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はなふさ皮膚科 TOP / 美容コラム / 毛穴ケアの正しい方法|黒ずみ・開き・たるみ別に徹底解説
2026年02月27日

毛穴ケアの正しい方法|黒ずみ・開き・たるみ別に徹底解説

鏡を見るたびに気になる毛穴。
黒ずみが取れない、ファンデーションが落ちる、最近なんだか縦に伸びてきた気がする。

そんな違和感を抱えている人はとても多いです。

ただ、毛穴の悩みはひとつではありません。黒ずみなのか、開きなのか、それともたるみなのか。原因が違えば、ケアの方向も変わります。

頑張っているのに改善しないと感じているなら、それは努力が足りないのではなく、方法が少しズレているだけかもしれません。

この記事では、毛穴の種類ごとに原因と正しいケアを丁寧に解説していきます。

毛穴治療についてのページはこちら

毛穴には種類があるという前提

毛穴トラブルは大きく三つに分けて考えると理解しやすくなります。

ひとつは角栓が酸化して黒く見える黒ずみ毛穴。
もうひとつは皮脂や乾燥によって広がる開き毛穴。
そして、肌のハリが落ちることで形が変わるたるみ毛穴です。

多くの人が「毛穴を小さくしたい」と思っていますが、実際にはそれぞれアプローチが違います。ここを間違えると、どれだけケアしても遠回りになってしまいます。

黒ずみ毛穴は「取る」より「詰まらせない」

いわゆるいちご鼻と呼ばれる黒ずみ毛穴は、毛穴に詰まった皮脂や角質が空気に触れて酸化した状態です。

見た目が気になると、つい取りたくなりますよね。毛穴パックや押し出しを繰り返してしまう人も少なくありません。でも実は、それが毛穴を広げる大きな原因になります。

黒ずみ毛穴で大切なのは、角栓を無理に取ることではなく、そもそも詰まりにくい環境をつくることです。

クレンジングは「落とす作業」というより、毛穴の中をやわらかく整えるイメージが近いです。オイルやバームで優しくなじませるだけでも角栓はかなり変わります。

さらに、酵素洗顔を週に数回取り入れると古い角質が溜まりにくくなります。

 

開き毛穴は「皮脂腺の増大」と「構造変化」で起こる

頬や鼻の毛穴がぽつぽつと目立つ場合、多くは「開き毛穴」です。

開き毛穴の本質は、単なる皮脂や乾燥の問題ではありません。
主な原因は以下の2つです。

  1. 皮脂腺の増大
  2. 毛穴周囲の構造的拡張と固定化

■ 皮脂腺の増大が起点になる

思春期以降、アンドロゲンの影響を受けて皮脂腺は肥大します。
皮脂分泌が多い状態が続くと、毛包漏斗部は拡張しやすくなります。

つまり、開き毛穴は「皮脂が出ているから目立つ」のではなく、
皮脂腺自体が大きくなり、毛穴構造が物理的に広がっている状態なのです。

■ 乾燥は“原因”ではなく“見え方”の問題

乾燥によって毛穴が開くわけではありません。
ただし角層の水分量が低下すると、

  • 角質の透明度が下がる
  • 毛穴の影が強調される
  • 皮溝が乱れる

結果として毛穴が強調されて見えることはあります。

しかしこれは構造的な開大とは別問題です。

■ 毛穴は固定化する

皮脂分泌が長期間続くと、

  • 毛包壁の弾性低下
  • 真皮コラーゲンの減少
  • 慢性炎症による支持組織の変化

が起こり、毛穴の拡張が“固定化”します。

ここまで進むと、化粧水の重ねづけで改善するものではありません。

たるみ毛穴はスキンケアだけでは足りないこともある

毛穴が丸ではなく縦長に見えるようになったら、それはたるみ毛穴のサインかもしれません。

これは毛穴の問題というより、肌全体のハリ構造の変化です。コラーゲンの減少、紫外線ダメージ、年齢による変化などが重なって起こります。

このタイプの毛穴は、洗顔を変えても劇的には改善しません。必要なのは「土台を立て直すケア」です。

紫外線対策は最も重要です。そしてレチノールやナイアシンアミドのように、ハリにアプローチする成分を継続することで少しずつ変化していきます。

マッサージを頑張りすぎる人もいますが、摩擦はむしろたるみを進める可能性があります。ここは丁寧さが何より大切です。

自宅ケアに限界を感じたときの選択肢

毛穴は生活習慣で変わりますが、セルフケアだけでは時間がかかるケースもあります。

そうしたとき、美容医療は有効な選択肢になります。洗浄系・ピーリング系の施術は黒ずみに、皮脂コントロール系は開きに、コラーゲン再生系はたるみに向いています。

最近はダウンタイムの少ない施術も増えているため、以前よりハードルは下がっています。大切なのは、自分の毛穴タイプに合った施術を選ぶことです。

毛穴ケアでいちばん多い誤解

多くの人が「頑張るほど良くなる」と思っています。でも毛穴は逆です。

洗いすぎるほど悪化し、触るほど広がり、焦るほど迷走します。

毛穴は短期戦ではなく習慣の積み重ねです。劇的な変化よりも、「詰まりにくい」「乾きにくい」「ダメージを受けにくい」状態を作ることが結果的に最短ルートになります。

まとめ|毛穴はタイプを見極めると変わる

毛穴ケアの本質は、自分の状態を知ることです。

黒ずみなら詰まらせないケアを。
開きなら皮脂を抑制し、毛穴を再構築させるケアを。
たるみならハリの土台を整えることを。

やることは実はシンプルです。ただ、順番と継続がすべてです。

毛穴はすぐには消えません。でも、正しく向き合えば確実に変わっていきます。

監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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