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2022年03月29日

ニキビ跡の治療方法をご紹介!治療期間についても解説!

ニキビ跡は、ニキビよりも治りにくくて厄介ですよね。しかし、ニキビ跡は治療による改善ができます。このコラムでは、ニキビ跡の治療方法や治療期間、治療の流れなどについて解説しますので、ぜひご覧ください。

ニキビ跡の治療方法 

ピーリング

ピーリングとは、軽度のニキビ跡に効果がある治療法のことです。主に色素沈着の改善が期待できます。仕組みとしては、コラーゲンの増幅をしたり、古い角質を溶かしたりすることで肌の状態を改善します。
クレーター状のニキビ跡のようなピーリング単体では改善が難しいものにつきましては、後述するダーマペンとの併用がおすすめです。ダーマペンを併用することで、ダーマペンによって空いた穴にピーリングの薬剤が浸透するため、治療効果アップが期待できます。

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フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーとは、皮膚を真皮レベルで再生させる治療のことです。中でも、CO2REがおすすめです。
CO2REは、レーザー光を細かくドット上に照射することで真皮のコラーゲンを強力に再生させ、ニキビ跡の凹みやクレーターを改善します。ただし効果が高い分、照射中のほてり感や灼熱感が強かったり、ダウンタイムが長かったりするため、長期休暇中などの施術がおすすめです。

フラクショナルレーザーの詳細はこちら

ポテンツァ

ポテンツァとは、微小な針を肌に刺して、針の先からラジオ波を流す治療法のことです。
皮膚の表面には熱傷が起こらないため、副作用が少ないことが特徴です。特にニキビ痕や小じわの治療によく用いられます。
ラジオ波は、真皮のコラーゲンを熱収縮させ、さらに収縮した状態のままコラーゲンを増幅させます。それに加えて針による刺激によって肌のターンオーバーが活性化されるのがポテンツァの仕組みです。これまでマイクロニードルセラピーや、ラジオ波治療で満足できなかった方にもおすすめできます。

ポテンツァの詳細はこちら

IPL治療

IPLとは、Intense Pulsed Light (インテンス・パルス・ライト)の略語であり、幅広い特殊な光を使用することでお肌の悩みを改善する治療法のことです。特にニキビ跡の赤みに対して効果を発揮します。
IPL治療を受けると、メラニン色素が徐々に肌表面に浮かび上がり、ターンオーバーが促されます。その結果、ニキビ跡などによる色素沈着が剥がれ落ち、徐々に肌がトーンアップしていきます。

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ダーマペン

ダーマペンとは、非常に細い針で目には見えないほどの小さな穴を皮膚に開け、自然治癒力を活性化させる治療法のことです。具体的には、まず皮膚に傷ができることで、それを修復するために皮膚の内部にある「線維芽細胞」が活性化されます。その結果、皮膚の弾力に欠かせない「コラーゲン」と「エラスチン」が増幅し、皮膚のハリや弾力が高まるのです。
ダーマペンはダウンタイムがほとんどなく、施術当日のメイクもできるため、お出かけしたい日に受けることもできます。痛みはほとんどありませんが、痛みが不安な方のために、麻酔の用意もされています。
最近では、「ダーマペン4」という新しい機器が登場しました。ダーマペン4は、従来のダーマペンよりも針数が多く、1秒あたり最大1920個のごく小さな穴を開けます。また針の長さを0.1㎜単位で調整できるため、肌の状態に合わせて針の届く深さを変えることも可能です。それにより、効果が高まったうえ、痛みの軽減も実現されました。

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サブシジョン

サブシジョンとは、主に重度のニキビ跡に用いられる治療法のことです。特にピーリングやダーマペンでは効果が出にくいような深いクレーターに対して効果を発揮します。サブシジョンは、医療用の針を皮膚の表面から刺し、針で皮膚深部の固い線維を直接ほぐすことで肌のクレーターを改善します。
治療は1箇所につき数分程度かかりますが、1回の施術である程度の効果が出ることもあります。複数回の治療が必要な場合は、およそ6週間ごとに治療をすることが多いです。肌の状態によっては、レーザーやヒアルロン酸注入と組み合わせることもあります。

サブシジョンの詳細はこちら

ニキビ跡の治療期間

ニキビ跡の治療期間は、症状の重さによって異なりますが、最低でも3カ月はかかることが多いです。。軽度のニキビ跡でも、およそ2週間置きに5回程度の治療が必要になるためです。
重度のクレーターはさまざまな治療法を組み合わせて行うため、1年程度治療期間がかかることも珍しくありません。
ケロイドやしこりなどの重度な場合は、内服薬や外用薬の併用が必要となり、治癒するまでに1~2年程度かかることもあります。

ニキビ跡の治療の副作用

ニキビ跡の治療で起こり得る副作用は、下記のとおりです。

●皮むけ
●肌の赤み
●肌荒れ
●肌の乾燥
●かさぶた
●水膨れ
●腫れ

これらはニキビ跡が治癒する過程で起こってしまうものです。しかし、どれも2~10日程度で症状が改善することが多いです。
ケミカルピーリング後は、肌が赤みや乾燥による肌荒れ症状が出たり、敏感肌の方は薄皮がむけるような症状が出たりします。しかし、いずれも2〜3日で症状が改善するケースがほとんどです。

また、副作用とは別に「好転反応」というものが起こることがあります。好転反応とは、症状が改善する前に一度悪化することです。肌の場合、一時的にニキビが増える可能性がありますが、こちらも時間の経過とともに収まるためご安心ください。

ニキビ跡の治療ができない人

下記に該当する方は、残念ながらニキビ跡の治療を避けていただく、または医師との相談が必要となります。

●喘息やアトピーをお持ちの方
●妊娠中・授乳中の方
●治療中の病気がある方
●傷跡が残りやすい方
●てんかん発作の既往歴のある方
●金製剤(抗リウマチ薬)の服用歴が一度でもある方
●ロアキュタンその他ビタミンA誘導体による治療中の方、および治療終了後6ヵ月以内の方
●施術部位に金の糸、その他金属、プロテーゼの挿入がある方
●皮膚に炎症がある方
●紫外線アレルギー、極端な光過敏症のある方
●光照射により反応が起こる、もしくは反応が高まる薬を服用中の方
●日焼けをしている方、日焼けをする予定のある方
●近日中にレーザー・光治療・脱毛を施術部位にされた方
●施術部位に悪性に変化しそうな色素病変、肝斑のある方

自分でできるニキビ跡のケア方法

ニキビ跡のうち、赤みはご自身でのケアが可能です。たとえば、化粧水や保湿で肌の状態を整えたり、生活習慣の改善によりターンオーバーの活性化を促したりすることで肌の状態の改善が期待できます。クレータータイプのニキビ跡はご自身でのケアが難しいため、クリニックのご利用をおすすめします。

まとめ

ニキビ跡は治療が可能であるため、諦めないでください。治療方法はさまざまなものがあるため、ご自身に適したものを選びましょう。お肌のお悩みが解決すると幸いです。

監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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