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2020年12月01日

冬に増える乾燥肌!対策や予防方法について

空気が乾燥する冬は肌も乾燥に傾くため、肌に悩みを抱える方が増える季節です。 たっぷり保湿しても乾燥肌が改善されない…そんな時はどのように対策すれば良いのでしょうか? 乾燥肌の対策や予防方法を知り、冬でも乾燥知らずのしっとり肌を目指しましょう!

冬に起こりやすい肌トラブル

空気が乾燥する冬は、お肌の乾燥に関する悩みが増えてくる季節です。 乾燥は様々な肌トラブルの原因となりますが、以下では冬に起こりやすい「小じわ」、「肌荒れ」、「皮脂欠乏症」についてご紹介いたします。

小じわ

顔のシワは大きく分けると「小じわ」、「表情ジワ」、「たるみによる深いしわ」の3つがあります。縮緬ジワ、乾燥ジワとも呼ばれる小じわは皮膚の表面に現れる小さなしわのことで、目元や口の周りなど皮膚の薄い場所に現れやすいです。

小じわができる原因は真皮層に十分な弾力がなくなることや加齢によって真皮層が薄くなること(菲薄化)、角質や表皮の乱れなど様々ですが、特に肌が乾燥しやすい方は小じわができやすいことが分かっていますので、大気が乾燥する冬には小じわができやすい傾向にあります。

肌荒れ

肌荒れは睡眠不足や暴飲暴食など生活習慣の乱れ、紫外線、乾燥、老化など様々な原因によって生じます。症状についても炎症を伴わない肌荒れや炎症を伴う肌荒れ、出血を伴う肌荒れなど様々です。 ただ、どのような肌荒れでも、皮膚表面の角質層が乾燥、剥がれ落ちて肌のキメが悪くなったり、保湿機能とバリア機能が低下していることは共通しています。 肌荒れすると肌が乾燥しやすくなりますので、入念なスキンケアが必要となります。

皮脂欠乏症(乾皮症)

皮脂欠乏症は皮膚表面の皮脂が減少することで皮膚の水分が減少し、乾燥が生じる皮膚疾患です。乾燥で皮膚が粉をふいたように白くなり、カサカサしたりひび割れしたりします。

空気が乾燥しやすい秋から冬は、特に皮脂欠乏症になりやすいことが分かっています。 症状が悪化すると痒みで眠れなくなることもありますので、しっかり保湿剤を塗って早めに対策することが大切です。

乾燥肌の原因

角質層のバリア機能が低下すると皮膚の皮脂量・水分量が不足して乾燥肌になってしまいます。バリア機能が低下する原因には、以下のようなものがあります。

外気の湿度低下

外気の湿度が低下すると乾燥肌になることが分かっており、冬には乾燥肌になりやすくなります。 空気が乾燥していると経表皮水分蒸散が増え、肌のバリア機能が低下してしまいますので、湿度が低下するほど乾燥肌に傾きやすくなるのです。

エアコン

寒さ対策のため冬には暖房を利用することが多くなりますが、暖房を使って部屋の温度をあげると空気中の水分が減ってしまうため、部屋の空気が乾燥してしまいます。 また、暖房の温風が直接肌にあたることも乾燥の原因となります。

紫外線

バリア機能は紫外線や化学物質など様々な刺激から細胞を守る働きをしますが、紫外線を浴びるとバリア機能が低下してしまいます。紫外線は年中降り注いでいますので、私たちは冬にも紫外線を浴び、少なからずバリア機能が低下しています。 また、バリア機能が低い方は紫外線によるダメージを受け易いため、乾燥肌になりやすいと考えられます。

加齢

加齢により皮脂分泌や汗腺機能低下、セラミドやアミノ酸量が減少し、バリア機能が低下することが分かっています。 高齢になると乾燥しやすくなり、時には乾燥が原因で「老人性掻痒症」という痒みが生じる病気になることもあります。

体質

「フィラグリン」というタンパク質は角層の主要な構成成分のひとつで、バリア機能に重要な役割を果たします。そのため正常なフィラグリンが少ないなど、体質的にフィラグリンに異常がある方はバリア機能が低下しやすく、肌も乾燥しやすくなっています。 このように体質が原因で乾燥肌になる場合でも、治療で改善することもありますので、まずはクリニックを受診すると良いでしょう。

肌への刺激

入浴時の擦りすぎやタオル、衣類での摩擦などで肌へ摩擦刺激が加わると角質層の角化細胞に微小な傷が生じ、バリア機能が低下してしまいます。 洗顔後にタオルでゴシゴシと顔を拭いている方もいらっしゃいますが、このような刺激でも肌のバリア機能が低下してしまうため注意が必要です。

乾燥しやすい部位

皮脂分泌量が少ない部位は、特に乾燥しやすくなっています。 そのため、口の周りや目元の乾燥にお悩みの方が多いのは、顔のなかでも口の周りや目元は皮脂分泌量が少ないことが理由です。

乾燥しやすい部位

  • 口の周り
  • 目の周り
  • 足の裏

顔以外にも乾燥しやすい部位がありますので、きちんと全身保湿ケアする必要があります。

冬の肌トラブル予防方法

保湿ケア

乾燥対策に最も有効なのは、保湿剤で十分に保湿することです。 冬は乾燥しやすいので、他のシーズンとは異なる保湿剤を用意することをオススメします。クリームや軟膏など、保湿力が高いものを選ぶと良いでしょう。 市販の保湿剤が肌に合わなかったり、乾燥が改善されなかったりする場合はクリニックで相談してみてくださいね。

加湿器を使う

湿度が低いと肌のバリア機能が低下して乾燥肌になりやすくなるため、加湿器で部屋の湿度を保つことが大切です。

特に、暖房を使うと部屋の湿度が下がってしまいますので、加湿機能がついていないエアコンを使う際には一緒に加湿器も用いるようにしましょう。

ぬるま湯に浸かる

冬は入浴時に熱いお湯に浸かることが増えるかと思いますが、熱いお湯に長時間浸かると皮膚を保湿してくれる角質間脂質(セラミド)が流出してしまい、肌が乾燥してしまいます。

お湯の温度は36度~38度が最も刺激が少ないので、乾燥が気になる方は温度に気を遣うと良いでしょう。

クリニックでできる治療法

自分で冬の肌トラブルを予防するのには限界がありますので、どうしても肌トラブルが生じることはあります。

肌トラブルを自分で治そうとすると悪化してしまう可能性がありますので、きちんとクリニックで治療することをオススメします。 当クリニック“はなふさ皮膚科”では、乾燥肌の方に対しては基本的に生活習慣改善の指導と、保湿剤の塗布で治療しております。

乾燥による小じわを治療したり方には、メソアクティスやイオン導入、ゼオスキンなどの治療をご提案する場合もございます。

メソアクティス

メソアクティスは「エレクトロポレーション理論」という新技術を活用したマシンで、有効成分を肌深層まで浸透させて肌悩みを改善します。

スクワラン、ビタミンC誘導体、ヒアルロン酸、トラネキサム酸、αアルブチン、アルジルリン、ユビキノンなど、患者様の肌質や肌悩みに合った導入薬剤を使用しますので、乾燥が原因の肌トラブルをはじめ、様々な肌の悩みを改善することが可能です。

ダウンタイム、痛みがない治療となっていますので、美容医療を受けたことがない方も安心して治療していただけます。

メソアクティスの詳細はこちら

イオン導入

イオン導入はお肌に負担をかけず有効成分を肌の深部までたっぷりと届け、様々な肌トラブルを改善する治療です。

当クリニックでは即効性がある「クールビタミン」と「トラネキサム酸」の2種類の有効成分を用意しており、患者様の肌質や肌悩みに合ったものを使用いたします。 施術目安時間は20分ほどとなっておりますので、お気軽にお受けいただけます。

イオン導入の詳細はこちら

ゼオスキン

ゼオスキンは、スキンケアの分野で世界的に有名なゼイン・オバジ医師が『美しく健やかな肌』を目指して開発したスキンケア商品です。

冬の乾燥肌には保湿剤が必須ですが、自分の肌に合う保湿剤が見つからなかったり、自分の肌にピッタリ合う保湿剤を使いたいと思う方もいらっしゃるでしょう。

ゼオスキンはオーダーメイドのスキンケア商品となっておりますので、医師が患者様の肌質や肌悩みに合わせてカスタムさせていただきます。 気になる方はお気軽にお問い合わせください。

ゼオスキンの詳細はこちら

監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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