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美容コラム

ニキビ跡にダーマペンとフラクショナルレーザーの効果を感じにくい原因は?対策について

他院のニキビ跡治療を受けた人の中には、思うような効果を得られなかった人もいるのではないでしょうか?クレーター肌の施術にはダーマペンやフラクショナルレーザーがありますが、ニキビ跡の状態によっては高い効果を得られないことがあります。
この記事では、ダーマペンやフラクショナルレーザーで効果を得られにくい原因や対策について解説します。

ダーマペンとフラクショナルレーザーによるニキビ跡治療

ニキビによるクレーター肌を改善するのに、美容クリニックでよく行われているのが、ダーマペンとフラクショナルレーザーです。まずは、ダーマペンとフラクショナルレーザーの施術の特徴についてみていきます。

ダーマペン

肌に極細針を刺すことで、皮膚の自然治癒力が働き、真皮にあるコラーゲンやエラスチンの産生を促す施術です。肌の小じわやハリ不足、毛穴の開きなど肌トラブルの内容に合わせて、針の深さを調節することできます。ダーマペンは組み合わせ治療もでき、ピーリング剤等を塗布してダーマペンを行うと、皮膚の奥にまで薬剤が浸透させることで、相乗効果が期待できます。
ダーマペンによるニキビ跡治療は、肌の凹凸の深さにより、針の深度を1.5mm程度に調節します。ニキビ跡であれば、効果を実感するのに10回程度の施術が必要になります。


フラクショナルレーザー

レーザーを点状に照射して、肌に微細な穴を開けることで、皮膚の自然治癒力を活発にし、肌のコラーゲンやエラスチンの産生を促す施術です。フラクショナルレーザーの施術は、他のニキビ跡治療に比べて、痛みが強いのが特徴です。レーザー照射時に刺されるような痛みを感じるだけでなく、施術後に熱感が出ることもあります。 1回の照射で、10~15%程度の肌細胞の入れ替わりが行われるため、ニキビ跡への効果を実感するには、複数回の施術が必要です。

ダーマペンとフラクショナルレーザーでは効果がないことも

ダーマペンとフラクショナルレーザーは、ダーマペンは針で、フラクショナルレーザーはレーザーで肌に微細な穴を開けることでコラーゲンの産生を促し、ニキビ跡のクレーターの改善を目指します。どちらもニキビ跡・毛穴に対して行われることが多い治療です。
この二つの治療は、ニキビ跡に対して漫然と行われていることが多いのですが、ニキビ跡の状態によっては実はそれほど改善効果が見込めない場合があります。以降では、ダーマペンとフラクショナルレーザーで効果がみられにくい理由について解説していきます。


ニキビ跡の底にダーマペンの針が届いていない

深さが2㎜以上あるニキビ跡治療の場合、底の部分にダーマペンが届いていない、もしくは針先がかする程度のことが多く、ニキビ跡治療として成り立ちません。そのため深いニキビ跡ではダーマペンの針が届かず、完全に無効ということになります。
また、美容クリニックの中には看護師がダーマペンを行う施設もあり、安全性に配慮して皮膚の浅い部分のみに施術することも多いです。そのような場合は、2mmより浅い場合でも、ダーマペンの針が届かず無効になる可能性があります。


浅くなってもエッジが残っていることで効果を感じづらい

フラクショナルレーザーは真皮の深い部分まで届くので、ニキビ跡の底面にもレーザーが届きます。照射部分はコラーゲンの産生が起こるので、ニキビ跡を多少は浅くできます。
その一方で、ニキビ跡の角にあたるエッジ部分は残るので、肌の凹凸の改善効果を実感しにくいです。フラクショナルレーザーで多少ニキビ跡が浅くなっても、正面から顔を見ると、ニキビ跡が目立っている状態です。角が取れにくいというのはダーマペンでも同じです。
このように、ダーマペンとフラクショナルレーザーは、ニキビ跡の治療効果が高いとは言えない施術です。また、2つの施術ならではの問題もあります。


針やレーザーの入りが不均等になる

ダーマペンとフラクショナルレーザーで起こりやすいのが、肌の凹み部分に針やレーザーが均等に入りにくいことです。ダーマペンであれば、肌の平部分に針が深く高密度で入り、凹み部分は針が浅く低密度で入るといったイメージです。

<ダーマペンの場合>
例えば浅めのニキビ跡でも、凹み部分はダーマペンの針が十分な深さで入りません。また、凹み部分の側面にあたる部分は湾曲しているため、表面積あたりに入る針の数が少なくなります。
その結果、ニキビ跡の周りはコラーゲンの産生が十分に進むのに対し、肝心のニキビ跡の凹み部分のコラーゲンの産生があまり進まないということになります。そうするとニキビ跡の周りが盛り上がり、かえってニキビ跡が強調されてしまいます。

<フラクショナルレーザーの場合>
フラクショナルレーザーの場合、ニキビ跡の底面にもレーザーは届きますが、ダーマペンと同じように肌の凹凸箇所によって照射密度が不均等になります。湾曲している部分やエッジがある部分は、ニキビ跡の周りの皮膚と比べて照射密度が低くなります。
ダーマペンの場合と同様、ニキビ跡の周りはコラーゲンの産生が十分に進みますが、湾曲部分やエッジ部分は十分にコラーゲン増生がされにくくなります。結果、かえってニキビ跡が目立ったり、効果を得られないと感じる方が多いのです。

ダーマペンとフラクショナルレーザーでニキビ治療の効果を上げるには?

ニキビ跡の改善が得られにくいダーマペンとフラクショナルレーザーですが、ニキビ跡の構造を理解して対策を取ることで、ある程度の効果を目指せます。ニキビ跡にテンションをかける(手で四方八方に引っ張る)と、肌の凹みがフラットに近づくので、より均等にダーマペンの針やフラクショナルレーザーが入りやすくなります。
ニキビ跡の構造とダーマペンやフラクショナルレーザーの特徴を踏まえれば基本的なことですが、ニキビ跡に対して「とりあえず」「漫然と」ダーマペンやフラクショナルレーザーをしているクリニックも多いようです。
ダーマペンやフラクショナルレーザーでニキビ跡治療は、間違った方法で施術を受けると、効果がないどころか、肌の凹凸がさらに目立つことにつながります。ニキビ跡治療を受けるときは、皮膚のことを熟知したクリニックの施術を受けるようにしましょう。

ニキビ跡には炭酸ガスレーザーとサブシジョン

ニキビ跡治療でより高い効果を目指せるのが、花房式ニキビ跡治療(炭酸ガスレーザーとサブシジョンの組み合わせ治療)です。


炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザーは水分に反応する性質があり、ダーゲットとなる皮膚組織を熱エネルギーで蒸散させることができます。ニキビ跡の角を削りなだらかにします。


サブシジョン

サブシジョンは線維化した瘢痕組織を皮下組織から引き離します。
花房式ニキビ跡治療では、炭酸ガスレーザーでニキビ跡の縁をなめらかにすることで、ニキビ跡を目立たなくさせることができます。更にサブシジョンで皮膚組織の癒着を無くすことで、ニキビ跡による凹みをふっくらさせ、ニキビ跡の改善を目指せます。

まとめ

ニキビ跡治療の定番であるダーマペンとフラクショナルレーザーですが、ニキビ跡の状態や施術の方法によっては高い効果を得られる施術ではありません。ニキビ跡の構造や施術の特徴を踏まえずに、漫然と施術を行っているクリニックも多いのが現状です。
当院では、炭酸ガスレーザーとサブシジョンを組み合わせた「花房式ニキビ跡治療」を行っています。ニキビ跡で悩んでいる方や他の治療で効果を実感できなかった方は、是非当院までご相談ください。

監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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