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2021年03月01日

目の下のたるみと原因は?予防と治療方法について

加齢とともに気になってくる事のひとつが「目の下のたるみ」。 目の下がたるんでいると見た目年齢が引き上げられたり、不健康そうに見えてしまったりするため、日頃からケアしている方も多いことでしょう。 しかし、残念なことにマッサージや眼輪筋のトレーニングなどは効果が期待できません…。 以下で目の下のたるみの原因や予防方法、治療方法を正しく理解しておきましょう。

目の下のたるみはどのような状態?

たるみとは、皮膚が重力に負けて垂れ下がっている状態のことです。 顔の皮膚の下には脂肪層があり、その下にSMASという膜があります。その膜がゆるんでくると皮膚がたるみます。また、顔の部位ごとに脂肪層があり、それぞれを包んでいる組織がゆるむとたるんでくることもあります。

目もとやフェイスライン、口もとなどにたるみが生じると老けた印象を与えます。特に目もとが与える印象は大きいので、目の下のたるみは見た目年齢を大きく引き上げますね。

たるみは30代から歳を重ねるにつれ進行していくのが一般的です。たるみができる前に、たるみの原因や予防方法を確認していきましょう。

目の下のたるみの原因

眼輪筋の衰え

目の下のたるみは「眼輪筋(がんりんきん)」という目の周りの筋肉が関係していることが分かっています。 眼輪筋が薄く弱くなることによって脂肪組織が前面に飛び出して、目の下のたるみが生じます。眼輪筋が衰える原因は加齢や、眼輪筋を使わなくなることによる衰えなどと考えられています。

紫外線

紫外線はシミやしわ、たるみなど様々な肌トラブルの原因となります。 紫外線はUVA、UVB、UVCの3種類がありますが、地上に届いて皮膚に影響を与えるものはUVAとUVBです。 UVAは波長が長いため肌の深層にまで到達し、真皮のコラーゲンやエラスチンを損傷させます。コラーゲンやエラスチンが減少するとたるみの原因となってしまいますので、UVAには特に注意が必要です。

脂肪が多い

肥満気味の方や、急速なダイエットを繰り返している方は皮膚や脂肪組織が余ってしまうため、たるみの原因になりやすいことが分かっています。

目元のたるみの予防方法

紫外線対策

紫外線は目元のたるみ以外にも様々な肌トラブルの原因になりますので、日焼け止めや日傘、帽子などを利用して紫外線対策することが重要です。 たるみの原因になりやすいUVAは年中を通じて比較的照射量が多いため、オールシーズン紫外線対策をするようにしてくださいね。

目元を擦らない

洗顔時の擦りすぎ、タオルでゴシゴシ拭き取る、スキンケア、化粧などの摩擦刺激はたるみの原因になると考えられています。 摩擦による刺激は肌の大敵なので、肌を擦らないように意識しましょう。自分の肌を赤ちゃんの肌だと思って優しく触るようにしてくださいね。

セルフケアで即効性のある改善方法はある?

結論から言いますと、セルフケアで即効性のある改善方法はありません。 たるみを治すにはクリニックでの治療が必要ですので、すぐに目の下のたるみを消したい場合には「一時的にメイクで隠す」などの方法をとるのが現実的でしょう。

目の下がたるんでいると見た目年齢が引き上がりますので、コンシーラーやハイライトなどの化粧品でカバーして、若々しい印象を与えましょう。 また、日頃から保湿力の高いアイクリームなどで目元をケアすることで、化粧ノリが良くなります。

クリニックでの目元のたるみ治療方法

下眼瞼脱脂術

下眼瞼脱脂術は、目の下のたるみが高度なときにおすすめの手術です。下まぶたに突出し下落した脂肪を取り除く手術方法で、脂肪を取り除く手術は「経粘膜的脱脂術」と「経皮的脱脂術」の2つに分けられます。 それぞれメリットとデメリットが異なりますので、医師と相談のうえ手術方法を選択します。

手術の詳細は、以下のページを参考にしてください。

下眼瞼脱脂術の詳細はこちら

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入はシワ治療に用いられるイメージが強いかと思いますが、最近はたるみ治療に使われることの方が多くなってきています。目の下以外にも額や頬、ほうれい線、マリオネットラインなども改善することができます。 ヒアルロン酸注入は安定した効果を得やすく、安全性が高いこともあり、非常に満足度が高い治療とされています。

実際の施術は以下の動画で確認できますので、気になる方はぜひ参考にしてくださいね。

ヒアルロン酸注入の詳細はこちら

まとめ

齢を重ねるにつれ、目の下のたるみに悩みを抱える方は増えていきます。 メディアなどでよく取り上げられていますが、目の下のたるみはマッサージで改善することはありません。また、理論的には眼輪筋を鍛えればたるみが改善する可能性はありますが、眼輪筋を鍛えてたるみが改善した例もほとんどありません。 目の下のたるみを改善したい方は、皮膚科・美容皮膚科を検討してみてくださいね。

監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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