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REDNESS & PIGMENTATION

ニキビ跡:赤み・色素沈着

ニキビ跡の赤み

ニキビ跡の赤みは、血管の拡張が原因です。このニキビ跡の赤みには、

  • ・炎症による急性の赤み(概ねニキビができてから1カ月以内のもの)
  • ・組織を修復する際に血管新生により作られた慢性の赤み(ニキビができてから数カ月以上経過しているもの)

上記2種類があります。これら2種類の赤みの中で特に問題になるものが、後者の慢性の赤みです。慢性の赤みは放置してもなかなか良くならないため、皮膚科やクリニックで適切な治療が必要となります。

治療法

ニキビ跡の赤みの治療には、フォト治療(IPL治療)を行います。IPLの光で毛細血管拡張の原因となる血管の内皮細胞に損傷を与え、毛細血管拡張を消退させることができます。当院では、アイコン・M22・M22ステラ・ルメッカなどのIPL機器を使用します。

副作用

痂皮化(かさぶた化)、色素沈着、 赤みが取りきれないこと、肝斑の悪化
※症状、肌質により効果に差があります。

IPLとVビーム(PDL)の比較

IPLとVビーム(PDL)の比較において、それぞれの効果は優劣なく同等と報告されています。
ただし、ダウンタイムや副作用は、IPLのほうが少ないという報告が多数あります。これらの報告内容には、安全性や効果性・副作用や患者様の満足度などに関する研究による詳細な比較を含んでいます。
例えばIPLとPDLの比較試験では、どちらも紅斑と毛細血管拡張が改善される結果となりました。しかし、ダウンタイムや副作用の点においては、やはりIPLのほうが少ないという報告が多数あります。

上記の結果から、当院では効果が等しく、ダウンタイムの少ないIPLをお勧めします。

ニキビ跡の色素沈着

ニキビ跡の色素沈着は、炎症後色素沈着の一種に分類されます。ニキビ跡の色素沈着の原因は、炎症によるメラノサイト(メラニンを生成する細胞)が活性化するためです。ニキビがやっと治ったと感じても、炎症のダメージから、茶色や紫色のシミやくすみのような状態として肌に残ってしまうのです。

治療法

ニキビ跡の色素沈着の治療法において、レーザー治療やフォト治療(IPL治療)は無効です。そのためビタミンCやトラネキサム酸などの内服薬や、ハイドロキノンやレチノール、トレチノインなどの外用薬を使用して治療を行います。

副作用

治療として使用する内服薬や外用薬には、それぞれ異なる副作用があります。先述のトラネキサム酸・ハイドロキノン・レチノール・トレチノインにおける副作用は、以下のようになります。

トラネキサム酸

発疹、下痢、嘔吐
ごくまれな症状ではありますが、服用後にこれらの症状が発生した場合には、医師に相談をしてください。

ハイドロキノン

赤み、乾燥、かゆみ、白斑、色素沈着
数ヶ月の服用後には休薬期間を設けるなどで対策を行います。

レチノール、トレチノイン

肌の赤みや乾燥、ヒリヒリ感、皮むけ

これらの副作用はレチノイド反応と呼ばれるものであり、数日から6週間ほどで自然治癒することがほとんどです。

※トレチノインの注意点
トレチノインには表皮の新陳代謝を促す強い作用がありますが、副作用もまたあります。トレチノインの副作用で多くみられるのが、皮膚の発赤・紅斑・かゆみです。レチノイド反応と呼ばれており、一時的に角質層が薄くなることで、肌のバリア機能が低下し、外部刺激に対して敏感になるために起こります。
レチノイド反応のピークは最初の3週間ほどですが、反応が起きているのは薬が効いている目安でもあります。軽度であれば経過観察することもありますが、皮膚の赤み等がひどい場合は、自己判断せずに医師に相談するようにしてください。当院では、トレチノインをご使用中の患者様に対して、診察によるフォローを行っています。

料金

※美容施術が初診の患者様にはカウンセリング料¥2,200(税込)頂戴いたします。
※コースは全て2年消化でご案内しております。
※施術内容により、麻酔クリーム料¥3,300(税込)頂戴いたします。
※2023年10月以降、花房式ニキビ跡治療・毛穴治療にて理事長指名の場合、20%の指名料をいただきます。
※全て税込料金です。

フォトフェイシャル

対応院
三鷹院・新座院・国分寺院・久我山院・志木院・大宮院・朝霞台院・池袋院・新宿院・京都院・なんば院・渋谷院
  トライアル料金 1回料金 3回料金 5回料金
全顔 16,500円 33,000円 77,000円 110,000円
両ほほ+鼻 13,200円 22,000円 55,000円 88,000円
  • ※剃毛がされていない場合、剃毛料金1,100円(税込)を頂戴いたします。

※全て自由診療の料金です。

よくある質問

  • 治療をしない場合に、ニキビ跡の赤みはどれくらい続きますか?
    治療を行わなければ、2ヶ月から6ヶ月は続きます。時に1年以上続くこともあるため、注意が必要です。
  • フォト治療を行う場合に、何回ほど治療を行う必要がありますか?
    一回でも一定の効果がありますが、十分な効果を得るためには、2週間に1回、計6回がおすすめです。
  • フォト治療は痛いでしょうか?
    ゴムで弾かれる程度の痛みです。比較的痛みの少ない治療に分類されます。
  • 妊娠中ですが、フォト治療は受けられますか?
    念のため治療を控えていただくようにお願いしております。
  • 授乳中のフォト治療は可能ですか?
    可能です。
  • フォト治療のダウンタイムはありますか?
    ダウンタイムはほとんどありません。小さなカサブタができたり、一時的に赤みが出たりすることがあります。
  • フォト治療の終了後、お化粧はいつからできますか?
    治療直後から可能です。

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