ボトックスによる酒さの治療
ボトックスによる
酒さの治療について
ボトックスというと、シワや脇汗、エラの治療などで有名ですが、その他の治療でも注目されています。
今、私が注目しているのは、酒さの治療です。
酒さとは
酒さは赤ら顔となる代表的な疾患で、顔の赤み、ほてり、ピリピリ感などが断続的に長期間続く疾患です。
酒さについて詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。
ボトックスによる酒さの治療
酒さは近年、日本でも増えてきている疾患で、テトラサイクリン系の内服薬や、各種つけ薬、レーザー治療が行われ、これらの治療を組み合わせることで、かなり効果が得られるのですが、患者様によっては、いまひとつ聞きにくい、と言うこともあります。
そこで注目させていただいたのが、ボトックスによる酒さの治療です。米国の学界で少し話題となっておりました。
酒さは神経的な病因が古くから指摘されている疾患ですので、ボトックスにより症状が軽減される、というのは、それほど驚きでもないのですが、治療の選択肢が増えることは好ましいことです。
皮内にボトックスを打つことで、酒さによる赤みを抑えることができた、という報告が多数上がっています。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25548
酒さ治療を体系的にレビューした論文でもボトックスによる治療は安全性が高く、他の治療でいまくいかない場合は考慮しても良いとされています。むしろ他の治療法より安全性が高い、とされているのが注目ポイントでもあります。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5096126/ ※掲載内容・料金は更新時点での情報の場合がございます。
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