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美容コラム

【いちご鼻】最終兵器”花房式毛穴治療”を症例写真付きで徹底解説

最近暑くなってきましたね。そろそろお鼻の毛穴、気になるのではないでしょうか?
今回は、「毛穴で悩んでいて、凹凸もある」という症例を紹介しつつ、治療法を選ぶコツというものを、花房医師と広報スタッフの会話形式でご紹介したいと思います。

毛穴の開き・凹凸で悩む場合、多くの病院ではダーマペン等を勧められます。しかし、あなたの毛穴、ダーマペンだけをひたすらやっても全然良くならないかも…?
ぜひ治療法選びの参考にしてください。

凹凸毛穴の特徴

では早速こちらを御覧ください。

術前のお写真はかなり毛穴が目立つのもありますが、毛穴のところがくぼんでいて、その周りが盛り上がっていますよね。実はかなり多い症例です。
こういうお鼻の方は、どちらかというと美意識の高い女性に多いと思っています。話を聞いてると鼻の毛穴ケアを入念すぎるぐらいにやりすぎた方に多い印象です。例えば鼻の角栓をベリッと剥がしたり、毛穴パックをやったり、ピンセットで取ってみたり爪で絞り出してみたり…と毛穴にダメージを与えた結果、毛穴が変形しているのかなと思います。
ちなみにそういう風に外的刺激を与えると、皮脂腺がより活発になって皮脂の分泌は増えるというのが一般的な考え方です。

ニキビ跡とは、ニキビが治癒した後に残る肌の凹凸や色素沈着、赤みのことを言います。ニキビ後の色素沈着や赤みは時間を要するものの、少しずつ改善していきます。一方、クレーター肌は皮膚のダメージが真皮まで及んでいるので、表皮で行われる肌のターンオーバーで治ることはなく、コンプレックスを抱える原因になります。

どうしても角栓とかが気になって、やってしまうんですよね…。

そうですよね。それをさらにお化粧で隠そうとしてそこの部分だけお化粧を厚塗りしたりすると、またかえって悪くなってしまう…毛穴ってちょっとあまのじゃくな性質があるんですよ。頑張ってケアしようとすればするほど、長期的に見ると悪化してしまう性質があるので、やや注意が必要ですね。

基本的には、刺激によって皮脂の量が増えているから、こうやって凹凸ができるというイメージでしょうか?

一つはそうです。あと、外的な刺激を加えることによって、軽い炎症が皮膚の表面に起こります。その炎症によって皮膚の線維化が起こって、歪な凹凸ができると考えています。
なので、
皮脂腺が大きくなっている こと+線維化が関係しているのです。
繊維とはコラーゲンのことです。コラーゲンって良いイメージがあるかと思いますが、過剰に増えたり組成が乱れてると、こうして歪になりやすいのです。
※組成:コラーゲンにも沢山の種類があり、その構成を組成と言う。

では年齢を重ねるごとに悪化していくのでしょうか?
医師)やはり凹凸になるのは20代後半くらいからが多いです。若い方は毛穴が開いていても凹凸まではあまり起こりません。さらにご高齢になると、皮脂腺の働きが弱ってくるので自然に解決する場合もあります。

凹凸毛穴はダーマペンで治らない?

こういう毛穴の方、大概はどこの病院行っても「ダーマペンでもやりましょうか」と言われるのですが、ダーマペンだけでは大いに不十分なのです。今回の記事ではこれを特に言いたいと思っています。

ダーマペンの回数を重ねても足りないですか?

当院にいらっしゃる方の中にはダーマペンを15回・20回受けている方もおられますが、大体の場合「ダーマペンでは全然良くならない」「少し良くなったかも…」という程度の満足度であることが多いです。理由については後述します。

凹凸毛穴の治し方

こういう場合の毛穴というのはどういう治療を行ったらいいのでしょうか?

基本的には他の毛穴治療と大差なく、花房毛穴理論に基づいて治療していきます。

そもそも毛穴治療というものは、
毛穴を引き締める治療×皮脂の分泌量を減らす治療
この掛け算によって結果が決まります。実際にはどちらかしかやっていないクリニックが非常に多いのです。

例えばダーマペンとは毛穴を引き締める治療ですし、キチンと効果のある治療です。しかしダーマペンだけでは皮脂の分泌量がコントロールできていないため、少なくとも1ヶ月ほどで毛穴の悩みが再発してしまいます。

皮脂の分泌量がコントロールできないと、また毛穴が開いてしまう…というイメージですか?

そういうことです。要するにね、皮脂の分泌量がコントロールできてないということは、皮脂腺そのものが大きいのです。だから毛穴も必然的に大きくなる、ということなのです。
わかりやすく例えると、体が大きい人だと足や手も大きい傾向がありますよね。それと同じで、皮脂腺が大きければ必然的に毛穴も大きくなるのです。
だから皮脂腺を縮小させない限り、皮脂の分泌量もコントロールできていないし毛穴の悩みもまた再発してくる…という理屈です。
つまり、毛穴治療においては2種類の治療を同時並行することが肝心です。


毛穴を引き締める治療×皮脂腺を小さくする治療(皮脂の分泌量を減らす治療)
少なくともこの2種類の治療の掛け合わせが必須である、というのが花房理論です。

組み合わせで治療しないと、毛穴は改善しないと思っていいですか?

その通りです。一時的に良くなったとしても、再発してしまいます。

逆に、皮脂の分泌量を減らす治療だけではどうでしょうか?

ごく軽症の方・ごく初期の方であれば、改善することも多くあります。しかし今回の症例のように凹凸がかなり出てきてしまった場合は、毛穴を引き締める治療や皮膚の表面を滑らかにする治療を併用しないとゴールは難しいでしょうね。

では、具体的にどういう治療をすればいいですか?

一般論から言うと、下記を組み合わせていただきます。
〇毛穴を引き締める治療:ダーマペン、ポテンツァ、フラクショナルレーザーまたは花房式炭酸ガスレーザー
〇皮脂の量をコントロールする治療:イソトレチノイン、マイクロボトックス、トレチノインの外用、レチノールの外用

今回の症例では炭酸ガスレーザーで盛り上がってる部分を削り、さらに毛穴にも1個ずつレーザーを当てて毛穴を引き締めています。(花房式炭酸ガスレーザー)

その炭酸ガスレーザーは、角を削って毛穴も平坦にするイメージでしょうか?

ニキビ跡の場合はそうなのですが、毛穴治療の場合はどちらかというと 皮膚の面の盛り上がってる部分を削ります。それから毛穴にもすごく弱くレーザーを当てていますね。

ニキビ跡の施術と毛穴の施術は、同じ花房式炭酸ガスレーザーでも少し違うのですか?

そうです。ニキビ跡の方がよりアグレッシブな治療というイメージです。盛り上がってるところを削るという点では結構似ていますが、毛穴を引き締める時はすごく弱くレーザーを当てます。
実はこれ、フラクショナルレーザーではできないんですよ。フラクショナルデーザーって結局毛穴そのものに当たっているかどうかがわからないのです。花房式は、より確実に当てている、と思ってください。

花房式治療術の特徴

先生、この症例について一度治療を解説いただけますか?

はい。まず盛り上がってる部分を炭酸ガスレーザーで削りました。一部アイスピック型になっている毛穴があったため、少しだけサブシジョンを追加しています。さらに1つ1つの毛穴に炭酸ガスレーザーを当てて毛穴を引き締めています。これがいわゆる、花房式の毛穴治療術です。
施術後10日ほどして傷が治ってからイソトレチノインを1ヶ月服用してもらいました。
1ヶ月ちょっとで毛穴が見違えるほど良くなっていますよね。こうやって確実に結果を出そうと思うと、花房式の治療が一番近道だと思います。

かなり早く結果が出るのですね。毛穴治療って大体半年~1年ほどかかるイメージがあったので、1回の治療でここまで良くなるのは驚きです。

確実な結果がなるべく早く出るような方法をいろいろと探した結果、この花房式治療術に辿り着きました。

この治療のメリットは何ですか?

改善までの早さです。一回で確実に良くなるというスピード感は良い点だと思います。

でもダウンタイムは多少ありますよね?

そうですね、1週間ほどはお鼻のところにガーゼを当てていただく形になります。

マスクしてたらそんなにわからないですね。

そうですね。ただこれからマスクを外す時期になりますのでやや気になるかもしれません。

逆にデメリットはありますか?

炭酸ガスレーザーで強く削りすぎると、傷跡になる方がいらっしゃる点ですね。医師は、傷にならないように大いに注意する必要があります。患者様は「強く削ってくれ」と仰るのですが、傷になると治癒含めた改善がしづらい…という点がデメリットです。

医師の技量もちょっと必要ですか?

難しい、というよりも経験が必要な施術だと思います。

あとはやはり費用の面がややデメリットですね。医師が毛穴一つ一つにレーザーをコツコツと当てるので、どうしてもダーマペン等よりはお高めであることは事実ですね。

一回あたりの金額はダーマペンとかの方が安いものの、一回の治療でこんなに綺麗になるなら、長期的に見たらさほど高くない印象ですね。

そうですね、最終的なコストパフォーマンスは低くないと思います。

毛穴治療は組み合わせが大事だよ、というお話をいただきましたが、例えば「ダウンタイムが気になるからどうしても花房式をやりたくない」とか「イソトレチノインは怖いので飲みたくない」という場合はどうしたらいいですか?

まず、それも全然いいと思います。花房式治療術はあくまでもハイエンド向けでして、「他クリニックで何の治療を受けてもよくならなかった」 「確実に改善させたい!」という方向きの、最終手段に近い治療です。
最終手段を選ぶ前に、例えばダーマペン+トレチノインのつけ薬などライトな組み合わせから始めるのもアリだと思います。あとはポテンツァ+マイクロボトックスも結構人気がありますし良い治療だと思います。

とにかく2つ組み合わせるという点が大事です。「毛穴を引き締める治療」と「皮脂腺を小さくする治療」は毛穴治療において車の両輪のようなもので、どちらかだけでは前に進まないのです。必ず両輪でやれば、少しずつでも治療は進んでいくはずですよ。

では「そんなアグレッシブな施術はちょっと…」という方は一歩手前の施術を受けて、それから花房式やイソトレチノインを試しても大丈夫なんですね。

そうですね。改善しない時点で当院来院、というやり方でも大丈夫です。ただ前述のとおり両輪での治療をしないクリニックもありますので、最初から当院でライトな治療をするのが一番早いかもしれませんね。
当院でもポテンツァやダーマペン、フラクショナルレーザーなど取り扱っておりますので、「近くのクリニックが両輪で治療してくれるかわからない」「治療方法の選び方から相談したい」という方はぜひ当院へお越しください。

 

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症例詳細

【料金】
◇サブシジョン+炭酸ガスレーザー
1平方cmあたり46,750円(税込)
◇イソトレチノイン
ロアキュタン初回:10mg 30錠 26,400円(税込)
アクネトレント初回:10mg 30錠 23,650円(税込)
※2023年10月のご予約より、ニキビ跡治療・毛穴治療で理事長 花房火月を指名される場合は20%の指名料をいただきます。

【主な副作用】
◇サブシジョン+炭酸ガスレーザー
内出血、腫れ、かさぶた化、硬結、色素沈着(数ヶ月)、赤み(数ヶ月)、完全には治らない可能性
※症状、肌質により効果に差があります。
◇イソトレチノイン
乾燥肌、休止期脱毛症、腎肝機能障害、胎児奇形、横紋筋融解症
※症状、肌質により効果に差があります。

監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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