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TOP / 美容コラム / なぜか急増中!実は身近な皮膚がんについて
2023年07月05日

なぜか急増中!実は身近な皮膚がんについて

皮膚がんは、皮膚にできる悪性腫瘍の総称です。
実は皮膚がんが現在世界的に急増しており、30年で2倍に増えているという報告もあります。もちろん、日本でも非常に増えているがんの一つです。

皮膚がんの原因は、高齢化の影響や日焼けサロンなどで肌を焼いている流行があった時代と重なるなどいろいろ考えられています。

本記事では、皮膚がんの種類やシミ・ほくろと皮膚がんの違いについて紹介します。
皮膚がんを知らなかった方や肌のできものに不安がある方は、ぜひ最後までお読みになり、参考にしてください。

皮膚がんの種類

皮膚がんの種類は、100種類以上あります。
皮膚がんの中でも、代表的な4つの皮膚がんについて紹介します。

【基底細胞がん】
皮膚がんの中で最も多いがんです。ほくろみたいな結節ができ、徐々に広がっていくという病気です。

【有棘細胞がん】
皮膚がんの中で2番目に多いのが、有棘細胞がんです。有棘細胞がんは、皮膚の角化層にある有棘細胞が悪化していくものです。紫外線の影響が大きいと言われており、高齢化に伴って増加しています。

【メラノーマ】
メラノーマは、悪性黒色腫とも呼ばれており、皮膚がんの中で最も危険ながんの一つです。
日本人だと、足の裏や手のひらなどにできやすいですが、顔や体、その他の部分にできることもあります。

【乳房外パジェット病】
乳房外パジェット病は陰部や脇に赤い発疹が発生する病気です。乳房にできるものを乳房パジェット病、乳房ではない部位にできるものを乳房外パジェット病と呼びます。同じ部位に発疹が何ヶ月や何年と残っているのであれば、すぐに皮膚科に行くべきです。

他にも無数に皮膚がんの種類はありますが、特に多いのはこの4つと言われています。また、皮膚がんの大半を占めているのは、基底細胞がんと有棘細胞がんです。

日光角化症は皮膚がんになる一歩手前?

日光角化症とは、有棘細胞がんの一歩手前の病気と言われています。
顔や手背など紫外線を浴びる部分にできることが多く、カサカサした湿疹のような赤い斑点が長期間残っているのが特徴です。
病院で普通の湿疹と診断されステロイドの薬で治ったと思っても、また同じような湿疹が出て薬を塗ると治る。ということが繰り返されます。
同じ部位に繰り返し湿疹のような赤い斑点が出る方は、皮膚科専門医に相談し、診察してもらった方がよいでしょう。

ほくろが皮膚がんかもしれない?

ほくろが新しくできることは、当然あります。
しかし、70歳や80歳の高齢になって新しい大きなホクロができて、どんどん大きくなっていくというのは普通ではあまりありません。そのような場合は、すぐに病院に行きましょう。

シミが皮膚がんかもしれない?

シミと見分けが難しいものに悪性黒子(メラノーマ)、表在型の基底細胞がんなどがあります。これらは、シミとすごく見分けが難しいと言われています。
シミが急にできて大きくなってきている、シミに濃淡がある、数ヶ月で広がるように成長している場合などは注意が必要です。すぐに病院を受診しましょう。

まとめ

皮膚がんは、世界的にも非常に増えてきている病気です。

顔に湿疹のようなものができて気になった時は、すぐに皮膚科に行こうかなと思うでしょう。陰部などにできた場合は、見せるのが恥ずかしくて病院に行きたくないと思う方も多いと思いますが、医師は見慣れているため、遠慮せずに病院に来て診察を受けてください。
もしかしたら、ただのほくろやシミと思っているものが人生に関わる病気かもしれません。
皮膚は毎日観察できるので、皮膚がんの早期発見につながります。

お悩みの方は、是非はなふさ皮膚科までご相談ください。

ははなふさ皮膚科HP

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関連動画

【なぜか急増中】実は身近な皮膚がんについて【基底細胞がん】【メラノーマ】

監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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