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TOP / 美容コラム / 肌の乾燥や荒れる原因と対策方法とは? 冬の肌に知っておくべきことをチェック
2022年12月21日

肌の乾燥や荒れる原因と対策方法とは? 冬の肌に知っておくべきことをチェック

冬になり気温と湿度がグッと下がる時期になると、肌の乾燥や荒れを感じる方は多いのではないでしょうか。乾燥や肌荒れをそのままにしておくと、様々な肌トラブルを引き起こす原因にもなります。
本記事では、冬に乾燥や肌荒れが起こる原因、乾燥を防ぐ対策方法や美容クリニックでの治療方法をご紹介します。毎年冬になると乾燥や肌荒れしやすい方、乾燥する前に防ぎたい方はぜひ最後までお読みになり参考にしてください。

冬に肌が乾燥・荒れる理由と原因

人間は年間を通して体温がほぼ一定です。
そのため、体の表面に接している空気は夏でも冬でも年間で気温が一定と考えると、単純に空気中に含まれる水分量が少ない冬の方が乾燥してしまうのです。

乾燥して肌から水分や皮脂が奪われると肌のバリア機能が低下し、肌トラブルを起こしやすくなります。
バリア機能とは、体内の水分蒸発を防ぐ保湿や、外部のほこりや化学物質など異物の侵入を防ぐ役割があります。

湿度の低い冬は空気中の水分量が少ないため、肌から水分や皮脂が奪われてしまうのが乾燥する原因で、乾燥によって肌バリア機能が低下してしまうことが肌荒れが起こる原因です。

日常生活で乾燥を防ぐ3つの方法

日常生活で取り入れられる乾燥予防の方法をご紹介します。

・加湿器を使う
・熱いシャワーや長風呂は避ける
・肌への刺激を避ける

冬の乾燥対策に向けて準備をしておきましょう。

加湿器を使う

湿度が下がって乾燥しやすい季節には、加湿器は必須です。
空気の乾燥は体内の水分が蒸発してしまい、肌から水分が減って10%以下になると、かゆみや乾燥、シワなどの肌トラブルを起こす原因ともなります。
また、空気の乾燥は風邪やウィルスを活発にしてしまい、鼻や喉の粘膜を乾燥させて体内に侵入しやすい状態になってしまうのです。
特に空調を付けていると湿度が下がってしまうため、乾燥対策や風邪予防のためにも、加湿器と併用して使いましょう。

熱いシャワーや長風呂は避ける

冬の寒い日には熱いシャワーを浴びたり、温かい湯舟に長時間浸かっていたくなりますが、お湯の温度や入浴時間には要注意です。
熱いお湯やシャワーの刺激は皮脂を溶かし出してしまい、乾燥につながります。熱いお湯で早く体を温めたくなりますが、乾燥対策のために湯温や利用方法に注意してください。
シャワーの温度は体温より少し高めの37~38℃くらいにし、1回あたり5分くらいにしておきましょう。
湯舟に浸かる場合は、お湯の温度は38~40℃くらいが適温です。湯舟に浸かっているだけでも体の汚れは落ちているので、石鹸を使って洗う必要はありません。
汚れやすい部分だけ石鹸を使って洗い、全身に使う頻度は減らすようにしましょう。
また、湯上りは水分が蒸発しやすくなっているため、タオルでゴシゴシ拭かずにそっと水分を取るくらいにし、化粧水でたっぷり水分補給してください。

肌への刺激を避ける

洗浄力の高い洗顔料やピーリングは肌への刺激となります。
肌に必要な水分や皮脂まで奪ってしまうため、肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなるからです。
乾燥している時期は刺激となるようなお手入れを避け、保湿を徹底するようにしましょう。
しかし、保湿のし過ぎで油分を多く塗り過ぎると、皮脂分泌が過剰になり肌荒れを起こす原因にもなります。
乾燥対策のために保湿クリームなどを多めに塗りたくなりますが、使用方法や使用量を守って使うようにしてください。

クリニックでの治療方法

毎日の丁寧なスキンケア、冬の乾燥対策も大切ですが、より高い効果を期待したい方には美容医療も併用することを推奨します。
診察として肌の状態を診るため、保険適用の外用や内服薬の処方も行っています。
冬の乾燥肌、肌荒れ対策に向いている美容医療の施術を3つご紹介します。

・イオン導入
・プラセンタ注射
・ドクターズコスメ

イオン導入

イオン導入とは、有効成分を塗布しながら微弱な電流を流すことにより、肌の深部まで届ける治療です。
肌を外部から守るバリア機能によって、コットンや手で塗布しても角質層までしか浸透させることができません。
有効成分をイオン化すると、一時的に肌のバリア機能を通り抜けて有効成分を届けることができます。
保湿効果以外にも、有効成分によってお肌のお悩みに合わせたケアができます。

ビタミンC・・・メラニンの合成の抑制、コラーゲン生成の促進、ターンオーバーの正常化
ビタミンA・・・コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促し皮膚のハリを改善
ビタミンE・・・エイジングケアや肌荒れの改善、くすみ、クマなどの改善
プラセンタ・・・肌の組織の修復や美白効果

プラセンタ注射

プラセンタ(Placenta)とは胎盤のことです。
胎盤は母体と胎児をつなぐ重要な器官で、胎児の生命を維持して出産までの間、胎児の成長を支えています。
プラセンタ注射はヒトの胎盤から抽出した成長因子や、人の体をつくるために欠かせない5大栄養素のタンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルが含まれているので、注入することで健康へと導く治療法です。
更年期障害や自律神経失調症の治療にも使われています。
皮膚の炎症を抑えて組織の修復を促進する働きがあるため、冬の乾燥だけでなく、年中乾燥肌が気になる方やシミやシワなどにも効果的です。

ドクターズコスメ

ドクターズコスメとは、皮膚科医などの専門家や医療機関が開発・監修している化粧品のことで、医薬品とは異なります。
一般的な化粧品との違いは、皮膚の専門家が開発した独自の成分配合のものや、高品質で配合成分の含有濃度が高いものが多いという特徴があります。
敏感肌や乾燥肌に特化しているドクターズコスメもあるので、そういったアイテムから選んでみるといいでしょう。
いままでのスキンケアでは満足できなかった方や、一歩進んだ乾燥肌対策をしたい方に向いています。

はなふさ皮膚科で取り扱いのレチノール製品

はなふさ皮膚科では、美容医療に特化したドクター4名による、日本人向けの美容液、ウィズドクターを販売しております。
ビタミンAとその仲間(レチノイド)、ビタミンCの働きに注目した美容液です。
デリケートな日本人のお肌向けに、副作用を抑えることを目指して処方しております。

>ウィズドクターついて詳しくはこちら

まとめ

冬に肌が乾燥、肌荒れする原因や対処方法についてご紹介しました。
乾燥しやすい冬からお肌を守るためには、事前に対策や予防をすることが大切です。
できる範囲で普段の生活習慣に気を付け、保湿効果の高い化粧品を使ったり、美容クリニックの施術を上手に活用し、潤いのある美肌を目指してください。

監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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