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2023年05月22日

注目の新素材バイオセルロースとは?美容成分の浸透力や保湿力を解説!

「バイオセルロース」という言葉を聞いたことはないでしょうか?
植物由来の素材で、化粧品のフェイスマスクなどに活用されています。

美容成分をたっぷり含むことができるため、密着性と保湿性に優れた新素材です。
本記事ではバイオセルロースについて、特徴や他の素材との違い、使用するメリットについてご紹介します。

最後にはバイオセルロースのフェイスマスクのおすすめアイテムもご紹介しているので、気になる方はぜひ最後までお読みになり参考にしてください。

バイオセルロースとは

「バイオセルロース」とは、機能性に優れた新素材です。

ココナッツの果汁を主成分としており、培養発酵技術を用いて作られた自然由来のシート素材です。
原料となるココナッツ果汁に酢酸菌の一種であるナタ菌を植え付け、培養発酵することにより作られたナノ繊維シートになります。

環境にやさしい生分解性繊維で、微生物が分泌する酵素で二酸化炭素と水に分解され 自然に戻る、サステナブルな繊維です。
バイオセルロース自体は素材ですが、美容成分をたっぷり保持できるため、美肌をサポートします。

バイオセルロースの特徴

バイオセルロースは「ぷるぷる」とした感触が特徴です。
シートの90%以上が水分で構成され、ジェル状なので肌に吸い付くようにピッタリとフィットするため、潤いを閉じ込めて水分を保持します。
密着性に優れており、しっとりとした重みがあるため、目元や鼻周りの凹凸にも密着して剥がれにくいです。

しっかり密着していると美容成分をしっかり浸透させることができるため、美肌効果UPが期待できます。

バイオセルロースの保湿力

バイオセルロースの繊維は50~100nmです。通常のコットンと比較すると1/300の太さになります。
ナノレベル極細繊維によるゲル状高密度シートで、透明感のあるぷるぷるした感触です。
付け始めて15分程度でも表面が乾くことなく、付け始めと同レベルの水分を保持できるため、保湿力の高い素材です。

バイオセルロースと不織布の違いとは?

シートマスクでは不織布が多く使われていますが、バイオセルロースとの違いはどのようなところでしょうか。
バイオセルロース繊維は髪の毛の約1/1000、不織布の約1/133になります。
微細な繊維が網目状に重なり、バイオセルロースシートを作り出しているのです。
不織布は軽い質感で蒸発しやすい素材のため、付け心地の面ではあまり密着性がないため、鼻や口周りは剥がれやすいです。
また、付けて数分後から水分が蒸発して乾燥し始めるため、フェイスマスクの上からラップやシリコンの顔型シートなどで覆う必要もあります。

バイオセルロースのメリットとデメリット

バイオセルロースはメリットだけではありません。
デメリットも知ることで、自分に合ったスキンケアやフェイスマスク選びができるでしょう。

バイオセルロースのメリットとデメリットをご紹介します。

メリット
・短時間でもしっかり保湿できる
・密着性が高いため剥がれにくい
・口周りや鼻周りなど細かい部位もカバーできる
・水分が下に垂れにくい

密封効果が高いので、短時間の使用でもしっかり保湿できるため、時短美容が可能です。
スキンケアを早く済ませたい方にはおすすめのアイテムです。
肌にピッタリと密着して剥がれにくいため、不織布のフェイスマスクではカバーしにくい部位もしっかり保湿できます。
水分が下に垂れてこないため、首回りがべたつくこともありません。

デメリット
・通常のフェイスマスクより料金が高い
・形状をまったく同じには保ちにくい
・浸透しすぎることがある

バイオセルロースは、不織布のフェイスマスクと比較すると割高になってしまいます。
大量に生産できないため、料金が高くなってしまうので、コスパ重視の方にはデメリットに感じるかもしれません。

また、天然由来の原料を使用しているため、どうしても1枚ずつ厚さなどが違うことがあります。
しかし、美容効果や密着性など使用する分には問題ありません。
浸透性の高い素材のため、敏感肌や乾燥肌などバリア機能が低下している人が使用すると、成分が浸透しすぎて刺激を感じやすくなることもあります。
規定の使用時間を守って使うようにしましょう。

バイオセルロースで期待できる効果

バイオセルロースは密着性に優れているため、乾燥肌対策に効果的です。
エイジングサインを感じ始めている方の多くは乾燥を感じています。
肌の乾燥が原因で起こる肌トラブルはシミやくすみ、シワなど多くあります。
予防と対策のためにも、効果的に保湿をするアイテムは欠かせません。
また、密着性にも優れて剥がれにくいため、フェイスマスクをしながら家事など他の作業ができるメリットもあります。

 

バイオセルロースのおすすめ商品

nenuphar by colinのフェイスマスクは、バイオセルロース素材を使用しています。

宇治茶の爽やかな香りが顔全体を包み、清々しい気分にさせてくれます。

4つの有効成分と効果を見ていきましょう。
うるおい成分・・・加水分解コンキオリン(真珠由来の保湿成分)
バリア機能向上・・・エクトイン(皮膚の酸化ストレス防御・肌荒れ防止)
バリア機能向上・・・ゼニアオイ花エキス(乾燥の予防・改善効果)
保湿効果・・・サボテンオイル(抗酸化作用・保湿力を高める)
使用時間は20分程度がおすすめです。

長時間付けた方が効果が高まりそうですが、バイオセルロースマスクを付けっぱなしの状態はお肌が水浸しになっているのと同じ状態のため、バリア機能を崩してしまいます。
バリア機能が崩れてしまうと、逆に乾燥を起こす原因となるので、使用時間は守るようにしましょう。
香りにこだわっているため、フェイスマスクを付けている時間はリラックスした気分に浸りたい方、自然由来の環境にやさしい素材で肌ケアしたい方におすすめです。

はなふさ皮膚科にて好評販売中です。

▶商品詳細はこちらから

まとめ

バイオセルロースについてご紹介しました。
バイオセルロースは密着性と保湿性に優れた素材なので、美容成分の浸透を高める素材です。
シワやくすみなどのエイジングサインが気になり出したら、いつものスキンケアにプラスして、スペシャルケアとして習慣にすることをおすすめします。
上手に活用して内側からハリと弾力のある、みずみずしい素肌を目指していきましょう。

監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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