを増し、ニキビのできやすい状態となります。

アクネ菌

誰もが持つ肌の常在菌であるアクネ菌ですが、皮脂の過剰分泌と毛穴の詰まりによって増殖していきます。増殖したアクネ菌は、ニキビの炎症を引き起こし、赤ニキビの原因にもなるのです。

ニキビ跡ができた場合の対処法

ニキビ跡ができてしまった場合には、原因となる炎症がどのくらい重症であり、どの程度長引いているのかチェックしましょう。重症度が高く、長期間ニキビ跡が消えないようであれば、以下のように皮膚科に行くことが改善への近道です。

皮膚科で適切な治療を受ける

ニキビ跡の基本的な治療法こそ、皮膚科で患者さん一人ひとりに最適な治療を行うことになります。そのため、ニキビ跡でお困りの際には、皮膚科の医師に相談をすることも大切です。皮膚科での治療には、後述の手術療法やフラクショナルレーザー・マイクロニードル治療やサブシジョン・イントラセル(ポテンツァ)などがあります。

皮膚科医に相談する

皮膚科医は、まさにニキビ跡の専門医でもあります。皮膚科医のアドバイスのもと継続して治療を行うことにより、ニキビ跡を改善させることができます。ニキビ跡があるけれども、治療を行うか否かで迷いのある場合にも、まずは皮膚科医に相談をしてみましょう。具体的な解決法を明示してくれるはずです。

皮膚科での主な治療法

ニキビ跡は、皮膚科医の診断のもと、適切な治療を受けることで改善できます。ニキビ跡の治療は、容易に完治可能なものではないため、あくまでも改善を目的としています。これに関して理解をいただいた上で、当院で行っているニキビ跡の治療法をご紹介します。

ニキビ跡の分類と治療方法

ニキビ跡の分類には、以下の3種類があります。具体的な治療法も明記しておきます。

①アイスピック型

開口部は点状で小さいけれども、奥に深いニキビ跡を指します。治療法として、数が少ない場合には切除をし縫合(単純切除)するかパンチグラフト(パンチ植皮)も挙げられます。数多くある場合には、フラクショナルレーザーやマイクロニードル治療を行うことが適切です。 ◇②ローリング型 大きくくぼんでいるニキビ跡のことをいいます。くぼんだ部位を盛り上げる必要があり、状態が浅い場合と深い場合で治療法が異なります。
1.浅い場合:マイクロニードル治療・フラクショナルレーザーマイクロニードル治療・ポテンツァ
2.深い場合:サブシジョン±フィラー(ヒアルロン酸等)

②ローリング型

大きくくぼんでいるニキビ跡のことをいいます。くぼんだ部位を盛り上げる必要があり、状態が浅い場合と深い場合で治療法が異なります。
1.浅い場合:マイクロニードル治療・フラクショナルレーザーマイクロニードル治療・ポテンツァ
2.深い場合:サブシジョン±フィラー(ヒアルロン酸等)

③ボックスカー型

90度に近い形でくぼんでいて、底面は平坦であるニキビ跡のことです。状態が浅い場合と深い場合とで治療法が異なります。
1.浅い場合:ケミカルピーリング・フラクショナルレーザー・マイクロニードル治療・ポテンツァ
2.深い場合:サブシジョン+炭酸ガスレーザー・パンチグラフト・パンチ挙上術・単純切除

フラクショナルレーザー

レーザーを点状に照射することにより皮膚に刺激を与え、再生を促す治療法を、フラクショナルレーザーといいます。治療を行うほどに10%~20%肌の生まれ変わるため、複数回繰り返すことが効果的です。当院では、炭酸ガスを使用したレーザーでごく僅かな穴を空け、膿を排出させる炭酸ガスレーザーをおすすめしています。もちろん、厚生労働省の認可が下りているフラクショナルレーザーのため、安心して施術を受けていただけます。

フラクショナルレーザーの詳細はこちら

マイクロニードル治療

肌に僅かな穴を空けることにより、コラーゲンやエラスチンの生成を促し肌を再生させられる治療法のことを、マイクロニードル治療といいます。ニキビ跡の改善に効果が期待できます。この治療法のマイクロニードル治療の効果を実感できるのは、治療を始めて3回~4回が目安です。治療の頻度として、毎月1回のペースで3回~5回の治療を受けることが目安です。

ダーマペンの詳細はこちら

サブシジョン

医療用の針を皮膚の表面に指し、皮膚の奥にある成分をほぐす治療法を、サブシジョンといいます。ニキビ跡により形成された肌のくぼみを改善する効果が期待できます。サブシジョンの効果を実感できるのは、1回の治療で十分な場合と数週間後に再度治療を行う場合と、患者さんにより個人差があります。この治療法は、フラクショナルレーザーやマイクロニードル治療とのコンビネーション治療を行うことにより、相乗効果を得やすいという報告も増加しています。サブシジョンの治療法のプロセスは、下に詳しく書いています。

サブシジョンの詳細はこちら

ポテンツァ

ラジオ波を利用して、微小な針を肌に指し、針先からラジオ波を流す治療法のことを、イントラセル(ポテンツァ)といいます。従来までは、治療の困難であった肌のクレーターなどに効果があります。電気抵抗値により電圧を変化させられ、施術部位に対する熱量は一定に保たれるため、ムラのない治療を受けられます。施術時間は麻酔の時間も含め、約90分ほどであり、約3カ月~半年程度治療を継続します。

ポテンツァの詳細はこちら

ニキビ跡の手術療法

①単純縫短術

ニキビ痕を切除して、縫い合わせる方法になります。短期間で終了する手術ではありますが、小さな傷が残ってしまう手術療法でもあります。

②サブシジョン

皮膚に針を通して癒着部分を剥離し癒着を解除させる手術療法です。自然治癒力が促されることから、最終的に傷がなだらかになることを期待できます。サブシジョンの治療法におけるプロセスは、以下のようになります。
1.治療部位を医師と共に決定
2.麻酔を行いサブシジョンを行う
3.軟膏を処方し治療終了
4.軟膏は1週間塗布

サブシジョンの詳細はこちら

③パンチグラフト(パンチ植皮)

極細のパンチでニキビ跡を抜き、そこに(耳の裏などからとってきた)皮膚を埋め込む方法になります。皮膚の移植を行った箇所は、1週間休ませる必要があります。パンチグラフトの治療プロセスは、以下になります。
1.治療部位を医師と共に決定
2.麻酔を行いパンチグラフトを行う。皮膚をとってきた部位は縫い合わせる。
3.抗生物質と痛み止めを処方し治療終了
4.軟膏は1週間塗布

パンチグラフトの詳細はこちら

④炭酸ガスレーザー

ボックス型の炭酸ガスレーザーを利用した手術療法です。上面をなだらかに削ることにより、ニキビ跡を目立たなくさせていきます。炭酸ガスレーザーの治療法は、以下になります。
1.治療部位を医師と共に決定
2.麻酔を行いレーザー照射
3.軟膏を処方し治療終了
4.軟膏は2週間塗布

まずははなふさ皮膚科にご相談を

はなふさ皮膚科では、ニキビ跡の治療を行っております。安心・安全・結果重視の治療を行う当院では、最大限に痛みのない治療法を提案させていただいております。当院をご利用いただきますと、同じ治療と品質でありながら、他院よりさらにリーズナブルな価格で施術を行うことができます。また本記事内でご紹介しました皮膚科での主な治療法の全てに当院は対応致しております。ニキビ跡でお困りの方は、ぜひ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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