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2019年12月05日

繰り返しできるニキビから解放されたい!原因や予防法とは?

やっと治ったと思えば、いつの間にか同じ場所にできているニキビ…繰り返しできるニキビにはウンザリしますよね。 大人ニキビは繰り返しできるという特徴がありますが、終わらないニキビ地獄から解放される手はないものでしょうか? 今回はニキビが繰り返しできる原因や予防法をご紹介していきます。

ニキビができる仕組み

ニキビが繰り返しできてしまう原因を知る前に、まずはニキビができる仕組みを確認していきましょう。 ニキビがない肌とニキビがある肌、これらの違いは皮脂の分泌量が正常かどうか、毛穴の閉塞が何らかの理由によって起こっているかどうかにあります。結論から言いますと、ニキビができる原因は皮脂の過剰分泌と毛穴の閉塞による物なのです。 ホルモンバランスや生活習慣の乱れなど何らかの原因で皮脂が過剰に分泌されると、毛穴に皮脂が詰まってしまいます。するとニキビの初期段階「白ニキビ」ができ、そこにアクネ菌が増殖して炎症を起こします。アクネ菌の感染が進むと痛みを伴う「赤ニキビ」や、膿をもった「黄ニキビ」へと重症化していくのです。 そして、これらのニキビを治療せずに放置しているとニキビ痕になる可能性があります。

ニキビが繰り返しできる原因

大人ニキビ(大人ができるニキビ)には、「同じ場所に繰り返しできる」という特徴がありますが、これは一体なぜなのでしょうか? 大人のニキビはフェイスラインや顎にできやすいことが分かっています。 男性であれば髭剃りの影響、女性であれば化粧品の影響、ホルモンの影響、男女共通で触ってしまう癖、頬杖、食生活、ストレス、睡眠不足、肌荒れといった原因があります。

髭剃りの影響

髭を剃る際に皮膚、毛穴を傷つけてしまうことで炎症が毛穴にいたり、ニキビが発生します。またニキビの原因菌をついた剃刀で髭を剃ることでその他の毛穴にも原因菌が感染し、ニキビが広がります。

化粧品の影響

フェイスラインに化粧品をすすぎ残してると化粧品により毛穴が閉塞し、ニキビができやすくなるということはよく知られています。またニキビを隠そうとニキビのある部位に一生懸命、化粧品をつけるとさらに毛穴の閉塞が増してしまいします。古くなった防腐剤無添加の化粧品であれば、化粧品そのものにニキビの原因菌が増殖している、という場合もありますので注意が必要です。

ホルモンの影響

女性に多いのですが、月経前にニキビができやすくなるという方が多いことはよく知られています。はっきりとどのホルモンがどのように作用しニキビができやすくなるのか、ということは分かっていないのですが、よく知られている現象です。

触ってしまう癖

ニキビを触っているとその刺激により炎症がいつまで経っても引かず、ニキビが治らない、繰り返してしまう原因となります。

頬杖

頬杖をつく癖のある方は、その部位にニキビを繰り返しやすいということが良く知られています。同様に頬がシーツに擦れることでニキビができやすくなる方もおられます。右か左の頬、どちらか一方だけニキビを繰り返しやすい、という方は少しクセを意識してみるといいかもしれません。

食生活

食生活とニキビとの関係は実はそれほどはっきりしたことは分かっておりません。チョコレートを毎日食べるとニキビができやすくなる、ということを示すデータは多少あります。米国の皮膚科医においては乳製品(特に低脂肪乳、無脂肪乳)の過剰摂取とニキビとの関係を信じているドクターは多いです。統計的な関係ははっきりしないとはいえ、個人において特定の食べ物をたべるとニキビができやすくなる、ということがあれば、その食べ物を控えるという方法は有効と考えています。

ストレス、睡眠不足

ストレス、睡眠不足によりニキビを繰り返しやすくなるということはよく知られています。おそらくホルモンの撹乱によるものでしょう。

肌荒れ

肌荒れ、たとえば湿疹が皮膚にある場合は炎症が毛穴に波及し、それにより毛穴がむくみ、閉塞し、結果ニキビを繰り返しやすくなります。また湿疹のある肌には菌量が多いことが知られていますので、それらが毛穴で増殖し、ニキビの原因となる場合もあります。

ニキビができにくい肌をつくるには?

繰り返しできるニキビから解放されたい、そう思うのでしたらニキビができにくい肌をつくる事が重要です。セルフケアはもちろんのこと、肌の状態が良くない方はクリニックでのケアも検討しましょう。上記の原因がはてはまる人はなるべくそれを避けるようにしましょう。

自宅での予防法

バランスの良い食事

ニキビを悪化させる食べ物はいまだ分かっていませんが、欧米的な食生活がニキビをできやすくする、悪化させると言われています。また血糖値を急速に上昇させる食事も避けるべきであるという意見もあります。ニキビでお困りの方は伝統的な和食を意識するといいでしょう。 また上記の通り乳製品(特に低脂肪乳、無脂肪乳)がニキビの原因になりうる、という意見は根強くあります。 ニキビができにくい肌をつくるためには欧米的な食生活を避け、バランスの良い食事をとることが大切です。

ストレスを溜めない

多忙な現代人はどうしてもストレスを溜めがちですが、ストレスを過度に溜めてしまうと肌の状態は悪くなりますし、心身の健康にも良くありません。 日々の生活で、なるべくストレスを溜めず、こまめにストレス発散することが肌の状態を整える秘訣です。半身浴をする、アロマを楽しむ、趣味を楽しむなどリラックスできる時間を作ると良いでしょう。

正しいスキンケア

肌を清潔に保とうと何回もゴシゴシと力を入れて洗顔したり、サッパリした化粧水を用いる方もいらっしゃいますが、ニキビができにくい肌をつくるには1日2回の洗顔と、保湿を重視したスキンケアが重要です。

クリニックでの予防法

ニキビは自分で治せると軽く見られがちですが、「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という病名がある立派な病気です。そのため、ニキビをしっかりと予防・治療するには皮膚専門医のクリニックを受診するのが一番です。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは皮膚に酸性の薬剤を塗って毛穴に詰まった角質や汚れを取り除き、肌のターンオーバーを促す治療法です。毛穴がスッキリ綺麗な状態になるので白ニキビができにくくなります。 また、肌のターンオーバーが促されるためハリ艶のある美肌を育むこともできます。 ケミカルピーリングはニキビ治療や肌質改善のスタンダードと言える治療法なので、どんな症状の方にもお勧めできます。

ケミカルピーリングの詳細はこちら

イオン導入

イオン導入は微弱な電流を用いて有効成分を肌の深部まで届ける治療法です。有効成分は主にクールビタミン、トラネキサム酸で、どちらも即効性が期待できます。ケミカルピーリングで肌の状態を整えた後にイオン導入をすると、より効果を実感できるためケミカルピーリングとセットで治療する方も多くいらっしゃいます。

イオン導入の詳細はこちら

メソアクティス

メソアクティスはビタミンC 誘導体やトラネキサム酸、ヒアルロン酸など様々な有効成分を痛みなく肌深層まで浸透させて肌質改善する治療法です。 浸透力はイオン導入の70倍で、肌の奥深くまで有効成分をたっぷりと送り届けることができます。 繰り返しできるニキビの予防にもなりますし、一度の治療でも肌質改善効果を実感できる方が多数です。

メソアクティスの詳細はこちら

監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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