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TOP / 美容コラム / 春のゆらぎ肌が起こる原因とは?正しいケアで予防と対策!
2023年03月27日

春のゆらぎ肌が起こる原因とは?正しいケアで予防と対策!

寒かった冬が終わって温かい季節になると、いつもと同じスキンケアでも肌の変化を感じることはないでしょうか?

春先になると肌が痒くなる、乾燥しやすくなる、ごわつくなど、冬の間では感じなかった肌トラブルを起こす方も少なくありません。

春先は肌のゆらぎやすい時期なので、原因と予防方法を知っておけば対処できます。

本記事では春のゆらぎ肌について詳しくご紹介します。

春先に肌トラブルを起こしやすい方、春の肌ゆらぎの予防・改善方法を知りたい方は、ぜひ最後までお読みになり参考にしてください。

春のゆらぎ肌とは?

季節などに関係なく、一年を通して肌の調子が不安定な状態を「ゆらぎ肌」と言いますが、春のゆらぎ肌は春先の温かくなってきた時期だけ変化を感じる肌のことです。

春のゆらぎ肌は一時的な症状ですが、正しくケアをしないで放置してしまうと、年間を通して肌トラブルが起こったり、痕が残って消えない可能性もあります。

春のゆらぎ肌を理解し、正しいケアをして乗り越えていきましょう。

春に肌がゆらぐ原因

春先に肌がゆらぐ原因は主に4つあります。

それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

・肌の水分量が減るため
・花粉が飛ぶため
・紫外線が強くなるため
・環境が変化するため

肌の水分量が減るため

原因の一つ目は肌の水分量が減るためです。

気温差と空気の乾燥によって湿度が下がり、肌の水分が奪われて乾燥してしまうことが原因になります。
春の気候はきまぐれで気温が乱高下しやすく、朝と夜の寒暖差も激しい時期です。
午前中は汗ばむくらいの陽気でも、日が沈むと急に寒くなくなるなど、大きな気温の変化でゆらぎ肌を起こしてしまいます。
また乾燥する季節は冬だけのイメージもありますが、春は移動性高気圧が乾いた空気を運ぶため、気温の高い日ほど空気中の水分が蒸発して乾燥します。

花粉が飛ぶため

気温が徐々に上がり始め過ごしやすい気候になってくると訪れるのが、花粉シーズンです。
早い方では花粉の飛散とともに2月からお肌の変化を感じる方もいます。
花粉が肌に付着することでアレルギー反応を起こし、肌が痒くなったり赤くなってしまうのです。
花粉症の症状は目のかゆみや鼻水・鼻づまりだけと思われますが、肌トラブルも起こるため、花粉症アレルギーのある方で春に肌のゆらぎを感じる方は花粉が原因かもしれません。

紫外線が強くなるため

春になると気候がよくなりますが、同時に紫外線量も増えてきています。
紫外線はA波とB波があり、A波は肌表面の表皮層の下にある真皮層まで届きダメージを与えるため、たるみやシワの原因となります。
B波はシミやそばかすの原因となるメラノサイトを活性化させるため、日焼けをして色素沈着の原因となるのです。
また、紫外線は肌の水分を奪って乾燥しやすくするので、年間を通して紫外線対策をしていないと肌荒れを起こしてしまいます。

環境が変化するため

春は引っ越しや人事異動、入園入学など環境が変化しやすい時期です。
環境に慣れるまでストレスを感じたり生活リズムが乱れることで、肌のゆらぎを起こしてしまいます。
また、今までは春先でも何も変化を感じなかった方でも、花粉症になっていたりホルモンバランスの乱れや気づいていないストレスなどで肌荒れを起こすこともあります。
季節の変わり目は体調の変化が起きやすいですが、女性の場合は妊娠・出産、育児、更年期などライフステージの変化によっても肌の状態は変化します。
ホルモンや自律神経が乱れやすい時期でもあるため、体調やお肌の状態をよくチェックし、無理のない生活を送るようにしましょう。

春のゆらぎ肌を予防するポイント

春のゆらぎを予防するには保湿が重要なポイントです。
肌荒れはバリア機能の低下によって起こるため、スキンケアは最低限にして保湿を徹底し、紫外線対策をしていきましょう。
春特有の肌のゆらぎは、乾燥だけでなく花粉や強風によるほこりなどで外部からの刺激が多いです。
そのため、肌がピリピリしたりムズムズするなどの症状が起こるため、普段のスキンケアは過剰にしすぎず保湿をしっかりして肌を守っていきましょう。
外出時も保湿効果のある日焼け止めや下地を塗って紫外線対策をしてください。

春先に避けたいお手入れ方法

肌のゆらぎを感じると、ついついいつも以上にスキンケアを入念にしたくなりますが、お手入れ方法には注意が必要です。

過剰なスキンケアは逆に肌トラブルを悪化させてしまう場合もあるので気を付けましょう。

ピーリング

乾燥して肌がごわついたり、痒みがあるとピーリングをしてスッキリしたくなりますが、肌がゆらいでいる時のピーリングはNGです。
バリア機能が弱っているため、ゴマージュで肌をこするタイプのピーリングや、薬剤で古い角質を溶かすタイプのピーリングをすると悪化させてしまいます。
普段から定期的にピーリングをしている方でも、肌のゆらぎが治まるまでピーリングはお休みしましょう。

刺激の強いスキンケアに変える

肌の調子が変わるとスキンケアを見直したくなりますが、刺激の強いタイプは選ばないようにしましょう。
アルコールが配合されているタイプや、ビタミンA配合のタイプは肌の状態がよくない時期だとしみることがあります。
そのため、肌のゆらぎを感じている時期だけ、低刺激で敏感肌の方でも使えるようなスキンケアに変えましょう。

洗顔のしすぎ

花粉で痒みを感じたり、吹き出物ができると洗顔する回数を増やしてしまいますが、洗顔のしすぎにも注意です。
洗浄力が高すぎたり、お湯の温度が高いと皮脂が多く取れ過ぎてしまい、バリア機能を低下させて乾燥してしまいます。
マイルドな洗い心地の洗顔料にし、お湯もぬるめにして肌への刺激を減らすようにしましょう。

外出から帰ってきたら、すぐにメイクを落として洗顔をすると花粉が落とせるため、花粉による肌トラブルを和らげることができます。

まとめ

春に肌がゆらぐ原因や対策方法についてご紹介しました。

春特有の様々な症状が出る時期ではありますが、原因や対策方法を知っておけば、スキンケアや生活習慣を見直して症状を軽くすることもできます。

毎年春先に肌の変化を感じている方や、花粉で肌トラブルを起こしやすい方は、しっかりケアしてゆらぎの起きにくい肌を目指していきましょう。

監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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