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2022年06月09日

肌質改善はできる?改善のカギとなるポイントや治療方法について解説

肌トラブルに悩まれる方の中には、「肌質が悪い原因はなに?」「どうやったら肌質を改善できるの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。肌質を改善するには、ターンオーバーを正常に保ち、バリア機能を維持することが重要です。

この記事では、肌質の種類や肌質改善とターンオーバーの関係、肌の構造について詳しく解説します。肌質改善におすすめの治療方法も紹介しますので、肌トラブルにお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。

肌質には種類がある

肌トラブルは肌質によって異なるため、まずは種類を理解することも重要です。肌トラブルにつながりやすい肌質は次の3種類が存在します。

  • 乾燥肌
  • 脂性肌
  • 混合肌

各タイプについて詳しく解説します。

乾燥肌

乾燥肌は皮脂も水分も少ない状態で、かさついて荒れやすい点が特徴です。角層の水分が減少して乾燥が続くと、肌がゴワついたり、硬くなったりします。

紫外線や気温の低下、加齢により肌の潤いを保つ働きが低下して、皮膚の水分が蒸発しやすくなっています。

脂性肌

脂性肌は、水分量と皮脂量がともに多い状態です。潤いはありますが、ベタつきやすい点が特徴です。

ホルモンバランスが乱れたり、皮脂腺が大きくなっていたりして、皮脂が過剰に分泌されています。肌のテカリやベタつき、毛穴の黒ずみ、ニキビについての悩みを抱える方も多いです。

混合肌

混合肌とは、部分的に脂っぽかったり、かさついていたりする肌です。各部位の水分保持能や皮脂腺の活性によって脂っぽい部分と、かさつきやすい部分が決まります。

たとえば、額から鼻先にかけてのTゾーンは、脂っこい脂性肌の傾向にあります。その一方で、顔の外側は水分保持能が弱く乾燥しやすいのです。そのため混合肌の場合は、各部位の状態に合わせたスキンケアが重要といえるでしょう。

肌質改善はターンオーバーがカギ

肌質を改善するためには、ターンオーバーが正常に機能することが重要です。肌のターンオーバーとは、肌細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組みです。

ターンオーバーが乱れると、肌細胞の入れ替わりがスムーズに行われずに、細胞同士のつながりが弱くなります。その結果、肌のバリア機能が損なわれ、さまざまな肌トラブルにつながるのです。

肌のターンオーバーの乱れを予防するためには、紫外線対策や睡眠時間の確保、正しいスキンケアを行うことが重要です。ターンオーバーを理解するために、さらに肌の構造について詳しく見ていきましょう。

肌質改善を目指すなら肌の構造も知っておこう

肌質を改善するためには、ターンオーバーの働きを正常に保ち、バリア機能を維持する必要があります。ここでは、ターンオーバーと関連のある表皮や真皮について解説します。さらに、真皮の下層にある皮下組織についてもお伝えしますので、参考になさってください。

3層の中でもっとも薄い「表皮」

肌は表皮と真皮、皮下組織に分かれています。肌の最も外側にある層が表皮で、表から見える部分です。3層の中でもっとも薄く、平均0.2mmほどの厚みといわれています。

さらに表皮は4層に分かれていて、各層が入れ替わると肌が新しくなるのです。肌の入れ替わりの過程は、ターンオーバーと呼ばれます。

最下層の基底層(きていそう)で作られた細胞は、押し上げられる形で有棘層(ゆうきょくそう)や顆粒層(きていそう)を経て、最終的に角層に達するのです。角層にある肌細胞は、時間が経つと垢となって剥がれ落ちます。肌が作られて、垢となって剥がれ落ちるまでの時間は約4週間といわれています。

皮膚の本体ともいえる「真皮」

表皮の下にある真皮は、皮膚の本体ともいえる組織です。コラーゲンやエラスチンなどの繊維群が含まれており、表皮を支えて肌に弾力をもたらします。また真皮には毛細血管があり、表皮に栄養を与えてターンオーバーを維持する役割もあるのです。

さらに繊維群の間には、水分やたんぱく質、糖質、ヒアルロン酸などが存在します。これらの成分が減少すると、肌の弾力も失われて、しわやたるみにつながるのです。

筋肉と骨をつなぎ合わせる「皮下組織」

3層の最下層にある皮下組織には、多くの脂肪が含まれており、皮膚と骨をつなぎ合わせる役割があります。また外界の衝撃から骨を守るためのクッションとしての働きもあります。皮膚の保湿にも影響しており、肌を健康に若々しく保つためにも必要な組織です。

肌質改善は美容クリニックで叶えられる!

美容クリニックを利用すると、効果的な肌質改善が可能です。ここでは、肌質改善におすすめの施術を解説します。

  • ダーマペン4
  • ケミカルピーリング
  • フォトフェイシャル(ICON/M22/ルメッカ)
  • イソトレチノイン(脂性肌向け)

以上の4つを紹介しますので、参考にしてください。

ダーマペン4

ダーマペン4は肌に微細な穴をあけて、成長因子を浸透させ肌の再生を促す施術です。成長因子は細胞を活性化させ、組織の修復をする役割がある細胞です。ダーマペン4による成長因子の浸透により、肌の若返りや小じわの改善が期待できます。さらにニキビ跡や毛穴の開きの治療としても利用可能です。

ダーマペン4による治療後は、赤みが数時間から数日続くことがあります。また稀に内出血することもあり、内出血が消えるまでに1~2週間かかります。次の治療ページではダーマペン4について詳しく解説していますので、どうぞご覧ください。

ダーマペン4の詳細はこちら

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、サリチル酸マクロゴールなどのピーリング材を肌に塗布して、肌表面の古い角質を取り除く施術です。肌細胞に刺激を与え、ターンオーバーを促進させます。ニキビ肌やくすみ、しわなどさまざまな肌トラブルに有効です。

ケミカルピーリングを受けた後は、数時間から数日間にかけて、赤みやひりつきが発生することがあります。またバリア機能が一時的に低下するため、乾燥しやすくなります。そのため、治療後は刺激の少ない基礎化粧品で保湿を行うことが重要です。次の治療ページではケミカルピールについて詳しく説明していますので、どうぞご確認ください。

ケミカルピーリングの詳細はこちら

フォトフェイシャル(ICON/M22/ルメッカ)

フォトフェイシャルは、IPLと呼ばれる光線を肌に照射する治療です。光線がメラニン色素に反応して、シミを薄くします。また酒さやニキビ、ニキビ跡の治療としても有効です。酒さとは、毛細血管が拡張して顔に赤みが出る症状で、好発するのは中高年です。

フォトフェイシャルのダウンタイムはほとんどありませんが、ほくろのように黒いかさぶたができる場合があります。かさぶたは、2~7日ほどで剥がれてなくなります。

また奥に潜んでいたシミが、フォトフェイシャルで一旦は濃くなることもあります。その場合は、再び光線を当てるとシミが薄くなります。 当院では以下の治療機器を使用して、フォトフェイシャルを行っています。

  • ICOM
  • M22
  • ルメッカ

各治療機器の詳細も含め、フォトフェイシャルについて詳しく知りたい場合は、次の治療ページをご覧ください。

フォトフェイシャルの詳細はこちら

イソトレチノイン

脂性肌の方であれば、イソトレチノインでの治療で改善可能です。 イソトレチノインはニキビの切り札ともいえる内服薬で、皮脂腺の分泌を抑制し、さらに皮脂腺そのものを小さくさせる効果があります。

非常に効果の高い治療方法ではありますが、胎児に対する催奇形性をはじめとした副作用などもあるため、慎重に使用しなければいけません。

必ず医師としっかり相談したうえで治療にのぞみましょう。イソトレチノインについて詳しく知りたい場合は、次の治療ページをご覧ください。

イソトレチノインの詳細はこちら

まとめ

肌トラブルにつながる肌質は、次の3タイプです。

  • 乾燥肌
  • 脂性肌
  • 混合肌

以上の肌質を改善するためには、ターンオーバーを正常に保つ必要があります。表皮や真皮、皮下組織などの肌の構造を理解して、適切なスキンケアを実施しましょう。

また肌質改善は美容クリニックを利用すると、さらに効果的です。肌質でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。

監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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