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2019年11月07日

脇のニキビの原因と治療方法について

脇にプツンとしたものができた事はありませんか?実は、ムダ毛処理や汗などの関係から脇にニキビが出来てしまう事もあるのです。 こちらでは脇ニキビの原因や治療方法を分かりやすくご説明していきます。

脇にできやすいニキビの種類

皮脂の過剰分泌が原因で出来るニキビは顔だけに現れるものではなく、体全体に現れる可能性があります。一般的に脇にできやすいニキビの種類は以下の「赤ニキビ」「黒ニキビ」です。 脇にプツンとできものが出来たら、以下の写真とご自身の症状を見比べてみましょう。

赤ニキビ

赤ニキビ

赤ニキビは炎症を伴ったニキビのため赤みを帯び、多くは直系5mm以下となっています。毛包にたまった皮脂が周囲に漏れ出し炎症が起こった状態で、押すと軽度の痛みを感じます。
剃刀や毛抜きで脇のムダ毛処理をする方は多いと思いますが、皮膚を傷つけて細菌が侵入すると炎症が起きて赤ニキビになりやすいので気を付けましょう。

黒ニキビ

黒ニキビ

黒ニキビは毛穴が開いた状態のニキビで、酸化して黒みを帯びた古い角質や皮脂、汚れが開いた毛穴に詰まることが原因で生じます。
赤ニキビのような炎症は伴わず、触ってもほとんど痛みがありません。
剃刀や毛抜きの刺激で毛穴が広がると黒ニキビになりやすいので注意が必要です。

脇ニキビに似た症状

粉瘤

粉瘤(ふんりゅう)とは、皮膚の下に袋状の構造物ができて、その袋の中に垢や皮脂が溜まってしまう病気です。本来、垢や皮脂は皮膚から剥がれ落ちるものですが、袋の中に垢や皮脂がどんどん溜まっていくため、時間とともに少しずつ大きくなっていきます。大きさは数mmから数cmと様々です。

関連記事:大きいニキビの原因や粉瘤との違いについて

脂肪腫

脂肪腫は 皮下にできる良性の腫瘍で、40代以降の男女に多くみられます。
大きさは1cmから20cmほどと小さなものから大きなものまで人それぞれです。
自然に治ることはないので脂肪腫が大きくて気になる場合には手術により切除します。

化膿性汗腺炎

化膿性汗腺炎(かのうせいかんせんえん)では主に脇の下、お尻、乳房、脚の付け根に炎症が生じます。遺伝的、物理的刺激、ホルモン、その他の影響を受けてでき、オデキやニキビと間違えられやすい見た目をしています。痛みや赤みを伴い、悪化すると膿が出たり跡が残ったりするので放置せず皮膚科を受診する事が大切です。

帯状疱疹

帯状疱疹(たいじょうほうしん)は水疱瘡(みずぼうそう)ウイルスが再活性化して起こる感染症です。したがって、これまでに水疱瘡にかかった事がある方は誰でも帯状疱疹になる可能性があると言えます。 帯状疱疹の特徴として体の左右どちらかにピリピリとした違和感、痛みを感じ、水疱や丘疹、紅斑が生じます。

脇にニキビが出来る原因

剃刀、毛抜きでのムダ毛処理

近年はレーザー脱毛の人気が高まっていますが、剃刀や毛抜きでムダ毛処理をしている方も多くいらっしゃいます。剃刀や毛抜きでの自己処理はコストがかからず自宅で出来る手軽さもありますが、処理のたびに皮膚を傷付けてしまいます。 皮膚が傷付くと毛穴が開いたり細菌が付着して炎症を起こしたりして、ニキビが出来る事があります。 自己処理で繰り返しニキビができる場合、脇だけでもレーザー脱毛に切り替えて良いかもしれませんね。

汗の放置

脇は汗をかきやすい部分なこともあり、特に夏場は脇の下がじっとりと汗で湿った状態になります。脇汗を拭わないで放置していると細菌が繫殖してニキビができやすい環境を作ってしまいますので、汗をかいたらこまめに拭き清潔を保ちましょう。

摩擦による刺激

脇は皮膚が薄いため、ゴシゴシとこすれば皮膚が傷ついてしまいます。脇の臭いが気になってタオルや汗拭きシートで力強く拭くと傷ができて細菌が侵入しやすくなるので要注意です。 顔や首など他のパーツも同じことが言えますが、肌にはなるべく刺激を与えないように心がける事が大切です。

脇ニキビの治療方法

脇ニキビ治療は以下の「抗生剤の内服・外用」「過酸化ベンゾイルの外用」がメジャーです。きちんと治療を続ければニキビレスなお肌を取り戻せるケースがほとんどですし、お肌や体に負担をかけずに治療していただけます。 また保険診療で治療費の負担も少ないので、自由診療を考える前にこちらを試してみても良いでしょう。

抗生剤の内服・外用

抗生剤はニキビの原因であるアクネ菌やブドウ球菌を殺菌してニキビを治していきます。 お薬によって効果や副作用などがありますので、医師の診断のもとご自身に合った内服薬、外用薬を用いることになります。処方されたお薬を自宅で飲んだり塗ったりするだけなので手軽さはありますが、ニキビの症状によってはお肌がキレイになるまで数ヶ月かかることもあります。 なかなか治らないと治療を中断したくなる気持ちになるかもしれませんが、しっかりと治すためには内服薬・外用薬の使用をやめない事が大切です。 治療の効果が感じられず不安になった際にはお薬の使用をやめるのではなく、医師に相談しましょう。

抗生剤の内服・外用の詳細はこちら

過酸化ベンゾイルの外用

過酸化ベンゾイルにはニキビ菌やブドウ球菌の殺菌効果と、古い角質を剝がしやすくするピーリング効果がありニキビ治療だけでなく予防に対しても効果を発揮します。 過酸化ベンゾイルを含む外用薬には「ベピオ」「デュアック」「エピデュオ」など様々ありますので、医師の診断のもと症状に合ったお薬を使用してください。

脇ニキビの治療は、はなふさ皮膚科にお任せください。

当院は保険診療および自由診療を駆使し、あらゆる難治性のニキビ、ニキビ痕の治療に取り組んでいます。安全性、効果が保証されている治療のほぼすべてを網羅しており、あらゆる治療に対応することが可能です。

監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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