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【ニキビ跡】ボックスカー型のニキビ跡治療を解説!花房式治療で完治可能?

 ニキビ跡には色々な形がありますが、日本人にはボックスカー型のニキビ跡が多い印象です。
今回の記事では、そんなボックスカー型ニキビ跡について、特徴や原因、治療方法まで詳しくご紹介していきます。

ボックスカー型ニキビ跡の特徴

ボックスカー型のニキビ跡は、表面から見ると円形・類円形・楕円形・四角などの形に見えることが多いです。

大きさとしては直径が大体1.5mm~4mmほど、端が目立つことで有名です。断面図ではUの字や箱型に見えることが多いです。

つまり、底の部分が割と平坦に近く、角の部分がシャープに目立つことがボックスカー型の特徴です。教科書的には深さ0.1mm~0.5mmと言われており、非常に浅いことも特徴の一つです。
日本においては、わりと角が目立っているニキビ跡を拡大解釈して「ボックス型」と呼ぶ場合が多いですが、教科書的には「浅く、底面が平坦、角が目立つニキビ跡」をボックスカー型と呼びます。

ボックスカー型ニキビ跡の原因

ボックスカー型のニキビ跡ができる原因は、割とシンプルです。ニキビができて、同部位に炎症を繰り返していると正常の創傷治癒過程が働かなくなり、ボックスカー型ニキビ跡になります。

もう少し詳しくご説明しましょう。
そもそも皮膚に一旦傷ができると、治るのに2~3ヶ月かかると言われています。「傷って1週間ぐらいで治るじゃん」とお思いでしょうが、見た目的には1週間程で治っていても、皮膚の中で傷を完全に元に戻すためには実は数ヶ月要していると言われています。
ニキビによる傷が数ヶ月かけて修復されていく間に、同じところにニキビができることもあります。そうやって炎症を繰り返すことにより、正常な創傷治癒過程が働かず、その部分が欠損してしまい、ボックスカー型のニキビ跡になると考えられています。

ボックスカー型ニキビ跡の治療

ボックスカー型のニキビ跡に対して、日本ではフラクショナルレーザーやダーマペンで治療することが多いです。浅いニキビ跡であれば、コツコツやっていけば徐々に浅くなっていきますので、効果がないわけではありません。良い治療ですが、どうしてもボックスカー型のニキビ跡においては角の部分が残ってしまうため、あまり「良くなった」という印象を抱きにくいかもしれません。

角の部分が残ってしまう。

花房式ニキビ跡治療

ではボックスカー型ニキビ跡の治療はどうしたら良いでしょうか。
レーザー治療とサブシジョンを組み合わせた、花房式のニキビ跡治療がおすすめです。

ボックスカー型のニキビ跡に対し、まず端の部分(角の部分)を炭酸ガスレーザーで削ります。そうすると、ニキビ跡がなだらかな形になります。さらにニキビ跡の底の部分にサブシジョンを加えることで、下に引っ張られている組織を断ち切り傷を盛り上がりやすくします。結果的に、時間と共にニキビ跡が平坦に近づいていく、という方法です。

STEP1:エッジを炭酸ガスレーザーで削る

STEP2:サブシジョン

STEP3:時間とともに浅く目立たなくなる

これは従来のダーマペンやフラクショナルレーザーで効果が出なかった方でも高い効果が出ますので、非常におすすめの方法です。

花房式ニキビ跡治療の症例

花房式ニキビ跡治療(サブシジョン+炭酸ガスレーザー)とエクソソームを3回、ダーマペン1回施術後の症例です。
深いアイスピック、ボックスカー型のニキビ跡がかなり改善しているのがお分かりいただけると思います。

【料金】
◇サブシジョン+炭酸ガスレーザー
1平方cmあたり46,750円(税込)
◇ダーマペン
両頬トライアル13,200円(税込)
◇エクソソーム
1回 38,500円(税込)
【主な副作用】
◇サブシジョン+炭酸ガスレーザー
内出血、腫れ、かさぶた化、硬結、色素沈着(数ヶ月)、赤み(数ヶ月)、完全には治らない可能性
◇ダーマペン
赤み、内出血、乾燥
◇エクソソーム
痒み、発疹、アレルギー反応
※症状、肌質により効果に差があります。

海外での治療

その他、海外で行われている方法についても少し紹介しておきましょう。

海外ではダーマブレーション(皮膚の表面を削る方法)や、マイクロダーマブレーション(皮膚の表面を浅く削る方法)も行われています。ただ日本人の場合、瘢痕化と言って傷跡が残りやすいため、日本ではほとんど行われておりません。


また、ディープピーリングも海外では行われています。真皮まで到達するような深いピーリングでニキビ跡を治す治療ですが、もちろんこれも日本人には非常に危険です。瘢痕化リスクのあるとても危険な治療ですので、日本人には絶対行わない方が良いと思っています。

パンチ切除と言ってボックスカー型のニキビ跡がある部分をパンチでくり抜いて縫い合わせたり、パンチエレベーションと言ってパンチでくり抜いてそのまま組織を浮き上がらせる方法も行われています。
日本人は割と傷跡が残りやすい体質の方が多いので、パンチでくり抜く方法は最終手段にするべきだと考えています。

中等度くらいまでのボックスカー型ニキビ跡に対しては、花房式が一番良いと思っています。ごく重度のニキビ跡、非常に深いボックスカー型ニキビ跡に対しては、最後の最後の手段としてパンチ切除術・パンチ挙上術をおすすめしています。

まとめ

いかがでしたか?
本日は日本人にも多い、ボックスカー型ニキビ跡について詳しくご紹介いたしました。色々な治療法がありますが、花房式ニキビ跡治療が最も良いと思っています。
ニキビ跡でお困りの方は、ぜひ当院までご相談ください。

花房式ニキビ跡治療

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監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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