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2018年07月24日

シワの原因

シワは、老化につれて自然にできる皮膚上の線のことです。

老化現象により、真皮の厚さと弾力が失われ、進行性皮膚萎縮、たるみ、シワができます。これらの皮膚変化は、慢性の日光暴露の化学線損傷によって悪化し、シワは、太陽に露出された部位(すなわち、顔面、頚部、手背)に、最も頻繁に現れます。

運動過多性の筋肉の活性により、折り重なった皮膚がしわになる場合もあります。

分類

小ジワ
• 老化した皮膚の小ジワ(日焼け保護された部位も含む)
• 皮膚を引っ張ると、消える
• 真皮に対し表皮をきちんとした位置に保つ役割のあるエラスチンの悪化に起因する

図形ジワ
• 正常な皮膚紋理の亢進(菱形模様に見える)
• 日光によって誘発された弾性症変性(変性したエラスチンが積み重なった層)に起因する

線形シワ
• 長く、まっすぐあるいは、わずかに曲がった線で、通常高齢者の顔に見られる
• 額の横シワ、眉間の皺線、「カラスの足跡(目じりの小じわ)」とほうれい線などが含まれる。

疫学

暦上の年齢が皮膚の老化の主要な病因ですので、すべての人々は、年齢の増加に伴いシワができます。
中程度および重度の顔面のしわは、一般に40歳以降に顕著になります。

女性は男性よりも、顔面のシワへの喫煙の影響に対する感受性が高い、つまりシワに関して女性は男性よりも喫煙の影響を受けやすいことがわかっています。

皮膚老化の特徴の進展は、アジア人とヨーロッパ人で異なり、黒い肌あるいはアジア人の肌のタイプを持つ人々は、白い皮膚を持つ人々よりシワになりにくい傾向があります。

白い肌(フィッツパトリック分類におけるI型とIII型)の人々は、他の肌タイプの人々より太陽損傷と光線老化に影響されやすいです。

病因

シワは、徐々に皮膚の表面に起こり、様々な内性因子と外性因子に影響されます。
疫学研究は、年齢、禁煙習慣の蓄積、UV暴露がそれぞれシワ形成と早い皮膚老化をもたらすと示しました。

全てのシワの重症度で、薄い皮膚、皮下脂肪の不足、ジェンダーが重要です。
遺伝的要因は、顔面のしわの位置と形状に影響する可能性があります。

単純に加齢による皮膚老化は、シワの主な原因です。
遺伝的に仕組まれた暦上の老化の役割は、論争の的です。

しかしながら、人間の老化は遺伝構成要素を持つこと、皮膚老化の発病年齢と進行率は主に遺伝要因によって決まることの証拠は文献で見られています。

内因的な老化は、回避不能であり、遺伝的に仕組まれたプロセスです。
現在のところ十分には解明されていない基本的な機構に組まれており、これに関して予防方法は今のところありません。

自然な老化現象は、最初は見えない変化の外観として現れます。
外因性老化は動的なプロセスであり、慢性の日光暴露(光線老化と副次的なシワ形成の一因となっている主要環境要因)、喫煙、栄養不足、過剰なアルコール摂取、低すぎるBMI、汚染などの因子によって影響されます。

喫煙は、太陽に露出された/保護されていたに関わらず顔面のシワの増加と老化の助長に関連する顕著な要因です。
タバコの累積量が、シワの数とシワが表皮に占める割合に影響することが顕著に示さています。

表情筋による影響

運動過多な顔面の筋の表情変化と、基礎をなす軟部組織支持の進歩的な損失により肌が折り重なり、肌のたるみとシワ形成を促します。
表情をつくる筋肉の反復性収縮は、上部の組織(すなわち皮膚)を直接繋いでおり、皮膚が重なり動的な線を形成する原因になります。

額の横しわは、(20代までに)初めて出来る線の1つであり、前頭筋の収縮に起因します。

また、目じりのシワ、別名「カラスの足跡」もその1つですが、眼輪筋の収縮に起因します。眉間のシワは、鼻根筋と皺眉筋を引っ張った結果としてどの年齢でも形成されます。口輪筋の慢性萎縮は口のあたりに唇紅に対して垂直なシワを引き起こし、40歳に最も目立つようになります。

大頬骨筋の強力な収縮により、ほうれい線が形成されます。

解剖学

顔の表情筋は、大部分の筋肉とは異なり、表面的な筋肉の腱膜システムによって、皮膚への付着を持つ点で特有です。

また、表情筋には骨結合もあります。顔面筋が収縮するとき、上部にある皮膚も動き、筋収縮の方向に対して垂直な動的なしわを形成します。

例えば、眉間のシワは、眉毛の内側側面の間に起こる垂直線です。

眉間皺線の形成の一因となっている筋肉は、眉間にある複雑な下引筋であり、皺眉筋、鼻根筋と眉毛下制筋があります。
これらの筋肉の収縮は、内側に、下方に眉を引きます。

病態生理学

年齢増加と太陽損傷は、シワの形成につながっている最も重要な要因です。
年齢的な皮膚の老化と関連した変化は、日光暴露から生じているそれらとは異なります。

すべての組織や器官と同様に、皮膚は年齢の増加に伴い特徴的な変化があります。
年齢的な皮膚の老化と関連した形態学的変化は皮膚たるみと小ジワとなり、主に顔面で顕著になります。

老化している皮膚は、厚みが徐々に低下し、表皮の菲薄化と真皮表皮接合部の平坦化が始まります。
萎縮を引き起こす有意な変化は、主に真皮に起こります。
線維芽細胞の総数と基質と好酸性組織の量は年齢と共に減少し、弾性線維の漸進性減少とコラーゲン成分の変化により皮膚の張力は減少していきます。

加齢による皮膚微小循環系(毛細血管)は、皮脂腺活動度を徐々に減弱させ、減少した皮脂腺活動度は、皮膚乾燥の増加に関与しています。

これらの組織学的変化は、皮膚を非弾力的かつたるませ、シワ形成をしやすくします。

皮下組織(脂肪、筋肉、骨)もまた、年齢によって進行性に萎縮し、表層にある皮膚が深い結合点からぶら下がるようになります。重力によるシワは、老いた皮膚上で萎縮と重力が複合影響していることを意味します。また、40歳〜50歳でより明らかになり、顔面と頸部の全体に起こります。

光線老化は、暦上の老化現象を加速するわけではないが、紫外線(UV)の影響は、確実に皮膚の老化に影響を与え、暦上の加齢と並行し加齢を促進します。年齢と共に減少する皮膚の変化の多くは、光損傷により促進されます。

白い肌のフォトタイプの方、光老化により影響を受けやすいです。フィッツパトリック分類におけるスキンタイプIとII型(数が小さいほど色が白い傾向がある)は、継続的な日光暴露により長期間作用を高めるリスクがより高いことがわかっています。

UV-A、UV-Bに起因する皮膚の微小な損傷は、皮膚コラーゲンとエラスチン(弾性線維)の障害を起こし、太陽に露出された部位でのシワ形成を加速させます。
慢性紫外線損傷で最も著しい特徴は、皮膚弾性線維症であり、真皮の大量の厚くなったエラスチン(弾性線維)が特徴です。
組織学的変化は、コラーゲン束の分裂と変性した弾性線維の堆積、そして炎症細胞の数とメラニン産生の増加を含みます。

肌は進行的に萎縮し、非弾力に、たるむ。黄色の異常色素がおき、末梢血管拡張が目立ち、シワができる。

さらに進行すれば革のような外見と皮膚悪性病変の発生母地となります。

喫煙に関連する悪影響と皮膚変化を引き起こす機序は不明確です。

喫煙は、皮膚の主な構造蛋白質である新しいコラーゲンの産生の著しい減少を促します。
ご存知の通りコラーゲンは皮膚のハリを保つ成分です。
喫煙により皮膚微小循環で細動脈血流が急激に減少し、真皮の慢性虚血が引き起こされます。

また、DNAと結合組織に損傷を与える活性酸素(酸化)から保護するビタミンA、ビタミンCレベルを低下させるとも仮説が立てられています。

周囲のタバコの煙(副流煙)は、皮膚面の乾燥を促進し、皮膚への血流を少なくし、酸素と重要な栄養素を減少させます。

そのほか、大気汚染への露出により、フリーラジカルを形成するカスケードプロセスを開始する可能性があります。
フリーラジカルはコラーゲンを分解するメタロプロテイナーゼを活性化することによりシワの形成に関与します。

監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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