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2021年01月07日

毛穴の黒ずみの原因は?日ごろのケア方法と治療方法

毛穴の黒ずみは、自分でケアしてもなかなか治らないもの。 ブツブツとした黒ずみは、見るたびに憂鬱になってしまいますよね。黒ずみを除去したいと思う方は多いですが、セルフケアで除去できるのでしょうか?

今回は毛穴の黒ずみの原因やケア方法、治療についてご紹介します。

毛穴の黒ずみの原因

毛穴の黒ずみは「皮脂の分泌の亢進」、「毛穴の閉塞(毛穴の開口部における角化亢進)」、「毛穴周囲のエラスチンの変性、減少」が原因でできることが多いです。

毛穴の黒ずみは「角栓」という、角質と皮脂が混ざり合った状態のものです。 角質にはメラニンが含まれていますので黒っぽく見えるほか、皮脂は酸化すると黒っぽくなります。 毛穴に角栓が詰まってしまうと皮脂が溜まりやすくなり、さらに毛穴が開いてしまって黒ずみが目立つようになります。

そのため、皮脂分泌が多い部位は毛穴に黒ずみができやすくなります。 「イチゴ鼻」と呼ばれる鼻の黒ずみにお悩みの方が多い理由は、鼻は皮脂分泌が多く、黒ずみができやすい部位のためです。

黒ずみセルフチェック

以下のような項目に当てはまると、毛穴に黒ずみができやすいと考えられています。

黒ずみチェックリスト

  • 食生活が乱れている(肉・脂が多いなど)
  • 睡眠不足
  • 慢性的なストレス
  • 厚化粧
  • ニキビが多い
  • 化粧を落とさずに寝ることが多い
  • 顔を擦りすぎる
  • 紫外線を多く浴びている

黒ずみのNG対策

角栓を強引に取る

毛穴に角栓が詰まることで黒ずみが生じるため、自分で角栓を押し出したりテープで除去したりする方もいらっしゃいますが、基本的に角栓を強引に取るのは良くありません。

角栓を取った直後は一時的にキレイに見えますが、毛穴の表面に傷がつくため炎症が起きてむくみ、毛穴の通りが悪くなってしまいます。毛穴が余計に目立ちやすくなることもありますので、毛穴を傷つけるのはNG対策となります。

厚化粧

毛穴の黒ずみを隠そうと厚化粧すると、黒ずみが悪化してしまうため注意が必要です。 化粧は毛穴を塞いで毛穴の通りを悪くしてしまうため、毛穴が開いて黒ずみやすくなってしまうと考えられています。黒ずみをカバーしたい気持ちはあるかもしれませんが、毛穴の黒ずみを悪化させないように化粧を控えたり、なるべく薄化粧するようにしましょう。

よくある疑問

毛穴の黒ずみに関して様々なセルフケア方法が紹介されていますが、実際に効果はあるのでしょうか? 以下では、医学的な視点からよくある疑問にお答えします。

噂①:ボディークリームや軟膏で毛穴の黒ずみがとれる?
答え:×
ボディークリームや軟膏を使っても、毛穴の黒ずみはとれません。

噂②:綿棒で角栓や毛穴の黒ずみがとれる?
答え:×
あくまで一時的な改善で、長期的にはかえって黒ずみが悪化する可能性があります。

噂③:オイルマッサージで毛穴の開き、黒ずみは改善される?
答え:×

噂④:毛穴の黒ずみは重曹で落ちる?
答え:×
重曹で毛穴の黒ずみが落ちることはありません。

噂⑤:市販の毛穴吸引器は効果ある?
答え:△
あくまで一時的な改善です。

噂⑥:脱毛したら毛穴がキレイになる?
答え:△
部位によってはキレイになることもあります。

噂⑦:洗顔で黒ずみはとりきれる?
答え:△
適切な洗顔をすれば、黒ずみが薄くなる可能性があります。

黒ずみの正しい予防方法

生活習慣の改善

過度なストレスや運動不足はホルモンが乱れて、毛穴が目立ちやすくなると言われています。また、運動不足は汗をかいたり適切に皮脂を出さなくなるため、毛穴が詰まりやすくなって黒ずみができやすくなると考えられています。 適度な運動やストレス発散、食生活などの生活習慣を改善すれば黒ずみができにくくなりますし、心身も健康に保てますね。

紫外線対策

紫外線を浴びると、毛穴周囲にある「エラスチン」という成分が変性したり減少したりし、毛穴が開きやすくなると考えられています。 毛穴の黒ずみ以外にも、紫外線はシミやしわなど様々な肌トラブルの原因となりますので、日焼け止めや帽子、日傘などを用いてしっかり紫外線対策しましょう。

保湿

皮脂の過剰分泌や角栓の毛穴詰まりを防ぐには、自分で無理矢理除去するのではなく肌のターンオーバーを正常に保つことが大切です。 洗顔後には化粧水や保湿剤を使って、十分に保湿するようにしましょう。

クリニックでの黒ずみ治療

当クリニック“はなふさ皮膚科”では、患者様の症状や肌質に最適な治療をご提案し、お肌悩みを改善いたします。医師がじっくりカウンセリング・診察したうえで施術いたしますので、初めて美容医療を受ける方も安心してお問い合わせください。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、肌表面の古い角質を取り除いて肌のターンオーバーを促す治療方法です。毛穴の詰まりを解消するため、毛穴の黒ずみを改善することが可能です。

当クリニックでは肌への刺激が少なく、術直後から効果を実感することができる「サリチル酸マクロゴール」というピーリング剤を扱っております。 毛穴の黒ずみ以外にも、ニキビや小じわ、皮膚のくすみも改善できますので、肌全体を良くしたい方にオススメです。

ケミカルピーリングの詳細はこちら

ダーマペン

ダーマペンは、肌に微細な穴を開け、成長因子を浸透させて肌再生を促す治療方法です。 皮膚の若返りや小じわの治療など幅広く用いられていますが、特に毛穴やニキビ痕の治療にオススメです。 当クリニックでは患者様の症状に応じてオーダーメイドで針の深達度を変えておりますので、より確実な効果が期待できます。

ダーマペンの詳細はこちら

フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーは点状にレーザーを照射して皮膚に強い刺激を与え、皮膚の再生を促す治療方法です。日本では主に毛穴、ニキビ跡の治療に用いられており、非常に高い効果を発揮します。

炎症後色素沈着や赤みなどの副作用がありますが、一時的なものですので安心して治療していただけます。

フラクショナルレーザーの詳細はこちら

監修医師紹介

院長
花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
経歴
  • 平成18年3月  東京大学医学部医学科卒
  • 平成18年4月  癌研究会有明病院(初期研修医)
  • 平成19年4月  東京大学医学部附属病院(初期研修医)
  • 平成20年4月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(専門研修医)
  • 平成20年7月  東京大学医学部附属病院皮膚科・皮膚光線
    レーザー科(助教)
  • 平成20年12月  NTT東日本関東病院皮膚科(医員)
  • 平成22年7月  東京厚生年金病院皮膚科(レジデント)
  • 平成23年7月  三鷹はなふさ皮膚科開設
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