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2021年11月29日

二の腕のブツブツは「毛孔性苔癬」かも?原因や治療方法について

肌の露出が増える夏になると、肌の悩みが増えますよね。人によって悩みは様々ですが、よくある悩みが「二の腕のぶつぶつ」です。

実は、このブツブツは「毛孔性苔癬」という皮膚疾患であることがほとんど。毛孔性苔癬はありきたりな病気で、多くの方が二の腕のブツブツに悩んでいます。

今回は、そんな毛孔性苔癬の原因やケア方法、治療方法についてご紹介します。

二の腕のブツブツの正体は?

肌がサメのようにブツブツしたりザラザラしたりする状態のことを一般的に「サメ肌」と言いますが、この正体は「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」という皮膚疾患である可能性が高いです。

二の腕のブツブツについては湿疹やアミロイド苔癬、ニキビ、マラセチア毛包炎などのケースもありますが、約9割が毛孔性苔癬と考えられています。

二の腕のブツブツのほとんどが毛孔性苔癬といえますが、それ以外の病気である可能性もあるため、皮膚科で厳密な診断を行いましょう。

毛孔性苔癬とは

「サメ肌」とも呼ばれる毛孔性苔癬は、毛穴にブツブツとした小さな盛り上がりが多くできる皮膚疾患です。毛孔性苔癬はありふれた病気で、二の腕や肩、太もも、頬、重症になると胸の外側や腰、お尻にも症状がみられます。

毛孔性苔癬ができるメカニズムは、毛穴に角質が肥大して積み重なることです。毛穴の出口周辺のターンオーバーの乱れによって毛穴に角質が溜まり(角栓)、ブツブツとした盛り上がりができます。

毛孔性苔癬の原因

現時点では、毛孔性苔癬を発症する原因はハッキリと分かっていません。

ただ、遺伝的な要因が関与していると考えられており、両親どちらかが毛孔性苔癬の場合、50%の確率で子どもに毛孔性苔癬が遺伝します。

その他、肥満や乾燥肌、アトピー性皮膚炎が関係している場合もあります。

毛孔性苔癬の症状

前述した通り、毛孔性苔癬は小さなブツブツが多数でき、触るとザラザラしているのが特徴です。ブツブツとした盛り上がりは皮膚の色や薄い赤、茶褐色をしています。

個人差はありますが、思春期で症状が現れる方が多く、30~40歳以降で自然に症状が改善されていきます。

ほとんどの場合は痛み、痒みを伴いませんが、軽度の痒みが生じることがあります。

良性の皮膚疾患ですし、他の人に感染することもないため健康上の問題はありません。主な問題は「見た目が気になる」という美容的な問題になります。

毛孔性苔癬の詳細はこちら

二の腕にブツブツができたときのケア方法

刺激を避ける

二の腕のブツブツが気になっても、触ったり、タオルでゴシゴシこすったりするのはNGです。皮膚に刺激を与えると、かえって症状が悪化する恐れがありますので、なるべく刺激を与えないようにしてください。

保湿

肌の乾燥は毛孔性苔癬を悪化させるため、十分に保湿することが重要です。化粧水や乳液、保湿剤などを用いて、保湿を重視したスキンケアを行ってください。

生活習慣の改善

肌のターンオーバーが乱れると毛孔性苔癬になりやすいと考えられていますので、保湿などのスキンケアに加えて生活習慣を改善することも大切です。

バランスの良い食事をとる、睡眠時間を確保する、適度に運動するなどを意識してください。

特に意識すべきなのが、肥満対策です。肥満は毛孔性苔癬を悪化させるため、適正体重を維持するようにしましょう。

クリニックでの治療方法

ダーマペン

ダーマペンとは、微細な針を用いて皮膚に小さな穴をあけることで皮膚再生を促す治療方法です。微細な針により皮膚に軽度の損傷を与えます。その刺激により皮膚を再生させ、毛穴の乱れたターンオーバーを一旦リセットする効果が期待できます。その結果、毛孔性苔癬や毛穴の開き、ニキビ跡などを改善します。さらには、ダーマペンの振動により詰まった角栓を取り除く効果があります。

当クリニックでは治療部位に、細胞を活性化させて肌組織の再生を促す「成長因子」を塗布するほか、症状によって針の深達度を変えることで、より治療効果を高めています。

施術前に痛み止めクリームを塗りますが、治療中は多少痛みを伴います。また、治療後2~3日は赤みが生じる可能性があります。色素沈着などの長期的な副作用が出る可能性は比較的低い治療法となっています。

ダーマペンの詳細はこちら

トレチノイン

毛孔性苔癬には、トレチノイン外用薬が効果的という報告がされています。

トレチノインはビタミンAの誘導体で、肌のターンオーバーを促します。角質を軟化させる作用があり、角質が剥がされるため、毛孔性苔癬の改善が期待できます。

皮膚が赤くなる、乾燥する、ポロポロと皮膚が剝がれるなどの副作用が生じるケースもありますが、ある程度でしたら問題ありません。医師の指示に従ってトレチノインを使用するようにしてください。

トレチノインの詳細はこちら

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、皮膚にグリコール酸やサリチル酸など酸性の薬剤を塗ることで毛穴に詰まった角質を溶かし、通りを良くする治療方法です。

ケミカルピーリングで古い角質を取り除き、肌の新陳代謝が高まれば毛孔性苔癬の改善が期待できます。施術後は肌に赤み、ひりつきが生じることがありますが、数時間から数日で自然に治まります。

角質を除去すると肌のバリア機能が一時的に低下しますので、治療後は肌が乾燥しやすくなります。治療後は保湿を重視したスキンケアを行うようにしてください。

ケミカルピーリングの詳細はこちら

ピコフラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーとは、レーザーを点状に照射して皮膚に微小な熱傷をつくり、コラーゲンやエラスチンの産生を促す治療方法です。肌が再生するため、毛孔性苔癬と同時にニキビ跡や色素沈着などの改善も期待できます。

フラクショナルレーザーにはいくつか種類がありますが、そのなかでもオススメなのが「ピコフラクショナルレーザー」です。

ピコフラクショナルレーザーはピコ秒(1000億分の1秒)で照射するため皮膚へのダメージが少なく、ダウンタイムもほとんどないのが特徴です。施術は多少の痛みを伴いますが、麻酔クリームも使用できますので、初めて美容医療に挑戦する方にも向いています。

ピコフラクショナルレーザーの詳細はこちら

まとめ

二の腕にできるブツブツのほとんどが「毛孔性苔癬」という皮膚疾患です。症状は自然に改善されるため放置しても問題はありませんが、なるべく早く治すためにも、今回ご紹介したケアを行いましょう。ブツブツをすぐに消したいという方は、クリニックでの治療も検討してみてくださいね。

監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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