ニキビ跡の手術療法

ニキビ跡（クレーター）の手術療法

ニキビ跡で、もしフラクショナルレーザーやNd:YAGレーザーで十分な効果が得られなかった場合、どうすれば良いかと考えると、手術が選択肢の一つとなります。

⭐︎ 施術は花房医師の診察日にご予約くださいませ。

１．はなふさ式ニキビ跡治療(全てのニキビ跡)

はなふさ式ニキビ跡治療では、炭酸ガスレーザーにより皮膚の入れ替わりを促すと同時に、サブシジョンにより繊維化した瘢痕組織を筋膜から引き離します。皮膚組織の癒着がなくなることで、ニキビ跡による凹みをふっくらさせることを目指せます。

２．単純縫縮術(全てのニキビ跡)

手術はニキビ跡を単純に切除し、縫い合わす方法（単純切除術）です。
非常に簡単で短期間に終わる手術ですが、小さな傷が残ってしまうという欠点があります。

３．サブシジョン(主にローリング型)

真皮と筋膜が癒着している場合、皮膚に針を通し、その癒着している部分を剥離し、下から引っ張っている力を解除する手術（subcision）が用いられます。下から引っ張られている力が解除されるのと、自然の創傷治癒の力が促進されるため、傷が盛り上がり、なだらかになることを期待した治療です。何度か治療を繰り返さなければならないことが多数あります。

４．パンチグラフト(全てのニキビ跡)

パンチグラフトというのは、ニキビ跡を２mmほどの細いパンチでくり抜き、そこに耳たぶの裏から取った同じ大きさの皮膚を埋め込む手術です。一種の皮膚移植ですが、簡単、安全に行うことができますのでどうしても深いアイスピック型のニキビ跡を治療したい方にはお勧めの治療法です。
その変法ですが、くり抜いた皮膚をそのまま元に戻し、創傷治癒を促す方法があります。
皮膚移植を行った箇所は、１週間ほどは安静にしなければ行けません。

＞パンチクラフトによるニキビ跡治療詳細はこちら

５．炭酸ガスレーザー(主にボックス型)

厳密には手術とは異なるのですが、炭酸ガスレーザーなどで上面をなだらかに削り、ニキビ跡を目立たなくさせる方法がよく用いられます。何度か治療を繰り返さないといけない場合もあります。