イソトレチノインはニキビの切り札になる飲み薬で最近飲んでいらっしゃる方が急増しています。
色々と嘘と本当が混ざっていて何がいいのか何が悪いのか、ご不安になられる方も多いかと思います。 今回の記事ではその疑問点についてQ&A形式で2回に分けてお答えしていきたいと思います。
■イソトレチノインについてはこちらをご覧ください。
◆薄毛に関するQ&A
Q: イソトレチノインの副作用にはどのようなものがありますか?
A: イソトレチノインにはいくつかの副作用があり、その中には「薬剤性休止型脱毛症」が含まれます。これは薬の影響で毛髪の成長が一時的に停止し、抜け毛が増える状態を指します。
Q: 「薬剤性休止型脱毛症」とは何ですか?
A: 「薬剤性休止型脱毛症」とは、薬の影響で毛髪の成長が一時的に停止し、抜け毛が増える状態のことです。抗がん剤がその代表例ですが、他の薬剤でもこの副作用が見られることがあります。
Q: イソトレチノイン使用中に脱毛が起こる頻度はどれくらいですか?
A: イソトレチノイン使用中に脱毛が報告されることはありますが、その頻度は非常に低く、統計上は1%未満とされています。具体的な頻度は不明ですが、極めて稀な副作用と考えられています。
Q: イソトレチノインを使用すると頭皮にどのような影響がありますか?
A: 多くの患者様がイソトレチノインの使用で経験するのは頭皮の乾燥です。これにより、髪がパサパサになり、抜け毛が増えたように感じることがあります。ただし、実際の脱毛とは異なり、髪質の変化によるものが多いとされています。
Q: イソトレチノインと薄毛治療薬(フィナステリドやデュタステリド)を併用しても問題はないですか?
A: 基本的に、イソトレチノインと薄毛治療薬(フィナステリドやデュタステリド)の併用は問題ないとされています。ただし、これらの薬を併用する場合には、必ず医師の指導のもとで行うことが重要です。
Q: イソトレチノインを使用している間に抜け毛が気になる場合、どうすればよいですか?
A: イソトレチノインの使用によって抜け毛が気になる場合は、医師に相談することをお勧めします。医師の指導のもとで適切に対処することが重要です。
Q: イソトレチノインによって薄毛になる可能性はどれくらいありますか?
A: イソトレチノインの使用によって薄毛になる可能性は極めて低いです。しかし、頭皮の乾燥などにより髪質が変化し、抜け毛が増えたように感じることはあるかもしれません。
◆乾燥肌に関するQ&A
Q: イソトレチノインの使用中に乾燥肌が続くことはありますか?
A: はい、イソトレチノインの使用中に乾燥肌が続くことはありますが、その影響が永続的に残るかどうかについて心配する必要はありません。
Q: イソトレチノインはどのように乾燥肌を引き起こしますか?
A: イソトレチノインは皮脂腺の活動を抑制することでニキビを治療します。その結果、皮脂の分泌が減少し、肌が乾燥することがあります。また、顔だけでなく全身に影響が及ぶため、手足なども乾燥しやすくなります。
Q: イソトレチノインの使用中に乾燥肌になるのは一般的ですか?
A: はい、イソトレチノインの使用中に乾燥肌になることは一般的ですが、薬の服用を中止すると、皮脂腺の活動は通常徐々に回復します。
Q: 乾燥肌が永続的に続くことはありますか?
A: 乾燥肌が永続的に続くことは非常に稀で、多くのケースでは、イソトレチノインの治療が終了すれば、肌の状態は元に戻ります。
Q: 手足の皮膚も乾燥しやすくなりますか?
A: はい、手足なども乾燥しやすくなりますが、手足の皮膚は顔の皮膚と比べて皮脂腺の密度が低いため、イソトレチノインの影響を受けにくい部分もあります。
Q: 乾燥肌への対策はありますか?
A: はい、乾燥肌への対策として以下の方法が有効です。
保湿剤の使用:高品質の保湿クリームやローションを使用して、肌の乾燥を防ぎます。
洗浄剤の選択:マイルドな洗浄剤を使用し、肌を過剰に乾燥させないようにします。
水分補給:十分な水分摂取を心がけます。
Q: イソトレチノインの服用を始める際に注意すべき点は何ですか?
A: 乾燥肌が気になる方や敏感肌の方は、イソトレチノインの内服を少量から始めるのが望ましいです。少量から始めて徐々に増やすことで、体が薬に適応しやすくなります。また、医師の指導のもとで適切な用量を決めることが重要です。
Q: イソトレチノインによる乾燥肌は永続的ですか?
A: いいえ、イソトレチノインによる乾燥肌は使用中の一時的な副作用であり、服用を中止すれば通常は改善します。永続的な乾燥肌が残ることは極めて稀です。
Q: イソトレチノイン使用中の乾燥肌を防ぐ方法は?
A: 乾燥肌を防ぐための保湿ケアをしっかり行い、イソトレチノインを少量から治療を始めることで、肌の状態を管理することが可能です。
Q: 乾燥肌に関して心配がある場合はどうすればよいですか?
A: 心配な点があれば、必ず医師に相談し、適切な指導を受けることをお勧めします。
◆再発リスクと好転反応に関するQ&A
Q: イソトレチノインの服用をやめると、ニキビが再発する可能性がありますか?
A: はい、イソトレチノインの服用をやめると、ニキビが再発する可能性があります。特に、十分な量と期間でイソトレチノインを服用しないと、再発のリスクが高まる可能性があります。
Q: 再発を防ぐためにはどうすればよいですか?
A: 適切な量と期間でイソトレチノインを服用することが重要です。医師の指示に従い、治療計画を守ることで、再発率を低く抑えることができます。
Q: ニキビが再発した場合の対処方法は?
A: 再発の定義や対処方法は医師によって異なりますが、一般的に、イソトレチノインをやめた後に簡単な付け薬でケアできる程度のニキビの再発は許容範囲内とみなされることがあります。一般的な付け薬としては、アクアチムやベピオ、ディフェリンなどがあります。
Q: イソトレチノイン治療の目的は何ですか?
A: イソトレチノイン治療の目的は、再発を防ぐだけでなく、ニキビを治療し、肌の状態を改善することです。
Q: イソトレチノイン服用中に美容医療治療を受けても問題ありませんか?
A: 一部の美容医療治療(例:レーザー脱毛、ダーマペン、フラクショナルレーザー)は、イソトレチノインの使用によるリスクを上げないとされています。ただし、医療機関や医師によってはイソトレチノインの服用中の治療を制限している場合もあるので、治療前に医師と相談することが重要です。
Q: イソトレチノインの使用や治療の終了について何に注意すべきですか?
A: イソトレチノインの使用や治療の終了については、医師の指示に従うことが重要です。医師は患者様の状況やニキビの程度を考慮し、個々の状況やニーズに応じて最適な治療計画を立てます。治療を開始または終了する際には、医師との十分な相談が必要です。
Q: 好転反応とは何ですか?
A: 好転反応は東洋医学の概念であり、イソトレチノインに当てはめるのは適切ではありませんが、イソトレチノインを含むレチノイドの治療後に肌状態が一時的に悪化することはしばしば経験されます。
Q: イソトレチノイン治療後に肌状態が悪化することがありますか?
A: はい、具体的には、ニキビが増えたり、肌が赤くなったり、炎症を起こしたりすることがあります。これは、治療薬が皮膚のターンオーバーを促進することによって生じるものであり、皮膚の奥にあるニキビや角栓が表面に出てくることで引き起こされる可能性があります。
Q: これらの悪化症状はどれくらい続きますか?
A: 一般的に、これらの症状は数週間から数か月で改善されることがあります。皮膚が慣れてきてターンオーバーが安定すると、症状が落ち着いてきます。
Q: イソトレチノイン治療中のスキンケアについてアドバイスはありますか?
A: 治療を受けている間は、皮膚が敏感になっているため、適切なスキンケアや医師の指示に従うことが重要です。
◆まとめ
以上、第1回イソトレチノイン服用についての疑問点に関してお答えしました。引き続き、第2回をお待ちください。次回もお楽しみに!
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